海外FXトレーダーには何年もX(旧Twitter)を続けている人が何人もいます。
最初はトレード記録を発信していますが、そのうちにメンタル面でハッと気づいたことを書き始めます。
そして、それなりの成績を上げ続けているので初心者としてはいつか同じようになりたいですね。
・10年以上撤退していないガチトレーダーの日課
・ガチトレーダーのロット数の例
・ガチトレーダーのポジション数
・ガチトレーダーがやっている通貨ペア
・ガチトレーダーが使っている意外なテクニカル
・ガチトレーダーが見ている経済指標
もくじ
4つ以上あるとダメトレーダー?!チェックテストいくつある?
多くのトレーダーが実践していることを10年にわたって整理したノートがあります。
それを元にこんなチェックリストを作ることができました。
心理学専攻だった私が作りましたのでやってみましょう。
「はい」が4つ以上あると「考え癖」「トレード習慣」がトレードを続けるのを邪魔するのです。
- 自分の負けトレードについてなぜ負けたかが言えない
- 自分のポジションについてどこが有利なのかが言えない
- 自分が持つポジションの根拠が言えない
- 自分のポジションの損切り場所の理由が言えない
- 自分のポジションの利益確定の理由が言えない
- トレード記録をつけていない
- トレード記録を見直していない
- メンタル管理の意味がわからない
- FXと宝くじは同じだと思っている
- 自分の脳がいつ快感を覚えるのか知らない
難しい言葉も出てきましたね。
少し補足するので読んでみてください。
これを読んだ後に優秀なトレーダーの様子を知ると学びが深まります。
1.自分の負けトレードについてなぜ負けたかが言えない
それでもわからないままなら、ずっと同じ失敗トレードを続けて資金を無駄に減らし続ける羽目になります。
負ける理由は様々です。
- その日は風邪をひいていて判断が鈍った
- いつもの「ポジポジ病」をやってしまった
- いつもの「往復びんた」をやってしまった
- FXをなめていた
あるあるな理由はこんなところでしょうか。
これも自分のトレードを振り返ったことがなければ何を言っているのかわからないかもしれません。
是非、今日から記録をつけてみましょう。
ディスコードに画像つきでメモしておくだけでも良いのです。
往復びんた:チャートが上がると乗り遅れたくないという気持ちが働いて慌てて「買い」をするが、すでに買った人の利益確定でチャートが下がり損失になってしまう事、またその直後に悔しくなって今度は売りをすればいいのだと売りをすると、安くなったところを待っていた市場参加者が買い上げてしまい、チャートが上がってしまう事。結局高いところで買い損失を出し、安いところで売り損失を出し、と繰り返すこと
2.自分のポジションについてどこが有利なのかが言えない
ポジションを持っても、そのポジションを持った理由を人に説明できない状態だと危ないです。
何となくとか勢いでとか、そういう理由は理由といえないです。
人にたずねられて説明したことが「なるほど」と理解してもらえるようなら大丈夫です。
持ったポジションが有利な理由には色々ありますので以下の例をあげてみましょう。
こんな理由だから有利だと言えれば、それが負けトレードだったとしても検証した後に対処法も見つかるものです。
ところで、有利でないトレードもポジションを持った理由を振り返ると面白いことがわかります。
もしポジションを持った理由をはっきりと「ポジポジ病になってしまい、つい3回目のポジションを持ってしまった」としても、ちゃんと理由を人に説明できるのならそれで良いのです。
むしろ、自分の欠点を正直に認める練習になってメンタル管理の実力がアップします。
負けトレードに言い訳や負け惜しみを言い続けていると勝てるトレーダーになれません。
余談ですが、たまーに1万回に1回くらいは直感で「今だ!」というタイミングがあります。
そして勝てるのですが、これをあてにするのはまさにギャンブル脳であって普段はこんなことはないと考えておくのが賢いです。
ちなみに、この1万回に1回の直感も毎日コツコツとルーチンを続けて検証を続けて何年も経たないと出現しません。
なんだか修行僧みたいですね。
とにかくあてにしないほうが良いです。
3.自分が持つポジションの根拠が言えない
「2の理由」と似ていますが、この根拠は【勝てるという根拠】です。
これまでの検証結果から高確率で、このエントリーでうまくいったからというのも「根拠」になります。
ファンダメンタル面では、通貨の利上げは普通は通貨高の要因だから買うのだというのも「根拠」です。
スワップ狙いに丁度いい通貨ペアだからというのも長期ポジションを持つ「根拠」となります。
これが言えないと検証もできませんし、同じような負けを繰り返すことになります。
4.自分のポジションの損切り場所の理由が言えない
エントリーの理由や根拠と同じく損切りについても決め方を用意しておく必要があります。
- 「〇〇円逆行したら」
- 「〇年の安値よりも下がったら」
- 「〇pips逆行したら」
- 「このトレンドラインを越えたら」
などと、自分のトレードスタイルに合わせてポジションを持つ前から決めておきましょう。
※ポジションを持つ前に決めるのは、そのときのほうが冷静だからです。
