RCIはひとつのインジケーターですべての期間のチャンスを示す!

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力のあるトレーダー何人もが使っているのは「RCI」その理由は?

「この人すごいな」と思うトレーダーの方のインタビューを見ると、「RCIを使っています」という意見が多かったりします。

それなら私たちも使ってみましょう!!

RCIとは

チャート下のほうに表示されるオシレータ系のインジケーターで、「売られすぎ」「買われすぎ」を見つけることができます。

RSIみたいに「売られすぎ」の形になるのがRCIです。

例えば、価格に順位をつけ「高値は1位」としてその高値が大昔だったらどうでしょう?
⇒大昔に1位の高値をつけて下がってしまえば、今その高値とはめちゃくちゃ離れていることになります。

こういうときのRCIは「-100」に近づいていきますが、これが【RCIのしくみ】です。

※【順位に関して】
「価格の順位と時間の順位が離れていると乖離が起きる」「RCIはそれを描いているんだよ」ということです。
価格の順位は、上に書いたように「1番の高値なら1位」みたいになります。
時間の順位とは「今日が1位なら昨日は2位、おとといは3位…」のように数えているだけです。

※うまく「売られすぎ」や「買われすぎ」の形を描くために、3乗したり割り算したりしてちょっとややこしい計算をしています。

RCIを標準装備している海外FX

•Tradeview (トレードビュー業者)のcTrader

Tradeviewには2種のプラットフォームがあります。

cTrader(シートレーダー)を使うとそのなかに標準装備されています。

今回使いたい「RCIの3本表示」もできます。

※2021年時点です。
まだ少ないですが、珍しいインジケーターも入れてくれるiFOREXにも期待しています。

標準装備ではないがなんとかなる海外FX

標準装備ではないですが「外部インジケーター」を使うことでRCIを導入できます。

外部インジケーターには便利なものがあるので、「RCIの3本表示」が最初から設定されているのを選べばとても楽です。

※cTraderが使えるTradeview以外は、ほとんどの海外FXがMT4かMT5を使っています。
※どうしてもRCIが使えないのは、独自のプラットフォームを持つiFOREXくらいなのです。

外部インジケーターとは

世界の有志が作ってくれて誰でも使えるようにしてくれているのが外部インジケーターです。

無料のもので充分なので、高いお金を出して買う必要はありません。
MT4とMT5は同じ会社が提供する無料プラットフォームです。

海外FXのほとんどがこれでトレード環境を提供し、インジケーターも最初から優秀なものが膨大に揃っています。

それでも、使いたいインジケーターの全てがあるわけではありません。
残念ですが、人気のRCIは最初から入っていません。

しかし、外部インジケーター導入は難しくありません。
ダウンロードしてMT4やMT5内のフォルダにコピー&ペーストするだけです。

外部インジケーターの導入方法など、こちらも読んでみてくださいね。
『【インジケーター特集!】海外FXで勝率アップおすすめ3選!』

MT4MT5に【3本表示】RCIを導入する

そんなわけで、RCIを導入するには外部インジケーターを使うことになります。
「短期」「中期」「長期」の3本を表示して使いたいので、それができるものが良いです。

ここでは、おすすめインジケーターを紹介しておきます。

URL名前
MT4https://www.abysse.co.jp/mt4/indicator_name_r.htmlRCI_three.ex4無料インジケーターが集まっているサイト。無料のRCIは意外と少ないのです。
MT5http://htfx.blog.fc2.com/blog-entry-113.htmlHT_3RCI一般の方のブログです。HT_3RCIは上のほうにあります。クリックすると無料で使わせてもらえます。感謝しつつ導入しましょう。

※色々なサイトに行くときは、自分のPCのセキュリティ対策もしてからにしましょう。

ほかの外部インジケーターのいろいろな使用例はこちら。
『【無料】おすすめの外部インディケータ3つを画像付き解説!【怪しくないの限定】』

RCIの設定

導入出来たら、早速表示して設定を確認してみましょう。

初心者の方へ
設定は特に触らなくても使えるので、難しいならこの章はスルーして「RCIでのトレード方法」から読んでくださいね!

