【ファンダメンタルで海外fx】そもそもを知ればヘッドラインを読みこなせる!

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何が為替を動かすのかを知っていれば、ヘッドラインを見るだけでもその日のトレード計画をおおよそ立てることができそうですよね。

でも、「YCCだとかテーパリングだとかよく聞くけど、それがいったいどうドル/円を動かすの?上げるの?下げるの?」と思ってしまいます。

今回はファンダメンタルのそもそもをざっくり知ってから、
ヘッドラインを読み、かつトレードにつなげていこうという話題です。

ヘッドラインをいつもチェックする理由

新聞などの大見出しのことをヘッドラインといいます。
この記事のヘッドラインなら、タイトルにあたる”【ファンダメンタルで海外fx】そもそもを知ればヘッドラインを読みこなせる!”の 部分です。

海外fxでは、為替のほかに商品(原油やコーンなどのこと)や仮想通貨も取引できますので、世界中の経済ニュースが重要なのはイメージできると思います。

ただ、膨大にある全てのニュースを読む時間はあるでしょうか?
完璧に全ての情報を把握しようと思ったら、トレードをする時間がなくなってしまいます。

そこでポイントになるのがヘッドラインです。
ヘッドラインで予備知識を一度得ることで、自分で上目線か下目線かくらいは決めることができます。

その前段階を踏んでトレードに望むという手順なら、時間や労力を効率よく使うことができるというわけです。

ここでいう予備知識を「ファンダメンタルのそもそも」ということにして解説します。
※XM(XM Trading)をはじめ海外fxの取り扱い銘柄には綿、小麦、銅、ココア、コーヒーまであってチャンスが多いです。

ファンダメンタルのそもそも

ファンダメンタルの言葉の意味は「経済の基礎的条件」です。

用語の意味や雇用統計の日付などはなんなとくわかると思いますが、問題はどう使うかですよね。
まずは、経済のそもそもから頭の中をまとめていきましょう。

超絶そもそもは、需要と供給と景気

細かい説明の前に超絶そもそもを知っておきましょう。

一つ目は「需要と供給」です。

  • 欲しい人が多いのにモノが少ないから値段が上がる
  • 誰も欲しがらないから値段が下がる

これがめちゃくちゃ基本で、普段FOMCとかコロナとか言っているうちに忘れがちなので、ここで熱くお伝えしておきます。

二つ目は「景気」です。

この言葉はふわっとしたものですが重要視されています。
それをとりあえず数値でなんとか認知していこうというのが「経済指標」ともいえます。

なぜなのか国も企業もこの「景気」というふわっとしたものが「良いなら嬉しい」ということになっています。

次のそもそも【景気の4つのサイクル】

世界経済や各国の経済の盛り上がり(つまり景気の良しあし)には、サイクルがあるといわれ、
昔の偉い人が周期や名前をつけています。長い順に並べると以下のようになります。

  • コンドラチェフ(期間は50~60年)
  • クズネッツ(20年で建築循環といわれる)
  • ジュグラー(10年で設備投資の循環といわれる)
  • キチン(3~4年で在庫循環とわれる)

一番長いコンドラチェフ・サイクルのなかに他の小さいサイクルが順に含まれることになります。
もちろん、想像できるようにピッタリとこの期間どおりになれば誰も苦労はしないのですがズレは必ずあります。

意味は、カッコの中のとおりで、建築、設備投資、企業在庫が一巡するとそれぞれの1サイクルとなります。コンドラチェフ・サイクルは歴史的サイクルで産業革命などのサイクルです。

注意したいのは、最近は企業が在庫を持つことがない場合がある点です。なので今後は変わってくるかもしれません。知識として知ったおいたほうがいいのは間違いないですが。

というわけで、そもそもを基本にいろんな経済学者さんとか政府関係の人とかが話し合ったり発表したりするのです。

参考文献
「第7版金融マーケット予測ハンドブック」:NHK出版
「東京マネーマーケット」:東短リサーチ株式会社

その次のそもそも【景気の循環】

今説明したサイクルがグラフの横線だとすると、縦線は景気の盛り上がり(テンション、加熱具合)になります。

4つの局面に分ける方法がよく使われます。

  • 金融相場(目ざとくて詳しい人がファンダメンタルを見て買い始める、織り込み済み相場)
  • 業績相場(実際の国や企業の業績がほんとうに良くなって一般の人も買い始める)
  • 逆金融相場(そろそろ終わりだと感じた目ざとい人々が売りはじめる)
  • 逆業績相場(ほんとうに業績が落ちていき、景気が悪くなって銘柄の価格が落ちていく)

