国内FX業者でも採用しているところが増えてきていますが、実は利用制限がかけられているのでそのパフォーマンスを充分発揮出来ているわけではありません。
MT4やMT5でFXの利益を伸ばすためには「海外FX業者を選択すべき」ということがはっきりとわかります。
・国内FXと海外FXでの「MT4」「MT5」の利用制限の違い
MT4の設定方法や操作方法はこちらからどうぞ!
1.設定の方法 | MT4(メタトレーダー4)のダウンロード・インストール方法 |
2.初心者向け | MT4(メタトレーダー4)の 操作方法 ~初心者編~ |
3.レベルアップ | MT4(メタトレーダー4)の 操作方法 ~レベルアップ編~ |
もくじ
自動売買取引をするならMT4・MT5がおすすめ
「EA使用で自動売買取引をするならMT4・MT5を選ぶべきである理由」と「国内ではなく海外FXのほうが優れている理由」をここから解説します。
MT4とMT5の特徴と利用できる海外FX業者
Metaquotes Ltd.が開発。
・2019年からMetaquotes Software Courpから表記名変更
・本社もロシアからキプロス共和国へ移動
無料で提供しているトレードプラットフォームが「MT4」(Meta Trader4)と「MT5」(Meta Trader5)です。
MT4は2005年からサービスが開始され、MT5は2010年からサービスを開始しています。
MT5が後継でハイスペックということになります。
※MT4のアップデートはもう終了しており、Metaquotes Ltd.はMT5のアップデートのみを継続しています。
MT4とMT5のスペック差は今後開いていくことになるでしょう。
2018年のシェアは日本市場を除くと「55%」がMT4となっています。
MT4とMT5ではプログラム言語が異なるため、(MT4はMQL4、MT5はMQL5)互換性がないという点が大きな理由の一つです。
そのためMT5のサービスに切り替えず、MT4のサービスをそのまま提供し続けているFX業者も多いわけです。
【大手海外FX業者のトレードプラットフォーム】
XM Trading → MT4・MT5ともに使用可能
iForex → MT4・MT5ともに対応していない
Gemforex → MT4のみ使用可能
(2021年1月17日からMT5がリアル口座でも使用可能に!)
Titanfx → MT4・MT5ともに使用可能
Axiory → MT4・MT5ともに使用可能
以上の5社は、ライセンスも所有しており日本人トレーダーも多く利用しているおすすめの海外FX業者です。
もちろん、MT4やMT5以外にもトレードプラットフォームはあります。
例えば、AxioryはMT4以外にもcTraderといった裁量トレードのスキャルピングに特化したトレードプラットフォームを採用しています。
※AxioryのCTraderやその他の機能を使うならこちら
特にスキャルピングのような超短期売買の場合は、約定のわずかな遅延が積み重なると大きな差に繋がります。
MT5の方を選択した方が環境はいいでしょう。
板情報といって、株式の取引ではよく目にするツールがあります。
現在の為替レートの上下に、どのくらいの注文が入っているのかわかる板情報に似た機能もMT5は持ち合わせています。
※こちらはXMでは利用できません。
※MT5は進化しています!
MT5でできる3つの勝ち方【無料インジケーター指定付き】
インジケーターの充実度
国内FX業者のオリジナルトレードプラットフォームならインジケーターは数種類程度です。
しかし、MT4だと標準搭載しているインジケーター数は「30」でMT5は「56」もあります。
⇒これが、MT4・MT5がFX中級者・上級者向けのトレードプラットフォームと呼ばれている理由です。
FXのテクニカル分析はチャートを利用します。
為替レートの節目を読み取り売買することで勝率を高めていきますが、為替レートの節目というのが参考にするインジケーターによって異なります。
ここでポイントなのが
- より市場心理を見抜けるインジケーターを利用すること
- なるべく多くのトレーダーが参考にしているインジケーターを利用すること
ですから、種類が多ければいいというものでもありません。
MT4とMT5は、一般の一流トレーダーが開発した最新のインジケーターもダウンロードして簡単に利用することができるという点が優れています。
そして、カスタムインジケーターも充実しています。
トレーダーが重要視するインジケーターも時代と共に変化しており、そこに柔軟に対応できるのがMT4とMT5の強みです。
ローソク足チャートの時間足は「MT4が9種類」で「MT5は21種類」と豊富です。
「2分足」「3分足」「4分足」といったように、かなり細かく分けて分析することできるのがMT5です。
国内FX業者が独自に提供しているトレードプラットフォームでもインジケーターは搭載されていますが、基本的に初心者向けのメジャーなものが大多数です。
種類がかなり絞られているので整理しやすい反面、限定的な分析になってしまいトレード力をさらに向上していきたい中級者には物足りないものがあります。
よりFXを突き詰めていきたいのであれば、FX初心者であっても最初からMT4やMT5にチャレンジしていくべきでしょう。
※インジケーターのおすすめと使い方はこちら
EAで様々なストラテジー(戦略)を実践可能
その数はもはや数え切れないほどです。
なぜ、そんなに自動売買ツールがあるのか?
