今回は、数ある海外ブローカーの中から「Big Boss」について詳しくお伝えしていきます。
もくじ
- 1 Big Bossの会社概要
- 2 Big Bossのアカウントの詳細
- 3 レバレッジ
- 4 ゼロカットシステム
- 5 通貨ペア
- 6 トレードプラットフォームの特徴
- 7 「EA」(Expert Advisor)
- 8 「Web MT4」
- 9 通貨ペアとスプレッド
- 10 通貨ペア
- 11 スプレッド
- 12 スタンダード口座
- 13 プロスプレッド口座
- 14 スワップポイント
- 15 スワップポイントを確認する
- 16 ボーナス
- 17 有効証拠金
- 18 アカウント開設の手順
- 19 必要事項を入力する
- 20 本人確認書類による審査
- 21 入出金方法
- 22 出金は、銀行振込のみ
- 23 クレジットカードによる入出金
- 24 約定力
- 25 不正トレード
- 26 2つのアカウントで両建ては禁止
- 27 日本人向けサポートサービス
- 28 リアルタイムチャット
- 29 営業時間
- 30 まとめ
Big Bossの会社概要
Big Bossは、2013年、Big Boss Holdings Company Limitedによって設立されました。
当初は、ニュージーランドのライセンスを取得しているという表記も見られましたが、
2016年からはその表記はなくなり、取得しているライセンスは不明です。
「セントビンセント及びグレナディーン諸島」(SVG)に本社があり、
SVGのインターナショナル・ビジネス・コーポレーション(IBC)に登録されています。

2019年より初代K-1 WORLD GP クルーザー級王者の「シナ・カリミアン選手」の公式スポンサーに就任しています。
この際に厳しい審査もあったと考えられますので、
超一流選手の公式スポンサーになったことでBig Bossの信頼度は向上しています。
ただし、公式サイトを確認しても、「スプレッド」「スワップポイント」「入出金方法」など多くの項目が公表されていません。
珍しいスタイルですが、こういった項目をはっきりと確認するためには、Big Bossで口座を開設する必要があるでしょう。
公式サイトで公表されていない項目が多いため、Big Bossのサービスについて説明しているサイトの多くが古く、現状とは異なる記載になっていることも注意が必要です。
今回はBig Bossのサービスについて、タイムリーに内部から確認していきます。
・K-1チャンピオンであるシナ・カリミアン選手の公式スポンサー
Big Bossのアカウントの詳細
Big Bossのアカウントは、FXに関しては、二つあります。
まずは、スプレッドがやや広めの「スタンダード口座」、もうひとつは、スプレッドが極めて狭い「プロスプレッド口座」です。
Big Bossには、FX以外に仮想通貨取引所口座の「FOCREX口座」というものもありますが、
FXの取り引きはできません。ちなみに、スタンダード口座では、ビットコインをはじめとした仮想通貨も取引が可能になっています。

レバレッジ
スタンダード口座、プロスプレッド口座ともに「レバレッジ最大555倍」に設定されています。
日本国内は、金融庁の規制によりレバレッジが25倍(今後はさらなる引き下げも検討されています)ですから、その差は歴然です。
日本のブローカーの場合、仮に1ドル110円だとすると、10万通貨を運用するのに最低でも44万円の資金を準備しなければなりません。
しかし、Big Bossの場合だとレバレッジを555倍まで効かせることができるので、
19,820円の資金で始めることができます。
どちらの場合も為替レートが1円変動することで10万円の利益になることは変わりませんが、
少ない資金の方が有利なのです。
ゼロカットシステム
Big Bossは「ゼロカットシステム」も採用しています。
ですので、2万円の資金から10万円の利益を得て12万円になることはあっても、
10万円の損失でマイナス8万円になることはありません。
ここも日本国内との大きな違いです。
日本国内では、ゼロカットシステムが禁止されているため、マイナス分は借金として追証が発生しますが、Big Bossでは、マイナス分はリセットされる仕組みです。
2営業日以内にリセットされることになっていますので、
3営業日経過しても残高がマイナスの場合はサポートセンターへ問い合せしてください。
つまりBig Bossでは借金返済の追証は発生しないということです。
通貨ペア
通貨ペアの中でもUSD/RUB、USD/TRY、USD/ZARについては、
レバレッジが50倍に固定されています。
これはスタンダード口座、プロスプレッド口座ともに同じです。
スタンダード口座で扱える仮想通貨のレバレッジは5倍固定です。
なお、最低入金額はなしで、1Lotは10万通貨が基本通貨となります。
最小単位は、0.01Lotですので、千通貨からの取引が可能です。
マージンコールは、証拠金維持率50%、強制ロスカットは証拠金維持率20%ですので、ギリギリまで反発を期待してポジションを保有することができる環境になっています。
・プロスプレッド口座→スプレッドは狭いが、別途手数料がかかる
トレードプラットフォームの特徴