これらがいつも繰り返されるという考え方です。

だいたい、景気は目ざとい人が株などを買いはじめて金融相場を作り、株価が上がって喜んだ企業が設備投資を増やして業績を上げて業績相場になっていくみたいな流れです。

下がっていくときは逆で、やっぱり目ざとい人が「そろそろ終わり」と逆金融相場を作っていくのです。

そもそも知識の使い方

で、よく「重要だよ~」といわれる雇用統計や景況指数、GDP、などなどは、
「今ってサイクルのどの辺かなあ」と知るためにも必要な数値ということです。

たとえば「株価は上がっているのに企業景況感はぜんぜん上がってないよね。
これって今金融相場ってことじゃん?」などと考えていくわけです。

この場合「次はいつ業績相場が来るかな?次の企業景況感やCPIもしっかり見ておこう」となっていき、経済指標のチェックが意味のあることとなっていくのです。

「そもそも知識」があると、考えるときのとっかかりや柱になってくれるので考えやすくなるのです。ただし、当たるかどうかは別で、はすれることもよくあります。

もしはずれたらメンタル管理が必要になります。
つまり損切りを適切に行うメンタルも普段から育てておかなくてはならないのです。

※資金管理のテクニックはこちら

では読んでいるみなさんに問題です。

問題: この記事を読んでいる方の今の日本は、いったい何サイクルの何循環でしょう?
また、米国は?

答えは……、
学者さんによって違いますので、答え合わせはなしです。実は、こういうことは考えてみるだけでいいのです。ファンダメンタルの感覚って、休まず考えつづけることによって育つんですよね。

参考文献

ヘッドライン読みの例

では、いよいよヘッドラインを読んでトレードをする段階です。
ヘッドラインを見てすぐに「あれが上がるかも」みたいに考えることができるのは、
それより前から「これがこうなるとドル/円はああなるかな?」などと考えているからです。

コロナ騒ぎのさなかにも「今一番下がっているあれって、どうなったら上がるのかな?」のように考えていると良いヘッドラインがでたときにすぐに動くことができます。

例をあげてみましょう。

日本の株式がすごくわかりやすいと思います。

例:百貨店〇〇はコロナ禍でインバウンド消費だけでなく、国内の買い物客も減って前の決算はひどかった。しかしコロナのワクチンが承認されたというヘッドラインが流れたので「次は業績が回復するだろう、株価が上がるだろう」と思い百貨店〇〇の株を買った。

こんなふうにトレーダーが考え、なかなかの確率で百貨店〇〇の株価が上がっていきます。
「この百貨店〇〇の景気は悪かったけれど、再び需要が増えるだろうから売り上げが伸びて景気が良くなるだろう」ということです。

最初に見た「そもそも知識」(景気や需要)がベースになっているのがわかるでしょうか。
企業も景気を気にしているのでしたね。景気よくお客さんが買い物をしてくれなければ百貨店などの儲けは増えていきません。

次はドル/円の例です。

例:米国長期金利が上がっているとのヘッドラインだ。インフレの可能性もあるという。それでFRBが政策金利を上げるならドルが買われるかな。いっぽう円はどの通貨に対しても人気がないみたいで、クロス円(左側が円の通貨ペア)はどれも上昇中。ドル/円をロングしてみよう。

こんな感じです。
ただし、ドル/円などそれぞれの国で使われる通貨は、あらゆる立場の人々の思惑が交錯するので一つの理由だけでの短期取引はとても難しいです。これがスキャルピングなどでチャート分析が必要とされるわけですね。

ここの米国長期金利というのは米国債(10年もの)の金利のことで、経済をみるうえで多くの関係者が注目する数値です。

また、この例だと「インフレになりそうならFRBが政策金利を上げるかもしれない」と予測していますが、FRBの仕事のなかに「インフレ率を一定に保つ」というのがあるのがその理由です。

ヘッドラインを読むと良い媒体リスト

ヘッドラインを読むと良いいサイトなどを紹介しておきます。
よく目にする名前ばかりですが、それだけメジャーな情報だということです。

なお、当たり前ですが、こういうメディアでインサイダー的な情報は皆無です。
インサイダーがどう考えるのだろうと想像するのは楽しいし、センスも磨けると思いますが、見つけようとするのはキツイです

  • 日本経済新聞電子版(ほとんどの記事を無料で読むことができますし、ヘッドラインだけなら完全に無料)https://www.nikkei.com/
  • ロイター(日本語版があって世界のニュースを見られます)https://jp.reuters.com/
  • ブルームバーグ(ロイターとは違う視点なので念のため)https://www.bloomberg.co.jp/

