トレードに悩んでいる方のために、今回は【絶対オススメ「いますぐできる実質4パターン手法」】をご紹介します!
せっかくハイレバレッジの海外FX口座を作ってトレードを楽しみにしているのに、各国の金融緩和もネタ切れ。
2020年ごろから通貨の乱高下がなくなり、”FXはオワコンだ”という声を耳にします。

でも値動きがなくても利益を上げることはできます!
・どんな相場でも使える!超おすすめ手法が4つも!
もくじ
値動きのない相場のメリットデメリット
チャート上で、ドル円などの銘柄の価格が上下に動くことです。
※この記事では「値動きのない相場」の表現を「トレードしにくいくらい価格が上下しない相場」という意味で使っています。
(下のチャートはドル/円の月足です。)
ローソク足の下に表示されているのは、値動きをわかりやすく見せてくれる「ATR」というインジケーターです。
上にいくほど値動きが活発だという意味になります。
黒田バズーカという日銀の金融政策があった頃から2016年の終わりくらいまでがピークで、だんだん下がっています。
そして2018年にはリーマン後以来の低いATRとなっています。(右下の四角の中)
※この「ATR」は値動きの荒さだけを描き出し、トレンドを示すADXと間違える事があるので注意しましょう。
※ADXの解説はこちら
※ATRと値動きについて詳しくはこちら

(いろんな攻略サイトを読むときに、言葉をどういう意味で使っているか考えながら読むと混乱を防げるのでおすすめです。)
メリット:意外とスキャルピングも長期投資もできる
ハイレバレッジの海外FXで通貨ペアを取引していれば追証の心配もなく安心していられます。
とはいえ相場の急変でゼロカットになってしまうのは嫌ですよね。
【流動性のある通貨(ドル、円、ユーロ、ポンド)にあまり動きがないとき】
→政治経済がとりあえず安定していることもよくあり、無茶な金融政策が突然発表されるリスクもないので暴落暴騰の危険がとても少ないです。
穏やかなトレンドができていれば、ゆっくりと長期で取りにいくのに向いています。
スワップ狙いもいいです。
ただし穏やかでもトレンドの方向がはっきりしていることを必ず確認しましょう。

上のチャートは、「レンジ相場」「トレンド相場」も値動きが荒くなくて穏やかな状態の例です。
※スキャルピングにおすすめの業者はこちら
「【厳選3業者】スキャルピングやるトレーダーにおすすめはここ!」
こういった相場でもできることの表が以下になります。
値動きが激しいときと比較して、雰囲気をつかんでみてください。
オワコン相場とそうでない相場での立ち回り比較
穏やかな状態(=オワコン相場=上の図) | 値動きが激しいとき | |
レンジ相場で中長期トレード | スワップ狙いのみ ポジションと逆にチャートが動いたらすぐ終える | こういうときは、一般的に中長期トレードはしない |
トレンド相場で中長期トレード | トレンドと同じ方向にポジションを持って、トレンドが終わったら終える | 同上 |
レンジ相場でスキャルピング | チャートが水平方向に進み続ける間は、上がったらショートで、下がったらロングという逆張りのスキャルピングができる | リスクはあるが、値幅を取るチャンスが来るので、自信のある場合は大いにスキャルピングできる |
トレンド相場でスキャルピング | コツは「レンジ相場でスキャルピング」と同じで、「チャートが傾いているだけ」と考える 逆張りのポイントを知るには、オシレータを使うか、トレンドラインを引くなどをする | 同上 |
詳しい手法は「3つのストラテジーとは」で書きます。
これだけでも勝てるほど大切な手法なので、ぜひ読んでください。
※オシレータとは、RCIやストキャスティクスなど、MT4の下側に出すインジケーターです。
※スキャルピング向け海外FX口座はこちら
デメリット:ストップロスに触りやすい
海外FXでは通称「ギャンブルトレード」といって、口座内すべての金額で勝負に出る戦略(?)があります。
ゼロカットシステムがあるからこそ損失を限定して「ギャンブルトレード」ができるのですが、優位性のないときに適当にやると口座資金を一瞬で失います。
→ハイレバレッジなので失敗すればマイナスになるスピードも速いです。
優位性がないのはまさに今の「オワコン」といわれる値動きのない相場で、値動きがないうえにダマシが増えているため勝率も下がってしまうのです。
繰り返し使い過ぎると口座凍結の危険もあります。
あまり値動きのない相場でギャンブルトレードをしても危険を冒すわりに利益も少ないです。
ギャンブルトレードではない普通のトレードでも、元々スプレッドが広めの海外FXではよく考えずにストップロスの位置を狭くしてしまうとすぐにストップロスがついてしまいます。
放っておくと細かい損切りが積み上がっていく「損切り貧乏」になりかねません。
下の図のように、値幅があるように見えても2pipsしか上がってないとなると、スプレッド2pipsの口座ならまったく利益にならず終わる可能性もあります。
これはMT4などのシステムが、チャートを自動で縮小拡大してくれることから起こります。