Big Bossで使用するトレードプラットフォームは、
世界中のトレーダーが愛用している「MT4」(Meta Trader4)になります。
ロシアの「MetaQuotes Ltd.」(2019年8月社名変更、前MetaQuotes Software Corp.)が開発し、
無料提供しているもので、圧倒的なシェアを誇っています。
MT4の操作に慣れれば、海外ブローカーだとどこでも取り引きできるようになるといっても過言ではないでしょう。
ここが国内FXとの大きな違いです。国内FXだと各ブローカーが独自のトレードプラットフォームを提供しているため、操作方法がバラバラです。
「EA」(Expert Advisor)
しかも、MT4だと一流トレーダーが独自に開発している「EA」(Expert Advisor)という自動売買ツールが使いたい放題です。
無料のEAもあれば、高額で販売されているEAもありますが、世界中で開発されていますのでその数は膨大です。
自分のトレードスタイルに合ったものや、実際に成果を出しているものを選べば、
パソコンやスマホの画面に映し出されたチャートに張り付いていることなく、24時間自動で売買を繰り返してくれます。
このような「システムトレード」を行うには国内よりも海外のブローカーの方が適しているのです。
「Web MT4」

通常MT4をダウンロードしてから利用することになりますが、
Big Bossでは「Web MT4」でも取引が可能です。
Web MT4 は、パソコンのスペックに左右されずMT4を利用できます。
テクニカル分析をする際に使用するインジケーターも多数使えますので便利ですが、EAは利用できません。
Web MT4EAを利用したい場合は、Big Bossの公式サイトからMT4をダウンロードしておく必要があります。
セキュリティを考えると、パスワードがわかればどこの端末からでもアクセスできるWeb MT4よりも、ダウンロードしたMT4の方が安全に使用できるでしょう。
通貨ペアとスプレッド

通貨ペア
通貨ペアは、30種類以上で、メジャー通貨以外にもトルコリラ(TRY)、南アフリカランド(ZAR)、ロシアルーブル(RUB)、シンガポールドル(SGD)が取り扱えます。
CFD(差金決済取引)としては、他にも金や銀といった貴金属、日経225やNASDAQといった株価指数、エネルギー、そしてビットコインといった仮想通貨も取引ができます。
FXと一緒に仮想通貨も扱っていきたいトレーダーにとっては利用しやすい環境です。
なお、取引時間は、
- 夏時間 … 月曜6:05~土曜6:00
- 冬時間 … 月曜7:05~土曜7:00
スワップポイントが付与されるロールオーバーは、
- 夏時間 … 6:00
- 冬時間 … 7:00
となっており、週末分を含めた3日分が付与されるのが水曜になります(日本時間で木曜早朝)。
スプレッド

気になるスプレッドですが、Big Bossは公式サイトでは、スタンダード口座とプロスプレッド口座のどちらもNDD方式(ノーディリンググデスク)で、ECN(Electronic Communications Network)を採用していると記載しています。
ECNは、電子通信ネットワークに直結させて約定する仕組みのため、スプレッドがとても狭く、
別途手数料がかかるのが一般的です。
ただ、実際に手数料が別途かかるのはプロスプレッド口座のみで、10万通貨(1Lot)の往復で9ドルの手数料です。1ドル110円だとすると990円になります。
スタンダード口座は、ECNと表記されているものの手数料は無料になっています。
スタンダード口座
スプレッドは、変動制で米ドル/日本円(USD/JPY)だと、「スタンダード口座で1.3pips~1.5pips」ほどです。
他の海外ブローカーのNDD方式のSTP(Straight Through Processing)アカウントと比較して、特別広いわけでも、特別狭いわけでもなく平均的なスプレッドといえます。
プロスプレッド口座
「プロスプレッド口座はECNらしい0.2~0.3pips」ほどで業界最狭水準ですが、1Lotの手数料が9ドルですから実質コストは1.1~1.2pipsと考えた方がよいでしょう。
スワップポイント
Big Bossは、公式サイトではスプレッドもスワップポイントも開示していませんので、口座を開設して、MT4上から確認していくことになります。
スワップポイントは、「気配値を表示」させて、MT4の左側に表示されている通貨ペアを右クリックし、「仕様」を選択すると確認できます。一律に開示されていない点は不便です。
スワップポイントを確認する
Big Bossのスワップポイントの計算式は、
「契約サイズ×Lot×最小価格変動数×スワップポイント」になります。
例えば、米ドル/日本円(USD/JPY)だと、どのくらいのスワップポイントになるのでしょうか?
変動制ですので、日々確認していく必要がありますが、2月下旬の時点では、米ドル買いのロングポジションだと「0.3」、米ドル売りのショートポジションだと「マイナス17.2」です。