ただし、経済コラムを読んでしまうと、その記者の相場観に影響されてしまうので、最初はヘッドラインだけを毎日見るだけが良いかもしれません。

また、後で出てくる【観測記事】は、これらのサイトのどこでも出ます。
日本経済新聞は、日銀、ロイターは欧米の中央銀行のものが多いです。

他には、witterアカウントでFT(フィナンシャル・タイムズ)をフォローしておくと面白いでおすすめです。経済指標だけをずーっと表示し続けるページは見つけにくいのですが、ヤフーファイナンスか国内FXの会社のホームページなどで見つかります。
難しければ、SNSのみんかぶFXだけ毎日読むようにするといいでしょう。

参考サイト

ヘッドライン読みをもっと深めよう

もうすこしヘッドライン読みを続けます。
ヘッドライン読みで絶対に忘れてはいけない「織り込み済み」(おりこみずみ)についてです。

【織り込み済み】を攻略する!

さっきの百貨店〇〇の例は「ワクチンが承認された」というヘッドラインでトレードしていましたが、その前から「承認されそうな事実」があったとしたらどうでしょうか。

例えば要人発言で「あのワクチンなら優秀で日本の医療体制にも合っているな」みたいなものが何日か前にあったとします。

そうすると世間の株トレーダーや機関投資家(大きなお金を動かす投資家)などはもう「ワクチンが承認される公算が高い。上がってしまう前に買っておこう」と株を買ってしまいます。

そして何日か過ぎ、ほんとうに政府がワクチンを承認したとします。でもそのヘッドラインが流れた頃にはもう百貨店〇〇の株価は充分上がってしまい、買う人がいなくなっている状態なのです。

おまけに「承認ネタではもうこの株は上がらないよな」となり、持っていた人が売ってしまいます。
ここで【良いヘッドラインなのに株価が下がっていく!】という不思議な出来事が起きるのです。
この一連の出来事こそが【織り込み済み】なのです。

攻略するためには、考え続けるしかありません。
といっても難しくなく「どこのヘッドラインを見ても承認間近とか書いてあるな」みたいに気が付けばいいだけです。

このようにどこを見てもみんな同じようなことを言っているときは【織り込み済み】になっている確率はめちゃくちゃ高いです。

【織り込み済み】は世界中にちらばっている

というわけで、織り込み済みは、少し気を付ければみつけることができます。

例にあげた日本株だけでなく、為替の世界でも頻繁に起きています。
特に政策金利がその国の通貨を動かしますから、中央銀行の発言や発表が注目されますが、その前にも織り込み済みになっていたりするのです。

政策金利の発表前の要人発言やイベント参加も注目されるのはそのためです。
「あの中央銀行の総裁はイベントで政策金利を上げそうなことを言うかも、そうしたら通貨を買っておかないと!」という投資家がいるからですね。

商品にも織り込み済みがあります。
「今年は天気予報も良くてコーンの芽がよく育っている」というヘッドラインがあれば、コーンが実を付けるまえに買われてしまいます。実際にたくさん実がついて農家が大儲けだと喜ぶ頃には相場の世界では織り込み済みになっているのです。

デパートの社員は春にはすでに冬物の販売計画をはじめる!

織り込み済みが日本株だけでなく、世界中の為替や商品にもあるのだという話題でした。
しかし、投資の世界だけでなく、一般の商業や工業の世界でも半年くらい早く活動をしています。(もっと前のこともあります)

服の販売なら春先には、もう次の冬の服をどう売るか考えて気象情報などを見ています。
大学生もけっこう早く就職活動をはじめますよね。もちろん織り込み済みという言い方はしないのですが、似ているところがあります。

つまり為替などの相場のファンダメンタルズも、早め早めに考えていったほうが良いということです。

【観測記事】を攻略する!

織り込み済みと同じように早めに動きが出てしまう原因に【観測記事】あります。

観測記事は、とても厄介で、場合によっては記事を書いた記者さんに腹を立てるトレーダーも出るくらい影響力のあるものです。

観測記事とは、充分な裏付けがなくても「政策金利が上がりそう?!」みたいなヘッドラインを出して、それに対して市場がどう反応するか見るためのものです。

事実かどうかわかりませんが、政府や中央銀行に頼まれてそういう記事を出すともいわれ、
それで相場が乱高下することがほんとうにあります。

中央銀行がやろうとしている金融政策に対して世の中がどう反応するか実験をしてから政策を決めようみたいなことらしいです。
(噂なのに、株価や為替が上がれば、みんな景気が良くなるのを期待しているんだな、など予測できます)