【RCIの期間設定】
RCIのライン上を右クリック→メニューが出るので「パラメーターの入力」を選択
(「値」のところに上から3つ数値を入力できるようになっています。)

よく使われているパラメータ設定があり、それでほとんどの銘柄をトレードできると思います。
上の例の外部インジケーターは、最初からこの設定になっていることがほとんどです。

一般設定

ここからはMT4で解説します。
下の表が一般設定で数字は「期間」です。
一般設定とは、もとになるパラメーター設定の事です。

※tPr1などの名前はインジケーターで変わることがありますが、要するに「短期、中期、長期」のRCIの期間を設定しているだけです。

tPr1tPr2tPr3
一般設定2652

この設定で使ってみて、しっくりこなければパラメータ設定のところの数字を変えて調整できます。

短期でスキャルピングをする人はtPr1を9よりも小さくすると敏感になります。

相場に合わせてインジケーターの設定を変えていく方法はこちら。
『【わかりみインディケータ】MACDを勝ち設定にして利益をあげる!』

設定を調整する方法

他にもこんな設定が使われています。
エントリータイミングの考え方は同じです。

• マルチタイムフレーム設定

(主にトレードに使う足を「1時間足」とする場合)
「4時間」「1日」「5日」などの期間を設定する方法です。
上位足の様子を見て、現在の価格の強弱を比べます。

現在の様子はtPr1で見ておきます。
次に「1日のうち今はどうなっているのかをtPr2で見る」ということです。
【長期から短期へと順に見る】ということです。

※ただし、この方法は1時間足以外では使えないので他の足でトレードするときは最初からパラメータを出しなおします。

tPr1tPr2tPr3
1時間足にマルチタイム4(4時間)24(1日)220(5日)

• 上位足のRCIを出しておく設定

(トレードは1時間足だけれど)
「一般設定を4倍にして4時間足のRCIを見る」という方法です。
できるだけ有利な場所でエントリーして、リスクリワード比を高めたいときに使います。

これはデイトレード~数日間のスイングトレードをするためですが、4時間足で見るよりも「押し目」「戻り」を細かくキャッチできます。
トレードは4時間足の感覚でします。

※この設定も1時間足以外では使えません。
とはいえデイトレードとスイングトレードで絶大な威力を発揮します。

tPr1tPr2tPr3
一般設定36(94時間)104(264時間)208(524時間)

※何本も出せる外部インジケーターもあり、それだと一般設定のRCIも同時に出せます。
ただし、混雑していて判断しにくいかもしれないので個人的には3本くらいがおすすめです。

※どの方法も必ずデモトレードで試してから実践で使ってください。

リスクリワードとは

「リスクリワード」はよく聞く言葉です。
これは日本語だと「利益と損失の割合」のことで、比率の計算をすればいいだけです。

利益のほうが多いのが良いに決まっているので、この式が「1」以上になるようにします。

勝ち÷負け

実際は、「リスクリワードレシオ」といって勝ちと負けの金額の平均を比べたりします。
「期待値」にも関係してくるので、深く知って活用したい方はここも読んでください。

海外FXをギャンブルにしない!トレーダーの期待値とは?

RCIでのトレード方法

3本あればトレンド系がいらないほど便利!というのは言い過ぎかもしれませんが・・
トレンドをチェックするのを忘れてRCIだけでトレードして利益を出せてしまったことが何度かあります。

そのくらい便利なインジケーターで、有名トレーダーがおすすめしているのもわかる気がします。
ここで、一般設定でのトレード方法を紹介します。
※設定を触らないままトレードするということです。

ポイント
・上に行きすぎたら買われすぎだから「売り」のタイミングを待つ
・下に行きすぎたら売られすぎだから「買い」のタイミングを待つ

スイングトレード(長期)

日足以上でトレードします。

(下の例は日足の場合)最近の為替は数週間で全戻しみたいなことがよくあります。

「スイングだけどすぐに損切り」ということもあるのでそのつもりでやりましょう。

①aのところは3本すべてが天井にあります。
そこから、ほぼ同時に下がっていくので下降トレンド発生でした。
エントリー場所は必ず赤い短期のラインで決めます。
ただし1の後、短期ラインが下がり始めてもトレンド転換という決め手になっていません。
③そこでもう少し待って、ブルーとグリーンのラインが落ち始めるまで様子見します。
ブルーとグリーンが落ち始めてから、赤が上に行って落ちてきたらショートポジションを持つことができます。
(これは、戻り売りをしていることになります)
2~5は全てチャンスで、赤が落ち始めたのを確認してからショートポジションを取れます。

【注意】3と4はブルーとグリーンのライン、つまり長期と中期のラインが逆転しています。
これは何かが起きているわけなので、急変に備えてショートしたとしてもストップ注文の位置を狭くするほうがいいです。