短時間で一気に思惑通りの方向に動くのなら、ストップロスもすぐに遠ざかってくれます。
それでエントリーに近い位置に移動させ損失を最小限に押さえていくこともできます。
(こういうのを同値撤退といいます)
しかし値動きのない相場ではそうはいかないのです。
※ボラティリティとは(SMBC日興証券)
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ho/J0280.html
※ストップロスはほかにもこんなアイデアが!
複数ポジションのすすめ
そこで解決策としての今回のストラテジーです。
すぐに利益確定をするポジションと長期保有のポジションに分割する。
→「長期のトレンドが発生しているのに、上下動を見ているとヒヤヒヤして利益確定したくなる」というメンタル面での悩みをひとつ解決できます。
それから、ポジションの数に関係なく実行できるストラテジーもあります。
それでは説明していきます。
3つのストラテジーとは
この3つのストラテジーのやりやすいものを選び、地味でも確実に利益を積み重ねていきましょう。
1.レンジ内でのスキャルピング
ボリンジャーバンドを思い出すとわかりやすいかもしれません。
レンジ相場というのは一定の幅で上がったり下がったりするので、【上がり切ったらショートをして下がり切ったらロングをしましょう】という作戦です。
レンジの幅も狭いことが多いので、スキャルピングのみで解説します。
2. 複数ポジションで短期と長期をトレード
この方法は2通りにわかれます。
a.すべての複数ポジションをトレンド方向に持ち、利益確定の時期を変える。
すぐ利益確定するポジションと長期で持ち続けるお宝ポジションとに分けるということです。
(細かい上下動を気にせず長期で持ち続けることを握力のあるトレードなどといいます)
b.「トレンド発生時に長期で持つポジション」「トレンドの調整で反対に動いたときにその方向に短期で持つポジション」というように分ける。
3. 時間足の1本どり
1本どり(取り)は複数ポジションを持たなくてもできます。
トレンドすら出ていない相場で、ちょっと上がってまた下がって、たまにけっこう長い陰線や陽線が出るけれど、それも全戻しの行ってこい…というやっかいなときの作戦です。
特にコロナ禍の今、これの出番が増えています。
次からそれぞれの実習です!
1 レンジ内でのスキャルピングの実践
この戦略はよく知られているので、簡単に説明します。
【下がってもすぐ前の安値のところで止まって上がっていき、上がってもすぐ前の高値のところで止まって下がる】そんなのをレンジといいます。
一定幅のバンド状になるので、水平のラインを引くかボリンジャーバンドなどを出すとよくわかります。
スキャルピングも、この性質を利用して「上に行ったらショート」のように売買するわけです。

ボリンジャーバンドを使いにくいと思ったら、水平ラインを引くと良いです。

MT4や海外FXオリジナルチャートでは、画面に収まるようにチャートの比率を変えてくれます。
これはとても重宝するのですが、値動きがありそうに見えて喜んでいると実は1pipsしか動いていなかったということが起きます。
- 今の値動きはだいたい何pipsくらいなのか常に意識してスキャルピングするのがポイントです。
- 損切りはエントリーしたラインの外側です。ボリンジャーバンドの+2σのところでショートしたなら、+2σの外側に損切り注文(ロスカット注文)を入れます。
- スキャルピングは損切りも素早くするのが普通です。その海外FXのスプレッド以上、かつラインの外側、かつできるだけ狭く、がポイントです。
- 時間足は1分足~15分足くらいがちょうどいいです。スキャルピングに適した口座で行いましょう。
- ボリンジャーバンドを使っている場合、トレンドが発生すると失敗します。レンジ相場の間だけ行いましょう。
- 同時にオシレータ系といわれるインジケーターを出して「買われすぎ売られすぎ」を見ながらトレードすると一層正確になります。
インジケーターおすすめの組み合わせ
インジケーターは上と下に一つずつ出せばできます。
また、組み合わせも好きなもので大丈夫です。
初めて使うときは何度かデモトレードを繰り返して感覚をつかみましょう。
上のインジケーター (トレンド系) | ボリンジャーバンド、エンベロープ 、ドンチャンチャネル(HLバンド) 、自分で引く水平ライン |
下のインジケーター (オシレーター系) | RSI、RCI、ストキャスティクス、CCI、MACD、RVI |
※トレード用とは別に値動きをチェックするためにたまにATRを見ましょう。
ATRが大きくなってきたら戦略は変更してアクティブなトレードにします。
※RCIとMACDの解説
・注意点をよく守れば勝てる

