【海外FX限定】常識と正反対⁉スイングトレードのコツ徹底解説

取引方法

スイングトレードは、主に日足チャートを使い数日から数か月の期間でポジションを維持して売買する手法です。

中長期トレードでは、「ナンピン禁止」や「厳しいストップロス注文」を推奨することが一般的です。
しかし、これは国内FX業者に限った話です。

海外FXではもっとシンプルな異なる戦略が可能で、このサイトでは海外FXでの具体的な手法を紹介しています。

記事は全て無料でご覧いただけますので、ぜひ最後までお読みください。

今回の解説ポイント
・スイングトレードの基本
・【海外FX限定】常識はずれのスイングトレードのやり方
・スイングトレードにおすすめな海外FX業者
・スイングトレードにおすすめな口座
・マイナススワップの解決方法

海外FXのスイングトレードの特徴

下記チャートを見てください。
いつも上下に波打っていますね。
この波に注目するのが今回の特集です。

「スイングトレード」というテクニックはよく聞きます。
スキャルピングなどと並べて語られるのは、ポジションを持つ期間で分類されているからです。

スイングトレードとは?

スイング(swing)= 揺れる

辞書には「前後に揺れる」となっていることが多いですが、トレードでは上下に動くチャートを見るので上下に揺れるという意味で使っています。

  • スイングトレードは数日~数か月のスパンでトレードすることをいいます
  • 1分足も波打っていますが慣習としてスイングトレードとはいいません
  • スイングトレードとは中長期トレードと同じと思ってよく、期間が長い分ファンダメンタル分析が必要になってきます

ざっくりいうとこうなります。
長い間チャートを見ていれば上下に揺れ動いているのがわかり、これをどう取っていくかがスイングトレードの成否の分かれ目です。

国内株式では億り人も発生する方法です。
しかし、国内FXほぼ全ての業者がOTC(顧客と業者との間のFX取引)方式でロスカットレベルも狭いために失敗しやすくなっています。
長くポジションを持てば持つほど、いつ追証を求められるかわからない不安を抱え続けなくてはなりません。

結局は多額の資金を用意して国内FX口座に入金しておかなくてはなりません。
そうすると、レバレッジをきかせたFXの良さが半減してしまいます。
レバレッジがあるなら、小額からチャレンジしたいと思うのが普通だからです。

※国内FXをすぐにやめてしまう人、多いですよね
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一般的なスイングトレードの基本テクニックのやりかた

※これはまだ今回のテクニックとは違います。
基本も知っておくと良いので、簡単に解説しておいて次できっちり説明します。

まず、ファンダメンタルをざーっと確認しトレードしたい銘柄が長期に渡ってトレンドを作り続けるかどうかを予想します。

FXは二つの通貨の組み合わせ(ドル/円など)をトレードするものです。
そこで、ドルが上がり続けると思えばドル/円のロングをして何日も何か月も持ち続けます。

予想が当たって上がり続ければポジションを閉じるときに利益が出ており、無事に利益確定できるという流れです。

上のチャートだとドルの本格利上げが始まった2022年の春(赤の縦ライン)からロングしていれば上がり続けているので利益になっているということです。

また、国内FXのロングはプラススワップのことが多いのでスワップでも利益が出ていることになります。

では次は海外FXのテクニックです。

【常識外れ?】の海外FXでしかできないテクニック

ここから本題です。
上のチャートはドル/円の月足です。

2010年からですが、こうして見るとガタツキがあっても最終的には上がっています。

「円」は長年がんとしてゼロ金利政策を続けているのに対し、「ドルなど他国の通貨」はフレキシブルに利上げをしているために円はずっと安いままになっています。

以上のように考えるのがファンダメンタルの考え方です。
通貨ペアの場合は、まずは金利差をこのように調べて金利の高いほうのロングをするのが普通ですし海外FXでも同じです。

