ペイペイなどの電子マネーとは少し違い、海外送金もできます。
オンラインウォレットにお金を預けておくこともでき、そこから自分の海外FX口座にお金を送ることもできます。
※ビットコインなどの仮想通貨(暗号通貨)を保存するための場所もオンラインウォレットといいます。
・注目度急上昇中のVLoadのことがわかる
オンラインウォレットを持つメリットデメリット
一度アカウントを作れば楽なオンラインウォレットですが、「メリット」「デメリット」もチェックしておきましょう。
メリット
利益や損失もわかりやすいく、入出金の手数料も安く抑えることができます。
入金のクレジットカードが対応するブランドも多く、決済の手間と時間を大幅に節約できて慣れるととても便利です。
デメリット
過去には、オンラインウオレットの取り扱いを急にやめる海外FX業者もいました。
また、オンラインウォレット側で「海外FXでは使えません」と決めてしまうこともあります。
そういった事態に対して、臨機応変に対応しましょう。
※bitwalletは、海外FXでもほかのサービスでもよく使われているウォレットなので優先順位は高いでしょう。
・デメリットはあるけれど、対処法はある
海外FXで使える人気オンラインウォレットはどれ?
オンラインウオレットが使える機会の多い順にランキングします。
※ここではオンラインウォレットのみを一覧にしています
オンラインウォレット人気ランキング【使える業者つき】
人気のオンラインウォレットを一覧にしました。
オンラインウォレット | 入金に使える業者 | 出金に使える業者 | |
---|---|---|---|
1 | bitwallet(ビットウォレット) | XM、Titan FX、iFOREX | XM、Titan FX、iFOREX |
2 | STICPAY(スティックぺイ) | XM、Titan FX、Axiory、Tradeview、LANDFX、MyfxMarkets | XM、Titan FX、Axiory、LANDFX、MyfxMarkets |
3 | BXONE(ビーエックスワン) | XM、BIGBOSS | XM、BIGBOSS |
4 | VLoad(ブイロード) | Axiory、HFM(旧ホットフォレックス) | Axiory |
※bitwalletとの提携解除という噂のあったXMですが、公式サイトによると2021年11月現在は使えています。
※GemForexは人気のオンラインウォレットのほとんどが「メンテナンス中」になっていて使えません。
ZOTAPAY、Perfect Moneyが使えますが、これらは今のところあまりメジャーでなく中国の顧客さんのための方法なようです。
「海外FXの入金と出金をメリットとデメリットで比較!(ネタバレ→bitwalletを使おう)」
「【画像つき】XM(XM Trading)の入金・出金解説!」
「【保存版】Titan FXの入金・出金方法を画像つきマニュアル解説!」
「【保存版】GemForexのおすすめ入出金方法を画像つきで解説!」
「【保存版】Axioryのおすすめ入出金方法を全画像つきで解説!」
その他の有名なオンラインウォレットについて補足
※ただし、「Curfex」は「Axiory」の銀行送金で使う仲介サービスで今も使えます
オンラインウォレットとは性格が違うので簡単に解説しています。
NETELLER (ネッテラー)
2016年に日本でオンラインカジノでの利用ができなくなりました。
以前、海外FXで使えていたのですが業者のほうが「使わない」と決めたことで海外FXでも使えなくなりました。
Skrill (スクリル)
ネッテラーと大体同じ経緯で、ほとんどの海外FX業者が扱いをやめてしまいました。
Paypal(ペイパル)
こちらも、海外FXでは使えないと思っておいた方がいいです。
ただし、一般的な買い物などでは日本でも使えることがあるので持っている人は慌てて解約しなくてもいいでしょう。
iWallet(アイウォレット)
オンラインカジノでよく使われるものです。
使用停止になったり戻ったりと日本での利用が不安定です。
Curfex
会員登録が必要なサイトで銀行送金が行えます。
Axioryで使えます。
ウォレットのサービスはなく、送金サービスだけやっています。
あくまで送金の仲介という位置づけです。
Bitpayなど
ビットコインといった仮想通貨ウォレットです。
海外FXでも、ビットコイン入出金ができるので持っていて損はありません。
しかし、仮想通貨の送金は特殊なので注意しましょう。
日本のコインチェックやビットフライヤーなどの口座からでも海外FXに送金ができます。
それを確認してから、Bitpayなどの新しいウォレットを使用するかどうか決めても良いでしょう。
オンラインウォレットの口座開設方法に共通すること