上の図はドンチャンチャネルとRCI3本です。
MT4にもアキシオリのcTraderにも標準装備ではないので外部インジケーターの導入が必要ですが、面白いので紹介しました。
※スキャルピングテクニックはたくさんあります。
「海外FX口座を選んでスキャルピングテクニック8パターンをマスターする!」
「【厳選3業者】スキャルピングやるトレーダーにおすすめはここ!」
2 複数ポジションで短期と長期をトレード
2つの複数ポジション戦略について説明します。
これは「オワコン」な相場だけでなく、いいトレンドが出ているときにも使えます。
ぜひここで覚えておきましょう。
a.すべての複数ポジションで同じトレンド方向
下の図は「オワコン」と言われながらも日足で上昇トレンドが出ているドル/円です。

ブルーの〇のところで「まあまあブレイクアウトなんじゃないか」と判断し、ロングポジションを2つ持ちます。
時間が経ち、赤い〇のところで下がってしまい気持ちが凹みました。
そのまま持っていて(もっと下がったらどうしよう。少しだけど利益になっているのに)という暗い気持ちになったので、ポジションのうち1つだけを利益確定してしまいます。
ロングポジションは1つ残っているので、その後上昇トレンドに戻って利益を増やすチャンスを失っていないわけです。
最後にいいところまで持ち続けて納得したら2つめのポジションの利益確定をすればメンタル面でもスッキリ満足となります。
※ブレイクアウトの使い方
b.反対のポジションを持つ
難易度が高く、常にチャート分析をしていないとできないのですが、うまくはまって利益が乗ってくると爽快感を得られる楽しい戦略です。
図で見たほうがわかりやすいでしょう。

図のブルーの矢印の方向のトレードがしたいとき、このポジションをメインポジションとします。
下がったときにショートポジションを持つことで、メインポジションへの不安を和らげる効果があり、トレードチャンスが増えるという利点があります。
※ただし後から矢印を書き加えたこの図では完璧にできているように見えますが、実際に目の前でチャートが動いているときにはサブポジションのタイミングを計るのが難しいです。
ストキャスティクスなどのオシレータ系使いなら練習してからやったほうがいいかもしれません。
この「RCI_3line_v30」はMT4の外部インジケーターですが、期間の違うRCIを出しているので、トレンドがたまに反対に行くときがわかっておすすめです。
※外部インジケーターは簡単!使い方はこちら

※外部インジケーターを探せるサイト:abysse
https://www.abysse.co.jp/mt4/
3 時間足の1本どり
「オワコン」相場なだけでなくチャート分析、テクニカル分析をしているとダマシがとても多いという昨今の為替相場です。

上のチャートは4時間足で、全体が下がっているので下降トレンドです。
(黄色のラインで動きをシンプルにしました。)
下降トレンドなのに途中で少し上がっています。
→これは調整と呼ばれるものですが、ある意味ダマシともいえます。
トレーダーはインジケーターを見て、「このまま上がっちゃうかも」と思うかもしれません。
でもそれはたいしたことではありません。
上のチャートなら「この一本のこと」で指している陰線の間、4時間以下の時間だけトレードします。
「この一本」のすぐ上に2本くらい陰線がありますが、それをショートしてもいいです。
それよりも、「元の下降トレンドを否定するようなものはない。この小さな上昇はダマシで行ってこいになりそうだ。そろそろ小さな上昇が終わりそうだからショートしよう」という判断が大切です。
※1時間足、2時間足、4時間足、6時間足、日足でもできます。
経済指標があったりすると1~30分足でもできることがあります。
ちなみに日足は原油など一日の取引でほとんどが決まってしまうような銘柄に向いています。
「時間足の1本どり」他のパターン
わかりやすい例としてダマシの形をあげましたが、「この1本だけで勝負だ!」と思えるローソク足が出るならどんなパターンでもできる応用範囲の広いストラテジーです。
少しアイデアをあげてみましょう。
- 為替は24時間動いているので原油とは違う考えが必要になります。各市場が始まる時間と終わる時間に長い陽線や陰線が出ることがあるのでその1本を取るというような戦略が立ちます。
- ドル/円の仲値トレードもこの1本どりの考えを使えば、いつ利益確定をしていいのか迷う必要がなくなります。
- 移動平均線を出して、移動平均線と離れすぎたときにそこから戻っていく1本を取ることができます。昔から「グランビルの法則」といわれる方法で有名ですが使える良い戦略です。
- ブレイクアウトしたローソク足だけ取るのも1本どりです。
- 窓埋めを狙うのもアリですが、トレンドの反対方向だと勝率が低くなりますので注意。
※窓(埋め)とは(大和証券)
https://www.daiwa.jp/glossary/YST1723.html
1本どりのメリットデメリット
デメリット→(そもそも長期でポジションを持つ前提ではないため)
いいトレンドが続いたりすると儲けそこなった気分になり、別のストラテジーを組み合わせる必要が出てくるところ
相場に合わせていつもストラテジーを変更する準備をするつもりで挑みましょう。
※利食い千人力とは(大和証券)
https://www.daiwa.jp/seminar/study_proverb/009.html
では、これからのトレードの参考になってくれれば幸いです!
MT4とMT5の導入がまだなら今のうちに!