⇒MOL4やMOL5といったプログラミング言語を勉強すれば、誰でも自分で自動売買ツールを開発できるからです。
このMT4やMT5で使用する自動売買ツールを「EA」(Expert Advisor)と呼んでいます。
MT4やMT5であれば超一流トレーダーが開発した最新EAをダウンロードして、超一流トレーダーのストラテジー(戦略)による24時間自動売買も可能です。
寝ている間(この時間帯が世界的には一番取引が活性化する時間帯です)、仕事や家事をしている間もEAがどんどん利益を積上げてくれまさに不労所得です。
トレーダーは、1日2回くらいチャートの状況を確認するという最小限の作業だけで充分です。
それだけの成果を出すEAは高価なものになりますが、実はEAは無料で提供されているものもあり簡単に手に入れることもできます。
特に、もともとEAを開発する会社であった「Gemforex」では「EA使いたい放題サービス」を行っています。
有料だと実際に使ってみて効果がなければ損するだけですが、無料の使いたい放題であれば色々なEAを試しに使ってみることができます。
※MT4対応のEAのみです。
1週間・1ヶ月以内の「成績ランキング」「人気ランキング」も掲載され、システムトレード初心者でもEAを選択しやすくなっています。
Gemforexでは、トレーダーを4つに区分しておりステータスは口座残高によって異なります。
※このステータスによって、月にダウンロードできるEAの数が決まっています。
【Gemforex:EA使いたい放題サービス】
- ビギナーズ→口座残高5万~10万円,月に1つEAがダウンロード可能
- アドバンス→口座残高10万~20万円,月に3つEAがダウンロード可能
- プロフェッショナル→口座残高20万~30万円,月に5つEAがダウンロード可能
- マスターズ→口座残高30万円以上,無制限でEAがダウンロード可能
※GemforexのEAおすすめはこちら
※気にせずEAをダウンロードして試していきたい人⇒口座残高は30万円以上を維持するようにしてください。EAは複数稼働することもできます。
「米ドル/日本円はこのEA」「トルコリラ/日本円はこのEA」というように使い分けもできます。
ただし、パソコンは24時間起動させておく必要がありスペックによる問題も浮上してきますのでVPS(Virtual Private Server:仮想専用サーバー)のサービスも同時に利用するのがいいでしょう。
これだと自然災害で停電しても、EAは別の場所のサーバーを利用しているので問題なく電気代のコスト削減にもなります。
XMやGemforexは無料でVPSを利用できるサービスも提供しています。
またMT4やMT5には、EAのバックテストの機能があり過去の為替レートの変動に対してどれだけの利益を出せるのかどれだけの損失になるのかをテストすることができます。
実際にしっかり対応できているのか確認できるのもシステムトレード初心者には嬉しい点です。
裁量トレードでいくら頑張っても成果が出ないという人には、多少のコストがかかってもMT4やMT5でシステムトレードをしてみることをおすすめします。
・EAは複数稼働もおすすめ!
MT4を利用しても国内FXと海外FXではかなり環境が違います。
システムトレードといっても選択肢にかなり差があるということです。
ここからは、国内FXと海外FXの違いについて詳しくお伝えしていきます。
国内FXと海外FXではMT4の利用方法が違う
国内FXではMT4に制限をかけているケースが多い
国内FX⇒自社で開発したトレードプラットフォームを提供しているFX業者の数が圧倒的です。
MT4が利用できるFX業者には限りがあり、MT5となると国内では1社~2社という数です。
【国内FX業者のMT4の制限の例】
・EAにはそもそも対応していないのでEAによるシステムトレード不可。
インジケーターもEAもダウンロードできないのであれば、そもそもMT4を使う必要性があるのかという話です。
MT4のメリットを全部削除しているようなものです。
ですから、国内FXで「うちはMT4が使えるよ」と宣伝していてもよくその内容を確認する必要があるでしょう。
特にEAが使えないのは致命的です。
その点、海外FX業者には制限がありません。
「インジケーターがダウンロードできる?」「EAによるシステムトレードができる?」といった心配をしなくて済みます。
(海外FXでもMT4やMT5を採用していないFX業者は別です。)
MT4やMT5の最大の強みは、最新の為替相場にマッチしたインジケーターやEAを使える点であることを忘れてはいけません。
※国内業者と海外業者をトータルで比べてみると?
国内FXはオリジナルの自動売買ツール限定
国内FXは自動売買ツールを利用したシステムトレードができないのか?
