【メキシコペソ/円】スワップポイントは海外FXでもらうのが正解!

取引方法

「メキシコペソ/円」は金利の高い通貨なので、その金利をもらうためにスワップトレードをしたいですね。

証拠金が少なくてもできる海外FXなら、1度に受け取るスワップポイントも大きくなります。
※ただし、おすすめ業者のうち扱っているのは「Titan FX」のみになります。

今回の解説ポイント
● 海外FXでメキシコペソ/円をトレードするには
● スワップトレード(キャリートレード)の基礎
● メキシコペソ/円に向いている業者はTitan FX
● 業者別スワップ比較

メキシコペソ/円でスワップポイントは地獄?

図にあるように、メキシコペソ/円は大体6円から7円の間を推移しています。
そして、スワップポイントの元になる政策金利も今は「10.5%」です。
(2022年12月現在)

メキシコペソ/円は買いポジションを持ち続けていると、毎朝スワップポイントが付くので口座のお金が増えていきます。

円よりも政策金利の高い通貨との組み合わせなら、「買い」でスワップポイントがもらえます。

しかし、メキシコペソやトルコリラ、ロシアルーブルなど新興国と呼ばれる国の通貨でもらうスワップポイントでは「地獄を見た」とつぶやくトレーダーが少なからずいます。

これは、相場の急落でスワップのプラスを台無しにする損失が出ることがあるからです。

【ロシアルーブル売買再開!】トレードに使える新興国通貨の知識

そこまで地獄ではないメキシコペソ

ただし、米国との関係の深いメキシコペソは地政学的リスクが激しいトルコリラや南アランド、ロシアルーブルに比べるとそこまでひどい波にはなりません。

もちろん未来のことはわかりませんが、スワップトレードをする際に比較的ハードルが低めの通貨です。

スワップトレード(キャリートレード)とは

ポジションを長期間持ち続けることでスワップポイントをもらうトレード方法のこと。

※スワップトレードとキャリートレードは同じ意味です。

用語に馴染がないと難しいかもしれませんが、「外貨預金で利息をもらう感じ」みたいに考えて大丈夫です。
そして、FXのほうが手数料など節約できます。

FX業者は二つの通貨金利の調整をするために、

  • 売りポジションを持っている人→スワップポイントを受け取る
  • 買いポジションを持っている人→スワップポイントを渡す

※スワップポイントの支払いがあるのは市場が開いているときは毎朝です。

以上のきまりがあるので、「メキシコペソ/円の買いポジションを持ち続けると儲かる」といって実行する人も増えました。

メキシコペソ/円だけでなく、新興国通貨やオセアニア通貨のクロス円ならスワップポイントが大きくなりやすくスワップトレードの人気があります。

用語
クロス円:通貨ペアのうち右側が「円」のものでオーストラリアドル/円やドル/円など。

※詳しく知って使いこなそう
【明日から毎日もらえる!?】海外FXでスワップポイントをもらう方法

メキシコペソ/円をスワップトレードする6つのメリット

他にもスワップトレードをする通貨ペアはあり、オーストラリアドルも人気でした。
米国が利上げを加速した2022年中盤は、ドル/円でもスワップトレードができましたね。

では、あえてメキシコペソを選ぶメリットはなんでしょうか。

理由はただ一つ、「スワップポイントが大きいから」です。

しかも、少しだけ地政学的リスクも少なく国債の格付けも新興国のなかでは良いほうなので安心感があります。

下の図は、「S&P」という格付け会社の最近の格付けです。
アメリカは一番良いAAAなので、大体これをベースに考えるとわかりやすいです。

メキシコなどはAという良い格付けはあまり付けられませんが、S&Pが付けたBBBはBの上位にあたります。
Aグループのすぐ下といえるわけです。

これは、GDP世界一のアメリカ(米国)と親密であることが大きな理由です。
アメリカの大統領が特別にメキシコに不利な政策でも掲げないかぎりは貿易も安定し、以前よりも経済的に安定するのではないかとさえ言われています。

※表は格付け会社の発表から作成(各国の国債の格付け)、メキシコペソが一番良い

  1. スワップの大きい新興国のなかでは比較的地政学的リスクが少ない
  2. もしかしたら経済成長が進むかもしれない
  3. 初心者でも高金利を目指しやすくトレードも簡単
  4. 円換算で約7円なので少ない資金で大ロットを持てる
  5. スワップポイントが大きい
  6. メキシコペソはある程度の流動性がある

