- 良いとされるインジケーターを使ってエントリーポイントを探しても見つからない!
- 利益確定の前に損切りになってしまう!
こんな悩みを別の切り口から解消しましょう。
インジケーターに頼らず、チャートだけ見てエントリーしてみましょう。
市場のホントにせまるトレード手法となり新たな視点が広がります。
● インジケーターなしで売買ポイントを決める理論
● インジケーターなしで売買ポイントを決めるやりかた
● それでもおすすめ!このインジケーターを使おう
もくじ
今回の手法とは
今回、インジケーターを一切使わずローソク足だけ見る手法を紹介します。
スキャルピングとデイトレードの手法です。
その前にインジケーターの意味を復習しましょう。
インジケーターとは
インジケーターの意味や使い方は過去の記事に詳しく書きました。
ここではすっと解説します。
手法を早く見たい方は「インジケーターなしのエントリーとエグジットのやりかた・手順」に行ってくださいね。
インジケーターとは
単語の意味は「表示器」などがありますよね。
FXでのインジケーターもチャートの「いま」を見やすく表示してくれます。
移動平均線やRCI、MACDもインジケーターの仲間です。
知りたい方はとてもわかりやすい過去の記事を読んでおきましょう。
【一度逃げた人用】本当にわかってる?移動平均線のすべて
業者別にSMAとEMAを使い分けよう【移動平均線でテクニカル上級をめざす】
RCIはひとつのインディケータですべての期間のチャンスを示す!
【わかりみインディケータ】MACDを勝ち設定にして利益をあげる!
インジケーターを使う場合の戦略
使わない手法の解説の前に、インジケーターを使った場合のトレード手法の例を見てみましょう。
ここからの話は参考資料となりますので、不要な方は「インジケーターなしのエントリーとエグジットのやりかた・手順」に飛んでそこから読んでください。
さて、相場には上がったり下がったりするトレンドという出来事があります。
トレンドに従うのか逆張りをするのかを決めてからインジケーターを選ぶのです。
- トレンドフォロー戦略:市場のトレンドに従う方法です。
移動平均線やトレンドラインを活用します。 - スイングトレード:数日から数週間の期間を狙い、中期的な価格変動を捉えるやりかたです。
RSIやMACDなどのオシレーターを利用します。 - スキャルピング:短期間で小さな利益を積み重ねる海外FXでも人気の方法です。
どんなインジケーターも使えますがローソク足は1分足など短いものを使います。
トレンドに対してはフォローも逆張りもやります。 - ブレイクアウト戦略:価格が一定のレンジを突破するタイミングを狙う方法です。
サポートやレジスタンスのトレンドラインや水平ラインを引いてトレードします。
通常はトレンド方向についていきます。 - リバーサル戦略:トレンドの転換点を狙っていくやりかたです。
フィボナッチリトレースメントなどMT4/MT5にあるインジケーターを使います。
逆張りの手法となります。 - ピボットポイント戦略:MT4/MT5にあるピボットポイントを使う方法です。
ピボットポイントを表示させたら、そのままそれがサポートやレジスタンスになります。
そこで、価格がピボットポイントを超えたらエントリーするなどのルールを決めてトレードします。
トレンドフォローも逆張りもできます。
ピボットインジケーターはMT5のみで表示できます。
さて、ここでは箇条書きにしました。
詳しい手法を知りたい場合はトレンドフォローやスキャルピングから学ぶと良いでしょう。
以下の記事を読めば理解できます。
例えば、「トレンド分析」とはトレンドフォロー戦略の手法のことです。
【トレンド分析初心者必見!】現実的なトレードに生かす最強インジケーターセット付き!
【ふり幅で勝つ!】トレンドラインの引き方と手法
スキャルピングと中長期トレードで【ブレイクアウト】を使おう
スキャルピングのテクニックの記事も読んでみましょう。
「海外FXおすすめ口座でスキャルピングテクニック8パターンをマスターする!」の「9.レンジ相場内のスキャルピング」は逆張り手法のことです。
読んでいくと「ピボットポイント戦略」のヒントになるので深めたい人は読みましょう。
逆張りをするポイントをピボットポイントにすればいいのです。
海外FXおすすめ口座でスキャルピングテクニック8パターンをマスターする!
【負けても安心!】実は海外FXのスキャルピングは負けた時のリスクが小さいわけとは?