ただ、損切りの場所は2パターンくらい用意しておいても良い事があります。
市場が急変した時のためにすごく下のほうに想定しておいたりするのです。
その位置もポジションを持つ計画を立てる段階で決めておきましょう。
思い通りのポジションが持ててそのまま利益を伸ばしたいときなどは、最初に決めた損切り位置より上にずらしていく「トレール」というテクニックがあります。
トレールはMT4/MT5でも簡単に設定できます。
ただし現在値がだいぶ含み益を出していて、エントリー場所よりも相当離れてからトレール設定をしたほうが利益を伸ばせます。
損切り位置が近すぎて無駄に損切りされてしまうのを防げるからです。
5.自分のポジションの利益確定の理由が言えない
利益確定もポジションを持つ計画をしている段階で決めておきましょう。
- 「ドル円が150円になったらいったん利益確定」
- 「オシレーターが限界を振り切ったら利益確定」
- 「〇pips儲かったら」
- 「トレンドラインを越えたら」
などの決め方があります。
これをやると、利益の価格だけに捉われて欲が出すぎるのでメンタル面で良くないからです。
損切りの注意点と少し違うので気を付けましょう。
6.トレード記録をつけていない
トレード記録をつけないと見直しができないです。
見直し・振り返りという検証ができなければ、次に何をしていいかわからなくなってしまい同じようなトレードを繰り返します。
そのトレードが負けトレードなら負けを繰り返す結果となります。
7.トレード記録を見直していない
トレード記録をつけても見直していないと役に立ちません。
見直すとまったく同じ失敗が何度も繰り返されていて落ち込むかもしれません。
それでも見ましょう。
落ち込んでから浮き上がったほうが、高く浮き上がれます。
失敗の傾向をつかんで対策を練ると同時に成功パターンを伸ばすことができます。
8.メンタル管理の意味がわからない
メンタル管理とよく聞きますが難しいように感じますが、どうでしょうか?
これは主にトレードに関係する自分の感情を管理することです。
ポジポジ病もメンタルをしっかり見ていれば防げます。
最近ではコーピングなどといって、ストレス反応に対して有効に対策する方法がたくさん考え出されています。
ストレス反応を和らげることができれば、トレードの際にも冷静になれて判断を誤らなくなります。
【判断が適切なら勝ちトレードも増える】ということになります。
9.FXと宝くじは同じだと思っている
ある人は「そんなふうには思ってないよ」と答えるかもしれません。
宝くじは数千円を売り場で支払ってくじを買うだけで運がよければ何億円にもなるものです。
「買うだけで当たる」ことがあるのが宝くじです。
それに比べるとFXはまず通貨の意味を知らなくてはなりません。
MT4/MT5や他のトレードインターフェイスの使い方を覚えなくてはなりません。
パパっとチャートだけ見て売買して勝てる人もいますが、普通は世界各国の経済状況や政治状況をざっくりとでも知っておかなくてはなりません。
そうして、基礎知識をしっかり身に着けても勝てないのがFXです。
最後の仕上げに自分をコントロールする方法やメンタル管理もマスターしないと到底勝ち続けることはできませんし、これらができても負けることがありそれが当たり前です。
でもあまり考えずに、準備も勉強もせずにFXを「買うだけで当たる」みたいに始める人がいるのが実際です。
それなのに、単純にナンバーズを買うみたいにポチポチとポジションを持ち続けていると同じくらい低い期待値になってしまうのです。
髭トレーダーさんは「一撃」と表現され、説明が上手ですね。
10.自分の脳がいつ快感を覚えるのか知らない
こちらもメンタル管理のうちに入るでしょう。
重要ポイントなのでこれだけを取り上げることにしました。
では解説します。
小さな子供にお手伝いをさせる一番有効な方法は意外なもので【お手伝いをしたら毎回ではなく、ランダムにおやつをあげること】
つまり、子供にとってはいつおやつがもらえるかわからないのです。
それがかえってやる気を起こさせて、いつでもお手伝いをするようになるという実験結果があります。
脳のしくみによってこのようになるのですが、これこそが【ギャンブル脳】のしくみです。
FXをしていてたまたま大きな利益があった後に「次もきっとうまくいく」ような気持になり、続けてポジションを何度も持つとわけがわからなくなって失敗します。
パチスロの沼にハマる人を想像する方がわかりやすいかもしれません。
そうしないと快感が続いてマヒしてもっと強い快感を求めるようになり、もっと大きなロットをどんどん持つようになり破滅してしまいます。
そこまででなくても、何度やっても勝てなくてつまらなくなってFXの楽しさを味わう前に撤退してしまうという最後になりかねません。
パチスロも期待値や確率を調べてから冷静な気持ちで淡々と続ければ良いのですが、感情が高ぶって判断を間違ってしまうとダメですよね。
※ギャンブル脳を日本人講師が解説するウェビナーはXMでやっています
【神サービス!XMウェビナー】FX相場を乗り越えたリアル日本語講師から学ぶコツ
XMの評判ってどう?9年使い続けてわかったXM Tradingのチートとは?