扱っている業者の口座さえ作れば、あとは大した手間をかけずにスワップトレードを始められるのはすごく良い事です。

良くも悪くもアメリカとは地理的にも近いので関係性が深いです。
そこで、大戦争にでもならないかぎりはアメリカの庇護のもと経済を回していけると考えてもいいはずです。

資源国かつ製造業も盛んで自国で生きていく基礎も揃っており、通貨ペアが日本で割と人気があります。
世界的にもFX人口の多い日本で人気なこともあって、流動性が担保されていて値が飛びにくく売り時を逃すことも少ないです。

※通貨としての格付けは2020年に下げられてしまいBランク上位程度(ムーディーズ)です。
しかし、国際金融公社発行のメキシコ・ペソ建て利付債券はS&Pで「AAA」、ムーディーズでは「 Aaa」と高い理由として国そのものにある程度の安心感がありそうだからと考えられます。

メキシコペソ/円をスワップトレードする5つのデメリット

  1. アメリカとの関係が深すぎて依存が裏目にでることも
  2. 不安材料で大きく値が上下することがある
  3. 事件や暴落時などにスワップも消えてしまうことがある
  4. 暴落時にはスワップの利益よりも大きな損失になることがある
  5. 海外FXで取り扱う業者が少ない
暴落は超高速で起きることがあり、NDD方式の海外FXだとしても損切り注文がすべる可能性があります。

しかし、「ゼロカットシステム」があるので置いてある証拠金以上の損失はなく追証も取られません。
それでも、せっかくコツコツ貯めたスワップポイントよりも大きな差損が出てしまうと凹むものです。

海外FXでメキシコペソ/円のトレードをする場合、大手ではTitan FX」のみが扱っているので業者を選べないこともデメリットといえなくもないです。

とはいえ、Titan FXは使いやすくMT4で操作できるので口座を作って買いポジションを持てばすぐにスワップトレードを始めることができます。
人気海外FX業者のなかでも安心感のあるところのうちの一社です。

初心者がいきなり始めて、なんとか口座を作ることができるのは日本語サービスが充実しているからです。
トレードをスタートさせるのにも、日本語スタッフが助けてくれます。

TITAN FX(タイタンFX)の評判ってどう?モットーが「丸出し」とは?

【徹底比較】海外FX業者の日本語サポートってどう?

メキシコペソ/円ができる海外FX業者

※XMとGemForexでは、米ドル/メキシコペソ(USDMXN)はできますがメキシコペソ/円(MXNJPY)ができません。

メキシコペソ/円のおすすめ海外FX業者はTitan FX

前の章でも書いたように、特に安心して初心者におすすめできるのは「Titan FX」です。

ここはメキシコペソ/円があります。
買いスワップもプラスですのでスワップトレードをすぐ始めることができるのです。

ビッグボス(BigBoss)とエクスネス(Exness)について

情報サイトによっては、「ビッグボスでメキシコペソ/円ができる」と書いているところがあります。
しかし、ビッグボス本社に尋ねたところ「この通貨ペアの取り扱いはない」とのお話でした。
(確認したのは2022年12月です。)

エクスネスにも取り扱いがありませんが「できる」と書いているところがあります。
もし現在の取り扱い銘柄を知りたければ、エクスネスは会員登録していなくても「取り扱い金融商品」の一覧のページがあるのでそこで随時チェックすることができます。

今は取り扱いがなくても、いつか始まるかもしれません。
レバレッジ無制限など珍しいサービスを展開しているので、たまに見ると良いです。

エクスネスの取り扱い銘柄「外国為替」

※メキシコペソはできないけれど面白さ詰め込みな業者たち
Exness(エクスネス)の評判ってどう?レバレッジ無制限は条件あり!
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ポイント
メキシコペソ/円のポジションを比較的安心して持てるのはいまのところTitan FXのみ

国内業者・海外業者スワップポイント比較

Titan FXでは、MT4/MT5の「気配値表示」で「仕様」を出すと「買スワップ」「売スワップ」の最新情報を見ることができます。
Titan FXのメキシコペソ/円のスワップポイントを円に換えて国内業者と比べてみましょう。

10万通貨持った時のスワップ比較

業者名買いスワップ(円)売りスワップ(円)
Titan FX1.6ポイント(160円)-2.25(225円)
マネースクエア(トラリピ)80円-56円
アイネット証券(ループイフダン)200円開示なし

※今一番スワップポイントの低い国内業者と高い国内業者を並べてみました。
()の中はそれぞれの業者の自動売買サービスの名前で、このサービス内でメキシコペソ/円ができます。

スワップは、円に直すとわかりやすいので、円で単位を揃えました。
海外FXのスワップ「ポイント」は1ロットあたりと決められていて、クロス円の場合は10万x0.001にポイントをかけると円に直せます。