オンラインウォレットの口座は、お金に関わるサービスで本人確認などはきちんと行わなくてはいけません。
共通して必要なもの、用意するもの
共通して、「これは準備しておいた方がいいよね」ということをまとめます。
事前に用意するものは、口座開設の時とほとんど同じです。
FX口座を作った勢いでパッと作っておくと、書類等を改めて用意する必要がなくてとても楽です。
※一般的な内容で一覧にしてあります。
サービスによって「これも使えるよ」とか「これは使えないな」ということもあるので、あらかじめご了承くださいね。
メールアドレス | まずは必要。IDとして使うことも多いです。Gメールなどのフリーメールでもできます |
本人確認書類 | 運転免許証、パスポート、写真付き住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書、マイナンバーカード、などが使えます |
IDセルフィーを取るためのカメラ | IDセルフィーをPCやスマホに付属のカメラや、デジカメなどで取る必要があります。身分証明書と自分が一緒に写っている写真が”IDセルフィー”です。今はほとんどのオンラインウォレットで求められます |
住所証明書 | 本当に申請した住所に住んでいるのかどうかという、いわば証拠の書類。 各種健康保険証、銀行やクレジットカードなど金融系の利用明細や領収書、水道やガス電気等の請求書や領収書、電話の請求書や領収書、直近(多くは6カ月以内)の住民票、印鑑登録証明書、などなど。 住所と名前がはっきりと書かれていて、最近届いた郵便物(電料金話の請求はがきなど)が使いやすいです |
クレジットカード | オンラインウォレットに対して入金するときにクレジットカードが便利で手数料も安いです。デビットカードでもできます (銀行送金できるところも多いので必須ではないです) |
出金先の銀行口座の情報 | オンラインウォレットと同じ名義でないと使えません。口座番号や支店番号がわかるものを用意しておきましょう |
事前にパスワードも決めておくと良いです!
共通する口座開設手続き
口座タイプやプラットフォームを選ぶ手間がないので、オンラインウォレットの口座開設は手間が少なく簡単です。
※本人確認やセキュリティ面の設定は海外FXとほぼ同じです。
また、スマホやタブレットなどのデバイスでも通信環境さえあればできます。
細かい部分はサービスによって違いますが、ここを読んでからアカウントを作ればミスの回避になります。
手続きの流れの概要をまとめておきます。
- 公式サイトには必ず「登録がまだの方はこちら」などの案内があるので、そこに行くとメールアドレスとパスワードを入力する画面になります。
「法人用アカウント」と「個人用アカウント」を選ぶときは必要なほうを選んでおきます。
ここでは、個人アカウントについて解説しています。 - メールが届くので、その内容に従って登録を進めます。
たとえば、メールに登録用のURLがあるのでクリックしてそこに行きます。 - 住所や氏名など、個人情報を入力するのが登録画面です。
必要なことを嘘なく入力していきます。
嘘を書くつもりでなくても誕生日を間違えたりするとあとで直すのが大変なので、気をつけてください。
電話番号は家電でなくても携帯電話番号でも大丈夫です。 - ログインのパスワードを設定するなど、セキュリティ上の設定も必要です。
このとき、「秘密の質問」を入力することもあります。 - すべての入力が終わったら「登録完了」とか「送信」とかのボタンを押せば、すぐに「登録できました」というメールが届いてひとまず完了です。
- 本人確認書類の写真とIDセルフィー写真をネットでアップロードするという手順が個人情報入力の時に必要なところもあります。
または「後から詳しくメールしますからそのときでいいですよ」というオンラインウォレットもあります。
とにかく指示にしたがって、写真をアップロードかメール添付で送ると、問題なければ「承認」という意味のメールが届いて本人であると認めてもらえます。
・事前に写真等を用意しておけばスムーズに終えることができます。
広告で見かける「5分で登録」ができ入出金が行えます。
・クレジットカードや銀行などの情報は入金の直前に求められることがほとんどです。
会員登録時に焦らなくても大丈夫です。
・出金先の銀行情報も、出金したいときに入力して充分間に合います。
以上、どこのオンラインウォレットでも似たような手続きで口座開設できます。
共通する入出金手続き
どのオンラインウォレットでも日本語で解説されているので、英語ができなくて困るということはありません。
オンラインウォレット入出金方法と手数料一覧
オンラインウォレット | 入金方法 | 出金方法 | 手数料 |
---|---|---|---|