慎重にするなら、3と4ではトレードを見送ってもいいです。
スイングトレードなのでゆっくり構えましょう。

⑤5は最後のチャンスです。
ブルーとグリーンのラインは下にべたっと落ち切っています。
(b)の強い下降トレンドということで安心してショートができます。
⑥ところが、安心してショートをしていると6のところで赤が上がり始めました。
このままブルーとグリーンも上がっていけば、(c)ショートを一切やめて様子見をするべきなのです。

ポジションを持っていたらいったん手仕舞いをしましょう。

以上、スイングトレードでしたが他のトレードも基本は同じ考えです。

デイトレ(中期)

半日くらい~数日間ポジションを持ち続けるトレードです。

4時間足以下でトレードするのをおすすめします。

ただし、日足は必ず毎日見るようにしましょう。
トレードの考えかたは同じです。

ブルーとグリーンのラインでおおまかなトレンドを知り、赤の短期のラインで売買タイミングを決めるということです。
デイトレードなので、すぐに手仕舞いしていきます。

(上は4時間足です。)
aのところで全てのラインが天井に来ました。

ここから本格的な上昇トレンドが始まったのですが、aが上にあるのでリスクリワード比がよくありません。
(ストップ注文がいいところに置けなくて、損失額が増えそうということ)

そこで、1,2,3,4まで来るのを待ち上がり始めたらロングをします。

利益確定の場所は、それぞれ以下になります。

  • 1は5
  • 2は6
  • 3は7
    (3のある左側のあたりでロング、右側のところはあまり下がっていないので見送り)
  • 4は8

ただし、3と7の間のbでブルーが下がっているので大幅な下げを警戒します。
(今見れば警戒の必要なくあとから上がっているのがわかりますが、それは今見たからの話です。)

その場で「必ず上がる」という根拠が見当たらなければ警戒が必要です。

スキャルピング

数分~数10分くらいしかポジションを持たないので、ティックチャートか1分足~5分足くらいで使います。

①aまではブルーとグリーンのラインが上にあるので、1でロングをします。
利益確定はすぐ次の2でします。
2が下がり始めたあとにブルーとグリーンはaからbに下がるので、もうロングはできません。
③3と4の前後は、赤のラインがジグザグになり安定していません。
よく見るとbのところでブルーが上がり始めています。
ここはロングもショートもできません。
心配していたとおり、ブルーはcまで上昇してしまいました。
④しかし赤も5まで上昇、すぐに2本とも落ち始めています。
中期も短期も下がるということなので、ここでショートをすると勝ちやすいです。

利益確定は赤が下に落ちきったときにします。

  • ここまでは中期と長期でトレンドをみて、
    短期で売買タイミングを決めるというやり方を紹介しました。
  • また、スイングトレードをしていてRCIが全部下に行った瞬間に
    「底だろう」と判断してロングをするというやり方もあります。
    逆の場合はショートです。
    そういうときはトレンド系のインジケーターも見て確実性を高めましょう。
    これがうまくいくと大きな利益になることがあります。

MT4操作方法もチェック!
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相性のいい他のインジケーター

トレンド系のインジケーターと合わせて使いましょう。

スキャルピングのときは、RCIだけである程度の利益を出せてしまいます。
しかし、周りを見ずに目の前の上下だけに振り回される可能性もありますし、大きなトレンドを見ておくのは大切です。

※基本、何でも合いますがボリンジャーバンドは似たような波を描くので比較することが出来ないため相場の異常に気づきにくいことがあります。

ごく普通に移動平均線のうち好きなものを使えば、大きな流れを見ることができます。

移動平均線のパラメーターですが、RCIと同じにする必要はなく移動平均線でよく使われる数値にしておいて大丈夫です。
(具体的に5,14,21,25,50,75,200などです。)

特によく見られているのは「5」「25」「75」「200」です。
使いづらければ好きな数値にすればいいでしょう。

おまけ知識【計算方法】

使い方だけ知っていても充分海外FXで利益が出せるはずです。

「もっと深めたい」「EAを作りたい」とかいう時のために、計算方法を知っているほうがアレンジもしやすいので書いておきます。

RCI={(1-6d)/n(nの2乗-1)}*100

※「n」は期間、「d」は二つの順位の差を2乗して合計した数値です

リンクも載せておきます。
https://kabu.com/investment/guide/technical/14.html

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