インジケーターと売買ポイントの関係
インジケーターを描くためには過去の高値や安値などを使います。
だから、チャートに深くかかわる形を描き出すことができます。
そのチャートの歴史を一目で見るようなものです。
そこで、インジケーターで出ている価格をエントリーやイグジットに使うと良いのです。
それなのに「インジケーターなしでもトレードする意味」をこれから解説します。
インジケーターをなぜ消すのか?【メリット・デメリット】
価格のパターンをぱっと見てわかるところがインジケーターの良さです。
それを使えばトレードが簡単にできそうですよね。
でも今回はインジケーターを消してトレードすることをおすすめするのです。
理由をインジケーターのメリットとデメリットで探ってみます。
インジケーターを使うメリット
見てすぐわかるというのが最大のメリットです。
売買ポイントもそれぞれのインジケーターごとに見るかるので深く考えずにすみます。
初心者も使い方さえわかればすぐ使えるのも良いですね。
インジケーターを使うデメリット
インジケーターは目でみてわかるのが良いのです。
しかしたくさん表示させすぎるとみづらくなります。
少なくしても目の錯覚を起こすことがあるのです。
インジケーターの代わりに使うもの
目の錯覚やみづらさをやめたいときにインジケーターを消してローソク足だけでやってみると成績が上がることがあります。
今回のポイントはまさにこれになります。
チャートが上下するところだけを見てトレードしてみましょう。
そのときにまるでインジケーターのような動きをするのが髭です。
つまり、インジケーターがなくてもローソク足やヒゲでトレードできることがあるのです。
【ローソク足超基本】意味と海外FXでの使い方!決定的な弱点と万能の強さ
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【ローソク足はFXの基本】よくある疑問を理解して最強武器にしよう!
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【勝ちつづけるための負け方⁉】ローソク足を使ったメンタル管理
インジケーターの代わり以上のはたらきをするのは【ヒゲ】
1日は24時間です。
世界中のトレーダーもこのことを意識しています。
日足や1時間足は世界中のトレーダーの様子を目の前で見せてくれるといえるのです。
ヒゲとは
ローソク足の上や下につく縦の細い線のことです。
ヒゲの役に立ち方
ヒゲが実際のトレードでどんなふうに役に立つのかを少し並べてみます。
とても基本的な事なので、まだトレード経験のない人にも雰囲気がつかめるはずです。
- 長いヒゲがローソク足の上につくと売った人が多かったことがわかり、下がるサインとなりえます
- 長いヒゲがローソク足の下につくと買った人が多かったことがわかり、上がるサインとなりえます
- ヒゲがまったくないローソク足が続くと売りと買いの人がすぐに売買を成立させているからあまり上下しないかもなどと予想できます
- ローソク足の本体部分が極端に短くて上にも下にもヒゲばかりあるのは、売買している人々がめちゃくちゃなことをしているので方向性を予測できないと判断できます
- ヒゲもあったりなかったり、ローソク足の本体もちいさいままだたったりするのは、売買する人がいない状態ですから、スプレッドが開いて大損しそうだと考えられます
インジケーターなしのエントリーとエグジットのやりかた・手順
ではインジケーターを一切使わずにエントリーをエグジットをしてみましょう。
手順の前に予備知識を書いておきます。
- 上の画像はドル円の1時間足です。
- 上の画像の(1)~(4)の価格だけを使います。
- 細かくいうと(1)(2)は売りをやるときに使います。
- 次に(3)(4)は買いをやるときに使います。
では2つの売買の手順をみてみましょう。
ひとつめの「売り」のやりかた
- 日足と4時間足を見てこの数日は右下がりであると確認
- トレンドに沿いたいので「売り」チャンスを探すことに決めた
- (1)のところで下がり始めたのを確認、まだ売らない
- さきほどの下げの買い戻しの人が買い終わるまで待つ
- (1)とほぼ同じ価格帯まで上がったら(2)のあたりで売る
- エグジット場所は下げなくなって上げのローソク足が増えてきた(3)のあたりの好きな場所
このようにしていきます。
(1) という場所は「それまで上がっていたけど売られ始めた」場所でもあります。
おまけに一度に下がったのではなく少し上がったり下がったりしてから、決意したかのように大きく下げたのです。
この様子は世界のトレーダーが買いや売りをやったあげくに売りの人が勝利を収めた瞬間をあらわします。
おまけに(1)近辺のローソク足の上にヒゲが目立ち始めています。
買ってもすぐに売られているのがわかり、売りの力を確信していくのです。
その後、勝利した人たちはある程度下がったら買い戻していると思えます。
チャートが上がっているからです。