米ドル/日本円(USD/JPY)の最小価格変動数は0.001ですので、
10万通貨(1Lot)のロングポジションを保有していると、「1日30円」のプラススワップを受け取ることができます。
5Lot保有していれば5倍の150円のプラススワップです。
両建てした場合、同じ1Lotでもショートポジションだとマイナス1,720円のマイナススワップになり、損失がどんどん膨らんでいきますので注意してください。
ショートポジションで為替差益を狙う場合は、セッション終了時間までに決済してしまえば、
マイナススワップが付与されませんから、デイトレードであれば大きな問題はありません。
Big Bossのスワップポイントは、他の海外ブローカーと比較して決して高くはありませんので、
中期・長期でポジションを保有するスワップトレードにはあまりむいていませんが、日本の銀行に定期預金するよりも多くの利息を得ることができます。
555倍のレバレッジを上手に活用しましょう。
ボーナス
海外FXといえば充実した「ボーナス特典」があります。
もちろんボーナスがまったくないというブローカーもありますが、
Big Bossは2019年7月より「TRADING BONUS」を実施しています。

こちらは「1Lotの取り引きで、4ドルのボーナスを貰える」というサービスになります。
取引量が多ければ多いほど、付与されるボーナスも増えていきますので、1日に何度も取引をするトレーダーにとっては嬉しいサービスです。仮に5Lotの取引を10回行った場合、1日分のボーナスはなんと200ドルです。
ちなみに他のブローカー同様、ボーナスの出金はできません。
あくまでも「Credit」として入金した資金や取引で得た利益とは別の扱いになります。
有効証拠金
有効証拠金を増やすためにボーナスを利用していきます。
レバレッジを効かせればボーナスを有効利用して利益を出すことができますし、ボーナスを証拠金として扱った取引の利益は出金可能です。
ボーナスは、週1回にまとめて受け取ることになり、目安は毎週月曜です。
FXの取引だけが対象になりますので、仮想通貨やその他のCFDの取り引きではボーナスは発生しません。
注意しなければならないのは、口座から出金すると、すべての口座のボーナスが取り消しになるという点です。口座間でボーナスの移動もできません。
このあたりの知識は知らないと損をしてしまいますので、ボーナスの取扱方はしっかりと理解を深めておきましょう。
・ボーナスは有効証拠金としてのみ利用可能
アカウント開設の手順
Big Bossは、18歳以上、80歳未満であればアカウントを開設することができます。
開設にかかる時間は、クイック口座であれば数分でできます。
Big Bossの公式サイトから「クイック口座開設」をクリックしてください。
必要事項を入力する

入力する内容について、ポイントがある項目だけピックアップしますので、確認しておきましょう。
- 口座タイプ
口座タイプを選択します。レバレッジの設定は、最大の 555倍(555:1)を設定しておきましょう。実際の取引では、実効レバレッジの調節ができますから、柔軟に対応できるように、最大レバレッジに設定しておくのがおすすめです。 - FOCREX口座を併せて開設する
Big Bossプロデュースの仮想通貨現物取引を行いたい場合は、チェックを入れます。 - 名前
ローマ字入力です。クレジットカードの利用を検討しているのであれば、まったく同じ表記にしておくとその後の手続きがスムーズです。
残りの項目は、「メールアドレス」「国籍」「移住地」など、内容に沿って入力すればOKです。すぐに入力したメールアドレスに「Live口座開設のお知らせ」が届きます。
「口座番号」「パスワード」「サーバー」が記載されていますので、
しっかり記録しておきましょう。これでBig Bossの「マイページ」にログインできるようになりました。
本人確認書類による審査
口座開設自体はできましたが、まだ出金ができません。
出金する際は、本人確認書類による審査が必要になりますので、
最初から終わらせておいたほうが良いでしょう。
本人確認書類を提出すう場合は、Big Bossの公式サイトで、クイック口座開設ではなく、
「新規口座開設」をクリックしてください。
審査に必要な書類は下記の通りです。

クイック口座開設後も、マイページに「ユーザー本登録が完了していません」と表示されますので、
「ユーザー本登録はこちら」をクリックすれば本人確認書類のアップロードができます。
審査に要する時間は1営業日が目安になります。
住所はすべて統一されていないと審査を通過できないので確認が必要です。
入出金方法
Big Bossの入金方法は、「国内銀行送金」「海外銀行送金」「クレジットカード」「bitwallet」「BXONE」になります。(bitcoinによる入金は現在できない状態です)