以下に、このような状況の時のドル/円のロングの場合の手法を書いてみます。

  1. ファンダメンタルを把握するのは国内も海外も同じ
  2. チャートを月足、週足、日足で確認
  3. ロングの場合は日足で押し目(一時的に安くなっているとき)を待つ
  4. 押し目をリアルタイムでとらえるのは大変なので、指値をしておく
  5. 指値がついてポジションを持ったあとでも良いので、損切り注文も入れておく
    (すごく遠くで良い)
  6. 政策金利の違いなど大きな理由がある間は大きなトレンドが続くと判断し、
    もし下がったとしても3回くらいはナンピンをしてみる
  7. 利益確定は期間やニュースで決めても良い

この手順は一見国内FXと同じに感じるかもしれませんが全然違います。
次からポイントを細かく説明します。

チャート確認のポイント

チャートを月足から確認するのは、その通貨の歴史ともいえる時間的な全体像を見たいからです。

歴史的な水準からいって、「今の価格は妥当なのか」それとも「新しい時代に入っているのか」など雰囲気をとらえることで目先の価格に振り回されずに済みます。

といっても難しいので、これは本当に雰囲気や何となくで良くチャートの形から自然に感じることを感じるだけで良いです。

なぜなら、大体みんな同じように感じるので市場がどう感じているかそれでわかることになるからです。

今は「すごい上昇トレンドの時代」くらいの認識をしておきます。

※ファンダメンタルはここだけ押さえる!
【ファンダメンタルズ】金融政策と財政政策は、簡単にトレードに使える!

エントリーする価格/エントリーする押し目の決め方

この記事はドル円が145円前後の頃に書かれていますがどの時代でも通用する内容です。
最後まで読んでくださいね!

エントリータイミング(売買する瞬間)は日足で決めます。

2023年前半のように、わかりやすい金利政策の違いがあるようなときは特にエントリー位置を決めやすいです。

でも、数年前から上昇しているのにこれからロングをするのは怖いものです。
日本の利上げ(緩和策終了)の噂もあるので、下がるかもしれないという予想もありえます。

もし不安ならスイングトレードの期間を数日間か数週間と決めて、そこで思い切ってポジションを閉じると決めても良いです。

とにかく上昇途中でエントリーするのなら、いっそう押し目を探す必要があります。
少しでも安い価格である押し目で買えば、少なくとも高値掴みは避けられるのです。

同じ理由でショートをしたいときは戻りでエントリーすれば良いです。

ポイント
スイングトレードのエントリーは日足を見て決める
用語
押し目:上昇するチャートでも、たまに少しだけ下がったりしながら上がっていくので、その下がったところのこと。そこでうまく買えば安く買えることになる
戻り:押し目の反対
高値掴み:チャートを見ていて上昇していると慌てて買いたくなるが、そこが高値ですぐに下がってしまうことが多い。これのこと。安値は逆

ちょうどいい指値の探し方

「政策金利の違い」というハッキリしたファンダメンタル理由があるようなときは探すのが簡単です。

市場参加者がいつもよりも注目していることもあり、140円とか145円とかぴったりな数値かその近くでよく止まります。
大手の金融機関などもそこに指値をいれていると考えられます。

例えば、上の日足チャートは米国の利上げが続いている状況で145円あたりでよく止まっています。

このような数値を【ラウンドナンバー(ゼロライン)】といいます。
こんな名前ができているほど意識されやすい数値です。

トレンドができていることからも、そういう数値で止まると予想して指値をすると良いです。
ただしブレはあるので、少しずれただけでロスカットにならないように資金とポジションサイズのバランスはとっておきましょう。

成行の時よりも50%くらいは小さいポジションの大きさにするのがおすすめです。

仮に145円でロングの指値を入れると決めたとしましょう。
ここまで決めたら、ロングの指値注文を入れて後はそこに触ってくれてポジションを持てるときを待つだけです。

もし偶然チャートを開いたら、145円まで下がっていたというラッキーがあれば迷わずそこで成行ロングをします。

このようにチャンスを掴むためにも、あらかじめ「145円で買いたい」のようなシナリオを持っておくのは大切です。

※MT4の使い方/指値は「~初心者編~」にあります
【完全版】MT4(メタトレーダー4)のダウンロード・インストール方法
【完全版】MT4(メタトレーダー4)の 操作方法 ~初心者編~
【完全版】MT4(メタトレーダー4)の 操作方法 ~レベルアップ編~