チャートは上がり始めたとしても、日足などでは全体的にずっと下がっているトレンドと確認しています。
そこで「売り」のチャンスが来たということで、売ります。
(1)からすこし経ってから様子を見て(2)で指値をしておいても良いでしょう。
上がってから売りエントリーをするのは、できるだけ高い値段で売りたいからです。
ふたつめの「買い」のやりかた
今度は(3)です。
(2)で売りをやった後でも良いですし、(3)からスタートしても良いです。
(3)の意味は「下がりきったところ」です。
(3)までは下がっているのは誰が見てもわかります。
でも次にローソク足が陽線になり、上がっちゃうのかもしれないと思えてきます。
ここからは日足のトレンドに逆らうことになりますが、やってみましょう。
- (3)を見ていると陽線が増えてくるしなかなか下がらなくなってきた
- この後しばらく上がると仮定して「買い」をやってみる
- しかし買いそびれてしまったので、いったん下がるのを待って買うことにする
- (4)の価格帯は(3)で下げが上げに変わった価格帯だから意味がある
- (4)のところで成行買いか、その前に指値をする
- エグジット場所は次に下げ始めたところで、できるだけ早くエグジットする
できるだけ早くエグジットする理由は、トレンドに逆らった短期トレードだからです。
長期・中期のトレードならトレンドと同じ方向にしたほうが利益が伸びます。
ここでも(3)のあたりのローソク足には下側にヒゲがよくできています。
「売っても売っても買われてくる」
という状態とみることができるわけです。
応用実例_雇用統計の値動き【ドル円】とローソク足
次は応用ですが、大人気指標トレードの「米国・雇用統計」が発表された瞬間のテクニックです。
スキャルピングなら1分足のローソク足1本で完結します。
そしてもちろんインジケーターは使いません。
上の図の赤い縦線を描いたローソク足が雇用統計直後のものです。
このときは1分間の間に赤い縦線のような動きをしました。
実際のトレードではその日のトレンドであった下げを確認していたので売りの準備をしていて、下がったらすぐに利益確定注文をして23pipsの利益となりました。
1分間で23pips取れたわけです。
「たった23pips?少ない!」
と思えるかもしれませんが、レバレッジの高い海外FXを使って10万通貨のポジションを持てたので、23,000円の利益となるのです。
すごいですよね。
ちなみに売りの指値をすることもできます。
(5)は雇用統計発表前の6分前という過去の高値です。
「このあたりの価格帯にまでは一瞬上がるのではないか?」
と考えて指値をしていたのです。
これはあてずっぽうではないのです。
雇用統計発表後、すぐ落ち着いてじわじわ下がるだろうと仮定してから決めました。
売りは出来るだけ高いところで売りたいのですから、雇用統計発表の瞬間のめちゃくちゃな上下の動きの時にちょっと触りそうな場所を選んだのです。
このとき前の高値を選んだのは「ひとつめの売りのやりかた」と同じ理由です。
理由は難しくてわからないかもしれません。
ちょっと前の高値・安値がめやすになる
とだけ覚えていてもかまわないのです。
とにかくこれでインジケーターなしで雇用統計のスキャルピングができました。
● その価格をエントリーポイントとエグジットポイントにするのがコツ
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それでも使いたいインジケーターは
市場をビジュアルに見せるチャートの要素としてローソク足があるわけです。
人によってローソク足もインジケーターのように扱う場合もあるのです。
もしローソク足もインジケーターの仲間に入れているなら、この記事は嘘をついていることになります。
ただし大方の場合、ローソク足までをインジケーターだと主張するパターンはないのでお許し願いたいところです。
また、チャートの売り・買いの判断にはMACDやRSIなどのオシレーター系のインジケーターを表示させると精度が高まることがあります。
絶対に何も表示させないことをおすすめしているのでもなく、ひとつの考え方として受け止めていただければと思います。
MT4/MT5では左側のメニューに豊富なインジケーターが揃っています。
※MT4の使い方
【完全版】MT4(メタトレーダー4)のダウンロード・インストール方法
【完全版】MT4(メタトレーダー4)の 操作方法 ~初心者編~
【完全版】MT4(メタトレーダー4)の 操作方法 ~レベルアップ編~
今回の手法で一緒に使えるインジケーター
以上、今回のローソク足だけを見てトレードする手法では同時に使えるインジケーターはオシレーター系になります。
例をあげましょう。
- MACD
- RSI
- RCI
代表的で名前を聞いたことがあるかもしれません。
チャートの下に出してトレンドがどっちなのか確認ができます。
詳しい使い方はぜひ過去記事を読んでくださいね。
ありがとうございました。
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