10万通貨は海外FXの1ロットなのでこのように比較しましたが、国内業者は桁違いにたくさん貰えるのです。

しかし、ここで落とし穴があります。

レバレッジの違いで海外FXのほうが利率は良い

国内業者と比べて資金効率が断然いいのは「Titan FX」です。

国内業者のレバレッジは25倍固定です。
一方、【Titan FXでは500倍というハイレバレッジ】です。

1メキシコペソを7円として計算して、メキシコペソ/円を10万通貨持つための証拠金はこうなります。

  • 国内業者は28,000円必要
  • Titan FXは1,400円必要

この必要証拠金に対して、1回のスワップポイントは何パーセントかを考えると利率がわかります。

  • 国内業者 200÷28,000円x100=0.71%
  • Titan FX 160÷1,400円x100=11.43%

利率という目で見ると、今度はTitan FXが桁違いに良い事がわかります。
この例なら、Titan FXは1,400円の投資金額から11%以上の利息を毎日もらうことができるのです。

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スワップトレードの具体的な手法・手順

上の図でも書いたように「買い注文をするだけ」です。

買い注文は、チャートの左上に出る「BUY」ボタン(図の青いボタン)をクリックすれば簡単にできます。
このボタンだと「成り行き注文」といって、今すぐにポジションを取ることができます。

もし「〇円になったら買い」という「指値注文」がしたいなら、チャートの上を右クリックするとメニューが出ます。

詳しいMT4/MT5の使い方はきっちりと書いてあるので、ぜひ読んでください。

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【完全版】MT4(メタトレーダー4)の 操作方法 ~初心者編~
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※まだTitan FXの口座がない方はここを読んで作っておきましょう。
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現役トレーダーの実際の様子

これを書いているのは、ちょうど日銀がYCCの見直し直後なので残念ながらクロス円や日経平均が下がっています。
メキシコペソ/円も、メキシコというよりも円のリスクで暴落しました。

そんなとき、メキシコペソ/円を保持しているトレーダーたちは上手な対応をしたりがっかりしたりと様々な結果が出ています。

急落に備えることはとても大切そうですね。

日銀ショックでの急落後もマイペースで続ける人も居ます。
YCC見直しは利上げと同じなので株価もドル/円も下がってしまいました。
ドル/円が下がるとクロス円も下がります。

日銀の金融政策決定会合やメキシコの指標発表のあるときは気を付けなくてはなりません。

逆に、今回のように下がったところでスワップトレードを始めればコストを抑えられるともいえます。

YCCについては詳しくはこういったところを読むと良いですよ。

黒田日銀、「4度目のサプライズ」が示した限界(東洋経済オンライン)

※スワップポイント計算機の使用方法はこの記事に書きました。
オーストラリアドルは基本です。ぜひ読んでください。

【オーストラリアドル】高配当ねらいのキャリートレードはもう古い?

メキシコペソ/円のスワップトレードの注意点2つ

流動性リスクや地政学的リスクを考えれば、メキシコペソよりスワップポイントが小さくてもドル/円にするほうが良いという結論もあるでしょう。
その中間をとって、オーストラリアドル/円にするという決めかたもあります。
どれも正解です。

ただし、必ず以下の2つのことを守りましょう。
この注意点はメキシコペソ/円でなくてもあてはまるので、しっかり覚えると良いですよ!

  1. ストップロス注文を必ずいれておく
  2. メキシコ、日本の金融政策発表時とCPIや雇用統計の発表時と、経済ニュースは必ず毎日チェックする

こうしてニュースを読んで、近くで戦争が始まったなどという不穏なことが起きたら一旦ポジションをクローズするのをおすすめします。

そのためにも、ポジションを持った後は必ず定期的にチャートを見るようにしましょう。

あまりにもスワップポイントが下がってポジションを持つ意味がなくなったと判断したら、ポジションをクローズすると良いです。

スワップポイントもちゃんと毎日プラスで計算されているかも見ましょう。
なにかの原因でマイナスに変わることがあるので、そのときは一旦ポジションをクローズすると良いでしょう。

エントリーする前には、移動平均線(日足にして200日線を一度は見ましょう)などで有利な場所を探しておくと一層リスクコントロールになります。
そんないい場所がみつかったら指値注文をしておきましょう。

できるだけ利益を増やすべく細かいことをさぼらずにエントリーするのはとても大事です。

用語
ポジションをクローズ:手仕舞いのこと。持っているポジションを解消するために売りまたは買い注文を出し約定させること。

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まとめ

スワップポイントが毎日毎日積み重ねられていく、スワップトレード(キャリートレード)はとても魅力的です。
チャートや口座残高を見るのが楽しくなります。

しかし、リスクもあるので必ずここまでに書いた対策をして資金を着実に増やしていきましょう。

※いろいろわかっているほうが絶対強い
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