そのため「観測」という名前がついているのです。
これが本当なら、記者に腹を立てるトレーダーがいるのも頷けますよね。

でも腹を立てていてもFXで勝てるわけではないので「こういうこともあるらしい」を前提に立ち回っていくしかありません。

観測記事の攻略方法で、速攻でできる有効なものはありません。
毎日考え、そして観測記事に何度か騙される、という体験を通して勘が身についていきます。

ただ、ここで知っておけば次になにかのヘッドラインに触れたときに「観測記事かもしれない」と思うことができるのです。

今気になる【8つの指標の読み方】

ここまで、ヘッドラインを読むための基礎として「そもそも知識」を、応用として織り込み済みや観測記事について説明してきました。

経済指標の個別の読み方よりも、立ち回りのコツみたいに受け取っていただければ役に立つと思います。最後に気になる経済指標もチェックしておきましょう。

経済指標で中心に見られるのは「前年同月(期)比」です。
「今3月だけど、去年の3月よりも景気が良くなったね」みたいに思っているわけです。

それから、パーセントで出るものはだいたい50より上なら良い雰囲気だとされます。
これも前後の経済状況によって変わることもありますが、一応知っておきましょう。
では、そもそも知識との関係を考えながら読んでくださいね。

 景気に対する役割などヘッドラインや結果の読み方
金融政策各国2~3か月に一度、話し合って決まる中央銀行の政策 各中央銀行ごとに目標や義務があってそれに従って現状に対する政策を決める誰も思いつかなかったような予想外の政策が発表されればゲームチェンジャーになる 中央銀行の動向は、政策金利と同じで【観測記事】や【織り込み済み】が活躍しがち 発表前のヘッドラインに注目!
政策金利その国の経済活動の基礎になる金利で中央銀行が決めている 金融機関同士の貸し借りのときの金利なことが多い意外な数値でない限りは為替に急変はないことが多い それより各市場の細部に徐々に効いてくる
雇用統計「就職が楽ならみんな儲かるし、景気も良くなるでしょ~」ってこと今後の景気が良くなりそうかどうか考える材料になり、頭の隅に置いておくとよい
CPI消費者物価指数なので、インフレ率と同じと思ってもいいが、期待インフレ率などややこしいものもつまり物価。ということはこれが上がればインフレになる。そうすると中央銀行はインフレになりすぎないように何か政策を出してくるかも…と繋がってくる 物価が決まるのは需要と供給の力関係からなので、為替や国債の価格変化とも関係している (景気が悪ければ貯金をして買い物をしない、ならば物価は下がる…などなど)
GDP国民総生産のこと 日本企業でも国外での生産は計算に入らないGDPが勝っているほうの国の力が普通は強い それなのに為替ではドルが下がったりするのは金融政策の違いからだったりする 基本はどの国も自国通貨が安いほうが嬉しい
小売売上高そのまま小売業の売り上げの指標 上がっているほうが景気が良い良すぎるとインフレの心配がある、そうすると中央銀行が動くかも、というように繋がっていく
景況感いろいろ“〇〇景況感”など景気の文字のついた指標は、そのまま景気がいいか悪いかを示す 市場参加者や各業界でリアルに働いている人にアンケートを取った結果だったりするその国や業界の人たちが景気が良いと思っているかどうかがわかる 景気が良いという雰囲気(モメンタムとかいうやつね)があれば「インフレになるかもしれない」などと読んでいく
その他企業系企業の景況感もあるし、製造業の受注が増えているかどうかもある 各業界の景気がわかる業種別に見て、そのとき騒がれている分野なら為替にも影響することがある (コロナ禍での製薬業界など) そもそも知識をチェックしたあと最後にチェックしても大丈夫 ただし企業系の数値は政府の財政政策の元になることがあるので一応注意

ゲームチェンジャーというのは、それまでの流れを変える出来事や存在で、
こう言われるときは、政府の方針が変わって通貨のトレンドが逆転したりします。

中央銀行の独立性という考えがあって、政府と中央銀行はお互いに干渉しないことになっています。
なので政府の財政政策と中央銀行の金融政策はほんとうなら別々に行われ、見るべき経済指標も微妙に違うのです。

中央銀行の観測記事ですが、ストレートに「政策金利がどうのこうの」というよりも「インフレ率があーだこーだ」というちょっと遠回しなことがよくあります。
こういうこともそもそも知識を元に毎日ヘッドラインを眺めているとわかるようになってきますよ。

“景気”という漠然とした情報をもとに政治までが動くわけですが、なんだかなあという印象です。
でもこれを知っていないとファンダメンタルズって結局よくわからないのです。

ここまで読んで「まだ難しいな」と思った方は、下記記事もご参考ください。

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