⇒そういうわけではありません。
国内FX業者でMT4が利用できなくても、システムトレードをウリにしているところは増えてきました。
しかし、EAを利用したシステムトレードとは明らかに大きな違いがあります。
・「自動売買ツールが限定されている」
単純に買いか売りかを選択し値幅を決めて、あとは自動売買ツールに任せるだけといったものです。
設定がシンプルですが、この一つの方法しか提供していないので通貨ペアや値幅を決めるぐらいで全て同じトレードスタイルになります。
もちろんシステムトレード初心者にとってはわかりやすい仕組みですが、これだけでスプレッドが広くなりコスト増になります。
EAであれば色々なインジケーターを参考にして売買のラインを決め、自動取引をしてくれるものなど多彩です。
種類が豊富な分だけ選ぶのに悩むという側面はありますが、状況によって使い分けできるのでそれだけ勝てる可能性も高まります。
・「色々なストラテジーを選べたとしても、そもそも開発者が少ない」
システムトレードの方法が一つではなく、選択肢が豊富にはなっている国内FX業者もあります。
選択肢が多いのはメリットになりますが、MT4のEAを開発している人たちが世界規模に対して日本国内のさらに限定された人たちの中だけで開発され提供されているものなので実績面で不安があります。
利用しているトレーダーの数が少ないので説得力に欠けます。
その点、MT4やMT5のEAの開発者は世界中の敏腕トレーダーであり利用者の数も比較になりません。
そこで確かな実績をあげているということは、かなり信用できる自動売買ツールということです。
ある程度高額なEAであったとしても、その分だけ利益を出すことができるのであれば必要な投資です。
また、EAは自分でプログラミングすることも可能です。
プログラミングが苦手な人でも比較的楽に開発できるようなサイトが多くあります。
自分なりのストラテジーを反映した自動売買ツールを開発したいという人は、チャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。
成果が出るのであれば売り出すことも可能で、この点もMT4が人気を誇っている理由の一つでしょう。
つまり同じシステムトレードにしても、国内FXと海外FXでは、規模も成果もまったく異なります。
だからこそ、ここまでMT4のシェアが高いわけです。
世界中のトレーダーはFXで勝つために、海外FX業者のMT4やMT5を利用しています。
・なおのことEAは海外FXのほうが使いやすい
・世界中のトレーダーはシステムトレードで勝つためにMT4やMT5を活用する!
・自分で作ったEAを売ることもできる!
※おすすめ海外FXはこちら
海外FXでのシステムトレードの注意点
便利なシステムトレードですが、海外FXで超ハイレバレッジの取引をする場合は注意してください。
許容できる損失をしっかりと確認したうえで、EAを利用していきましょう。
また、完全にEAに任せっきりになるのではなく毎日チャートを確認することやファンダメンタルズ要素についての情報には敏感になっておく必要があります。
急変があった場合は、EAの稼働を止めることや設定を変えることなどを検討しなければなりません。
成果を出せないEAについてはすっぱりと切り捨てることも重要です。
特に古いEAを使い続けても成果を出すことは難しくなりますので、新しいもので自分のトレードスタイルに合ったものを定期的に探すこともしていきましょう。
なかなかEAを使って成果が出ない場合は、EAのバックテストだけではなく現在の為替相場の変動に対してどのくらいの成果をあげているのかというフォワードテストもしっかり確認してください。
さらにバックテストやフォワードテストには、スプレッドやスリップページが反映されていません。
実際に利用すると利益幅は狭くなるので、その点の考慮も忘れずにしてください。
公開されている勝率よりも実際は低くなるという傾向があります。
MT4とMT5はプラグラミング言語が異なるので、MT4のEAをMT5で使うことはできません。
(逆も然りです。)
そうなるとEAの品揃えが充実しているのがMT4なので、どうしてもMT5に切り替えられないトレーダーやMT5の提供に消極的なFX業者も多くなります。
このような理由で長い間MT5のシェアは伸び悩んでいました。
2020年代になってインジケーターやEAも増えてきてやっと利用者が増えてきました。
今後もっと人気が出るにしたがってストレスなく使えるようになるでしょう。
しかし、互換性のないことは変わりません。
EAを購入する際は、「MT4用なのか」「MT5用なのか」間違えないように注意してください。
・成果を出せないEAは止める、切り捨てる決断も必要
・バックテストも注意点を確認につつ行おう
・EAはMT4用なのかMT5用なのかしっかり確認して導入を!
※バックテストについてはこちら
まとめ
FXにおいて最も愛用されているトレードプラットフォームが「MT4やMT5」になります。
勝率を高めてくれるのは海外FX業者が提供しているMT4やMT5です。
その違いを事前に把握しておき、海外FXで最先端のインジケーターやEAを利用しFXの利益を積み上げてください。
特にどうしても感情的になって取引してしまい損失が大きくなるという悩みを抱えている人は、自動で利益確定・損切りをしてくれるシステムトレードはおすすめです。
方法を変えれば成果も大きく変わってきます。
ぜひ一度、MT4やMT5のEAを利用したシステムトレードも体験してみてください。
大切な資産ですから、効果的に増やしていく方法を検討していきましょう。
※トレード中の感情をコントロールしたい人はこれを読んでみて