【国内との最大の違い】損切り注文の入れ方

次はとても大切な【損切り注文】です。
指値注文のときに出来る人は同時に入れておいてください。
出来なかった人はポジションをもってからでも遅くないので入れましょう。

これも国内FXとの違いで、損切り注文のない時間が少しでもあると追証を心配しなくてはなりません。

それに対し、海外FXではゼロカットシステムがあるためのんびりと損切り注文を入れることができます。
(とはいえ、できるだけ損切り注文は早めに入れるようにしましょう。)

上のチャートでは、145円でロングポジションを持てたとしています。

損切りの数値(価格)は「ここまで絶対に来ないだろう」というところに決めます。

「ここまで絶対に来ない」という価格は、どのくらいの期間ポジションをもっているかにもよります。

例:10年も持ち続ける予定なら⇒10年前、105円まで下がるかもしれないと予想して損切りは100円くらいにしておかなくてはなりません。
1か月くらいの期間なら、日足にトレンドラインを引いてその下くらいのラウンドナンバーにするのが妥当です。

しかも、今の価格よりもできるだけ遠くにします。

145円のラウンドナンバーでロングしたなら、損切りは136円かそれよりも少し下というように決めていきます。
最近、強く下がったときの底値が138円くらいだったのでそれよりも下というように考えることもできます。

いずれも難しいインジケーターで「ATRの〇倍をストップロスにする」など計算も不要なので、初心者でも安易に取り組めます。

むしろ、何かの教科書どおりに出す損切り価格を使ってしまうと現在の価格に近くなりすぎてすぐにストップ狩りにあってしまいスプレッド貧乏や手数料貧乏になってしまいます。

めちゃくちゃ遠すぎないけどポジションを持っている間は、ストップ狩りに合わないような場所を探すのがポイントです。

もしトレール注文を採用するなら、その場合もあまり近くに置かないように気を付けましょう。

用語
スプレッド貧乏:ポジションを持っては損切りや小さな利益確定を繰り返すためにいつまで経っても利益が増えていかないこと。損切り貧乏ともいう。
トレール注文:ポジションを持った後にチャートが思い通りになり、利益が出始めたら損切り注文を近づけていく手法。その後チャートが逆行して注文に引っかかっても少しだが利益が残る。

利益確定方法も常識破り

利益確定は、時期や価格で決めてしまっても大丈夫です。

例えば、145円でエントリーしたら150円を目標にすると決めて150円に利益確定の指値を入れます。
この指値もポジションを持ってからでも良いし、最初からOCO注文で入れても良いです。

また、期間で決めるなら「次のFOMCの前には利益確定する」でも良いし「プラススワップの業者でやってるから1年間は持つ」でも良いです。

これも難しい計算は一切不要です。

経済ニュースだけは毎日見ておいて、おかしな動きがあったらすぐに利益確定できるようにはしておきましょう。

ナンピンしても大丈夫なのは海外FXだから

ここまで準備しても、やっぱりうっかり高値掴みしたらどうすれば良いのでしょうか?

そのポジションは持ち続け、次の押し目でもう1ポジションを持ちます。

そうすると、最初のポジションにかかるコストが下がります。(証拠金を平均するということです。)

ファンダメンタルが強く上昇トレンドをくつがえすようなニュースがない限りは、2回か3回くらいはナンピンしても長い期間の勝負であるスイングトレードなら勝機があるのです。

しかも、大手海外FXはゼロカットシステムがあるのでナンピンしても借金を背負いません。

国内の株式や国内FXはポジションを諦めきれずに何度もナンピンしては損失を膨らませてしまう人が後を絶たないです。
海外FXのシステムでは、ゼロカット(またはロスカットレベル到達)されればスッパリと諦めがついて借金も抱えずに済み自己資金も守られます。

上のチャート図の①でロングしても慌てずにファンダメンタルを見直して、「日銀はぜんぜん利上げしなさそうだ。米国もインフレが改善されそうもないから利上げをやめないだろう」と判断し②や③のところ位でナンピンしても長い目で見れば上がっていくのです。