10年以上撤退していないガチトレーダーの日課
国内FXで有名な羊さんをはじめ、ズバリお金を稼げているトレーダー50人以上のX(旧Twitter)をリーマンショック後から見ています。
その方々の日課がよく似ているので平均的な例を書いておきます。
※FXでは起床時間が昼頃という方が多いのでそのパターンの例です。
平日
0:00~6:00 | 6:00~12:00 | 12:00~18:00 | 18:00~0:00 |
---|---|---|---|
ニューヨーク市場でトレード | 寝る人は寝る | 日本市場をチェック、欧州時間のトレード | 欧州からニューヨークでトレード |
これには食事や入浴の時間は書きませんでしたが、参考にする方は各自うまく入れてください。
健康第一です。
欧州時間とニューヨーク時間の移り変わりのときには相場が動きやすいのでよく皆さんトレードされています。
祝日・土日
0:00~6:00 | 6:00~12:00 | 12:00~18:00 | 18:00~0:00 |
---|---|---|---|
土曜日はニューヨークのクローズまでトレード | 寝るか遊ぶ | 土日のいずれかで週のふりかえり・検証 | 好きな事をする |
あくまで一例です。
仮想通貨など一部は土日もトレードできますので、それを入れると日課も変わってくるでしょう。
おまけ:テスタさんのお金に対する考え方はここから来た
参考までに今や超有名人になった日本株トレーダーのテスタさんについて書いておきます。
テスタさんも2000年代初めくらいにブログで株の成績を付けていて、2024年に含み益合わせて100憶円プレーヤーとなりました。
株の前はパチスロをされていたそうですが、もちろん確率を考えてされていました。
そこまでは「すごいね」で済みますが、教員のご両親がお金について教えてくれたことが興味深いです。
「欲しいものがあったら、その値段の2倍のお金を貯めてから買いなさい」
ずいぶん前のYouTubeライブでおっしゃっていました。
欲しいものとお金を両方をゲットすることができますね。
実行は難しいですがお金との付き合い方として面白いです。
ちなみに日本株のトレーダーさんは、朝は早起きをして9時の株式市場スタートに間に合うように準備します。
先物をやるなど特殊な時間で始まるものがメインの人はその時間に合わせて目覚めます。
ガチトレーダーのロット数の例
こんなタイトルをつけておいて具体的な数字をそんなに出さないのは申し訳ないですが・・
まず一番得意な「市場」や「通貨」「時間」「スタイル」が言えるようになったら、10ロット→100ロットと増やしていきます。
FXの前にパチスロや競馬、株などで確率や勝率について熟知している場合だけ初心者でも大ロットでも大丈夫です。
この例のトレーダーさんにとっては、10万通貨は「大ロットか小ロットか」の分かれ目でしたが人によって違うはずです。
とはいえ、どんなに自信があっても大きすぎるロットをトレードするときは慎重さが必要でしょう。
※すでに偽アカウントができている髭トレーダーさんの心がけ
ガチトレーダーのポジション数
EAで自動売買をしているトレーダーさんは1000通貨みたいに小さなロットで無限にポジションを持っています。
見たことのあるなかで多かったのは40ポジションくらいの方です。
全て手作業でトレードしていて、短期(スキャル~デイトレ)の人は1つだけのことも多々あります。
スキャルを同時に手でいくつもするというのは超能力者でもなければとても難しいです。
ただし、同時に長期のポジションがあるという場合もあるのでそのときは2つ以上になります。
※スワップ狙いは長期トレードになります
【明日から毎日もらえる!?】海外FXでスワップポイントをもらう方法※中期~長期のトレードはスイングトレードです
【海外FX限定】常識と正反対⁉スイングトレードのコツ徹底解説
※スキャルピングはこんなトレードです
海外FXおすすめ口座でスキャルピングテクニック8パターンをマスターする!