出金は、銀行振込のみ
入金については、いくつかの選択肢がありますが、出金については「銀行振込のみ」となっています。また、一律2,000円の手数料がかかり、着金まで2~5営業日(ただし500万円以上の出金についてはもっと時間がかかります)です。
海外銀行送金での出金しか選択肢がない海外ブローカーがありますが、
span style=”background-color:#fff7cc;font-weight: bold”>それだと4,000円前後のリフティングチャージがかかりますので、それに比べるとBig Bossは、出金のコストを抑えることができます。
ボーナスが消滅するといった点も加味すると、出金の機会はかなり絞った方が良さそうです。
クレジットカードによる入出金
クレジットカードは、「Visa」「Master」「JCB」で100万円まで入金可能ですが、
出金には対応していないため、クレジットカードでの入金60日以内には出金できないという制限があります。
他のクレジットカードを利用したい場合は、まずbitwallet口座を開設し、
そちらに入金するという方法がありますが、bitwallet口座にクレジットカードから入金する場合は、
入金額の4%~5%の手数料を支払う必要があるのでコスト面であまりおすすめはできません。
オンライン決済サービスでの入金ではBXONEも可能で、こちらは仮想通貨による入金ができる他、
クレジットカードでの入金手数料も発生しない点がメリットですが、対応しているのはVisa、Masaterのみです。
・出金方法は銀行振込のみで、手数料が2,000円かかる。
約定力
NDD方式の場合、国内FXのDD方式(ディーリングデスク)と違い、
ブローカーの利益を増やすための意図的な約定拒否やリクオートが行われることはほとんどありませんが、約定力によってはスリップページが発生します。
約定力が低いと、注文が滑って不利な価格での約定になるのです。
わずかな差でも積もり積もれば大きな金額になります。
ですからFXで利益をあげていくためには、約定力の高いブローカーを利用することは重要なことです。
その点において、Big Bossのサーバーは、世界有数のデータセンターである「Equinix社」に設置されています。
ここには注文のカバー先となるLPのサーバーも多く設置されているため、
とても高い約定力を実現させています。安心して取引に集中ができる環境が整っているということです。
不正トレード
ブローカーによって不正トレードの定義は様々で、たとえば、Aのブローカーで許可されていたことが、Bのブローカーでは違反対象となるといったケースもあります。
不正トレードを行うと一般的には口座は凍結されます。
口座が凍結されると取引ができないばかりではなく、入金や出金もできなくなってしまいます。
不正トレードによって凍結された場合、審査を通過することはできませんので、そのブローカーを二度と利用できません。ですからなんとしても口座凍結は避けたいところです。
2つのアカウントで両建ては禁止
Big Bossでは「2つのアカウントでの両建ては禁止」となっています。
span style=”background-color:#fff7cc;font-weight: bold”>スタンダード口座とプロスプレッド口座の両方で口座を開設することはできますが、
両建てするとボーナスの現金化が可能になってしまうので、禁止されていますので注意してください。
また、「市場の変動性の高い指標発表時を狙った取引も禁止」と公式サイトに記載されています。
ただ、あくまで、不正トレードと見なされる可能性があるということで、指標発表時に取引してはいけないということではありませんので、あまり神経質になる必要はなさそうです。
ちなみに、不正トレードが発覚するとゼロカットシステムも適用されなくなりますので、覚えておきましょう。
日本人向けサポートサービス
海外FXを検討するうえで重要となるのが、日本人向けのサービスがどれくらい充実しているかですよね。
リアルタイムチャット

Big Bossの日本人トレーダーに対するサポートについては、「リアルタイムチャット」で迅速な対応をしてくれますので、まったく心配する必要はありません。
公式サイト上でも画面右下に「何かお困りですか?」という吹き出しがあり、
ここをクリックするとチャットですぐに問い合せをすることが可能です。
しかも片言の日本語というわけではなく、しっかりした日本語でコミュニケーションができるので不自由さはまったく感じません。
営業時間
Big Bossの営業時間は「平日10:00~18:00」(日本時間)となっていますので、
こちらの時間帯ではいつでもリアルタイムチャットが利用できます。
また、メールでの問い合わせも可能なので、文章が長文になる場合はメールを活用した方がいいでしょう。
公式サイトやログインしたマイページもすべて日本語対応になっているので、問題なく利用していくことができます。
まとめ
「Big Boss」は、海外FXが初めての日本人トレーダーも安心して利用できるブローカーです。
また、下記のようなメリットも充実しています。
- 「555倍」という超ハイレバレッジでの取引が可能
- 10万通貨の取引1回につき4ドルのボーナス
- 「MT4」がトレードプラットフォームなので、EAによるシステムトレードも自由自在
- 口座開設は手軽かつ無料
いかがでしょうか。ぜひ海外FXを始めるのであればBig Bossに口座を開設して、超ハイレバレッジの海外FXを体感してみてください。