そして、①の高値を超えればその後も安心して持ち続けていられます。

海外FXのフルレバ実は安全?手法とおすすめ業者

おすすめインジケーター

2種類のタイプを見ながらスイングトレードします。

  1. トレンドがはっきりわかるもの
  2. トレンドラインなど損切りラインを決めるもの

トレンドについては、移動平均線やボリンジャーバンドが使いやすいです。
どちらも右上に上がっていっていれば上昇トレンドというように読みます。
右が下がっていっていれば「下降トレンド」です。

トレンドラインは自分でも引けますので、やり方も知っておくと便利です。

【ふり幅で勝つ!】トレンドラインの引き方と手法
トレンドラインの【始めと終わり】はどこ?ラインの消滅条件と高値安値での引き方

参考資料【損切りラインを決めるインジケーター一覧】

あくまで参考です。
難しめな話になりますので、わかってきてからもう一度ここに戻って読んでみてください。

上のところで損切りラインを決めるインジケーターを少し説明しました。
ここはそれ以外のちょっと中級者~上級者向きのインジケーターを載せておきます。

初心者の方も使いやすいインジケーターを見つけるために使えます。

しかも移動平均線やボリンジャーバンドも実は使えるので、それだけを表示してもできるようになります。
それにはやはり初心者からの成長が必要ですが、知っておいて損はないですね。

  1. サポートとレジスタンスライン
    上で書いたトレンドラインとほぼ同じ意味です。
    サポートラインは価格が下がりにくいポイント、レジスタンスラインは価格が上がりにくいポイントを示します。これらのラインを基に損切り位置を設定します。
  2. フィボナッチリトレースメント
    フィボナッチリトレースメントは、価格の戻り具合を測るツールで、38.2%、50%、61.8%などのレベルを基に損切り位置を設定します。
  3. ATR (Average True Range)
    ATRは市場のボラティリティを測る指標で、ATRの値を基に損切り位置を設定することで、市場の変動に応じた適切なリスク管理が可能です。
  4. 移動平均線
    移動平均線(SMAやEMA)を基に損切り位置を決めることも一般的です。特定の移動平均線を下回った場合に損切りを行う設定が多いです。
  5. パターン認識
    チャートパターン(ダブルトップ、ヘッドアンドショルダーなど)を基に損切り位置を設定する方法もあります。これらのパターンは反転ポイントを示すことが多いで 。
  6. ボリンジャーバンド
    ボリンジャーバンドは価格の標準偏差を基にバンドを形成し、価格がバンドの外に出た場合に損切りを行う設定が可能です。
  7. ピボット
    ズバリ損切りや利益確定の候補の価格を出してくれるインジケーターです。

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海外FXスイングトレードのメリットデメリット

ここまで解説した方法のメリットとデメリットを簡単に整理します。
デメリットになりそうなマイナススワップの解決方法もあります。

メリット

最大のメリットは「ナンピンの失敗を恐れる必要がない」ことです。

そして、ポジションをたくさん持たなくてもいいので、仕事をしていてチャートを見ない時間があってもあまり不安にならないことです。

そのためには、ポジションサイズは気にならない大きさにする必要はありますが常にFXのことばかり考えなくて済むのは兼業トレーダーの方にはピッタリです。

上手くできれば1トレードで大きく稼ぐことができます。

デメリット

ファンダメンタルは知っておかなくてはならないので、苦手な人にとってデメリットになります。
マイナススワップの通貨ペアだと長く持つほどスワップを削られて損した気分になります。
しかし、スワップフリーの業者を使えば問題ありません。

そして、見込み違いなどでナンピンすると資金が増えず失敗となることもあります。

解決策は上に書いておきましたがデメリットも理解して取り組みましょう。

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まとめ

以上、国内FXしか知らない人にとっては常識からはかけ離れた手法かもしれません。
ゼロカットシステムがない追証が発生してしまう国内FXでは絶対にできない優位な手法です。
政策金利が話題になったら思い出してください。

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