ガチトレーダーがやっている通貨ペア
実際は「ドル円」と「ユーロドル」がすごく多いです。
たまに、昔仕事関係でギリシアの事をよく知っていたみたいな理由がある人がそこの通貨の長期トレードをしていたりします。
一般にはエキゾチック通貨は乱高下があるので難しいです。
ガチトレーダーが使っている意外なテクニカル
意外というのは「意外とシンプル」ということです。
- 移動平均線3本とMACDだけという人が結構います
- 難しいテクニカル指標をあらかた試して、最後に行きついたのがローソク足だけというトレーダーもいます
初心者なら最初から無駄に複雑なテクニカルを覚えるのではなく、テクニカルは2種類だけに決めて時間を他のことに使うのもいいかもしれません。
どうせ難しいことを考えるのなら、確率論や相場心理、プロスペクト理論、ゲーム理論などの本を早めに読んでおいたほうが時間を有効に使えます。
こういった知識はガチトレーダーはほぼ全員持っていると思っていいでしょう。
【一度逃げた人用】本当にわかってる?移動平均線のすべて
【わかりみインディケータ】MACDは4つの勝ち設定で利益をあげる!
ガチトレーダーが見ている経済指標3つ
見るべき経済指標は時代によって若干変わり、リーマンショックの2008年より後にはこういった経済指標でFXがよく動きます。
ガチトレーダーも必ず見る大きな経済指標の厳選3つです。
- 雇用統計
- CPI
- 中央銀行が発表する政策金利
経済関係だけでなく、昨今では戦争の状況や原油など商品の価格もガチトレーダーは見ています。
ガチトレーダーのXつぶやき
トレーダーに対して正面から向き合って自分の弱いところを恥ずかしがらずに調整しているのが勝ち続けるトレーダーさんではないかと考えます。
Twitterと配信を始めたころから拝見していますが「髭トレーダーさん」のアカウントは勉強になります。
すでに上のほうでいくつか紹介しましたが一つ紹介しておきます。
たまにはドヤられても良いかと思います。
検証が大切だとおっしゃるXアカウントは多くいらっしゃいます。
ところでお詫びです。
このコーナーに何人も候補のアカウントさんがあったのですが、何かのグループに入っておられたりしてそのグループがどんなところかわからないので取り上げるのはやめにしました。
まとめと対策【これをやってみよう】
ここまで読んでくれた方は自分が勝てるようになるにはどうしたらいいのか知りたいのだと思います。
最後に勝てないトレーダーさんへの対策をまとめておきます。
- 毎日同じ時間にチャートを見る
- 毎日記録をつける
- 週1などに検証をする
- 配信やSNS発信はリスクもあるがモチベーション維持につながる
- 友達を作る
友達や同じトレーダー仲間が必要な理由は「励まし合い」と「情報交換」です。
日頃からネット社会の人間関係のマナーを知っておくと良いです。
友達を見つけるためにトレード配信をしている人もたくさんいます。
検証は必ずといっていいほど強いトレーダーさんはやっています。
それについて面白い分析結果のサイトを見つけたので載せておきます。
専用ツールを含めトレード後の検証を行っているトレーダーにアンケートをした結果があります。
その検証のおかげでトレードの質が上がったと答えたトレーダーが20代では「90%以上」になっています。
こちらのサイトですが、ツールのCMなんかも載っていますのでそこは自己責任で利用してください。
一応念のため書いておくと悪質なサイトではないはずです。
FXの練習は効果大!8割のトレーダーがスキル向上・収益増を実感。(PRTIMES)
このPRTIMESさんの出典元がこちら
サイト名:テクニカル分析の解説サイト『テクニカルブック』
URL:https://runcha-app.com/technical/survey-fx-validation-tools/
※FXをやめる前に読んでおこう
FXをやめる理由第1位は【損をするから】海外FXならチャレンジできる?