bitwallet(ビットウォレット) | クレジットカード、デビットカード、みずほ銀行振込、(Apple Payについては公式サイトには何も書いてない) | 銀行振込(クレジットカードぶんは返金扱い) | クレジットカード、デビットカード入金8~8.5% 銀行振込入金0.5% 国内銀行出金777~824円 海外銀行出金4800円+1% |
STICPAY(スティックぺイ) | クレジットカード、デビットカード、海外銀行、ビットコイン | 国内銀行、海外銀行、STICPAYカードでATM出金 | クレジットカード、デビットカード入金3.85% ビットコイン入出金0% 国内銀行出金600円+2.5% 海外銀行出金5% ※STICPAYカードは下に記載 |
BXONE(ビーエックスワン) | 国内銀行、海外銀行、仮想通貨 | 国内銀行、海外銀行、ビットコイン、イーサリアム、eZpayカード | 入金はすべて無料 国内銀行出金は最低2000円でそれ以上は1% 海外銀行出金は最低20ドルでそれ以上は1% ビットコイン出金は最低0.001BTC~ イーサリアム出金は最低0.01ETH |
VLoad(ブイロード) ※ステージ1 | クレジットカード、デビットカード(VISA、Masterのみ)、 海外銀行送金 | 出金は海外銀行のみ | ※クーポン(eバウチャー)購入という新しい形式。。 クレジットカード、デビットカード入金3.5% 国内銀行入金2.5%~ 海外銀行入金2.5%~ 出金は最低5,000円から ※Axiory口座への送金は2万円以上は無料 |
※STICPAYでは、国内銀行からの入金が現在できません。
STICPAYカードの入金手数料は2%です。
出金手数料は無料キャンペーンがあるときがあります。
※「クレジットカードの現金化」は避けられる傾向があり、業者側もしないようにしています。
なので、クレジットカード入金はすぐに出金できません。
「1カ月開けてください」というオンラインウォレットがほとんどになります。
※VLoadはステージ1~ステージ3まで顧客ランクがあり、個人情報をたくさん送るほど高いランクになります。
ステージ1は、利用上限が50,000円までと小さいですが、メールアドレスと身分証明書だけで登録できます。
bitwallet(ビットウォレット)【特徴と注意】
では、それぞれの特徴や注意点を確認しましょう。
2017年からよく使われるようになり、すぐに「海外FXといえばbitwallet」という存在になりました。
※2018年までは「mybitwallet」という名前でした。
このメールには以下の大切な情報が載っています。
- 口座の種類
- 口座ID
- パスワード
- セキュアID
※セキュアIDは一度なくすと再発行が大変です。
セキュリティ対策のポイントにもなっているもので、大切に扱ってバックアップもしておくのをおすすめします。
・セキュアIDの載ったメールを大切に保管しよう
・海外FXをするなら作っておくといいオンラインウォレット第一候補です
STICPAY(スティックぺイ)【特徴と注意】
「STICPAYカードは気になるけど、ちょっと使いにくいな」という印象です。
とはいえ、魅力的な部分も多くあります。
- オンラインウォレットだけでなく決済サービスも可能
- STICPAYカードはショップでの決済やATM出金も可能
- STICPAYアカウントを持っている者同士で、国境を超えてお金のやり取りも可能
MasterCardと提携しているショップなら買い物ができる
・海外のネットショップでの決済を現地通貨でできる
個性的で多様なサービス展開をしているSTICPAY。
使ってみると意外と手数料が高くなって「こんなはずじゃなかった」と思うことがあります。
→手数料がわかりやすく操作も簡単なbitawalletをおすすめします。
STICPAYでのビットコイン入金の手数料は無料です。
※出金元の仮想通貨ウォレットの手数料は取られます。
また、過去にネッテラーのアカウントを作って今も使っている人は、ネッテラーからも入金ができます。
※今は日本人にはネッテラーアカウントを作ることはできません。
・はっきりした目的がある場合だけ、作ればいいオンラインウォレットです
BXONE(ビーエックスワン)【特徴と注意】
主に仮想通貨をやり取りすることが多いBXONEは通貨の銀行入出金もできます。
※円は国内銀行送金のみで送ることができますが、これは不便ですね。
クレジットカード入金もできません。
クレジットカードを使う機会は、入金のためのビットコインを買うときです。
【良い点】国内銀行のシティバンクから入金でき、入金手数料は無料なところ。
【悪い点】出金手数料が高いところ。(20万以下の出金手数料は2,000円です。)
現時点において、海外FXでは「XM」と「BIGBOSS」で使えます。
ただ、XMで仮想通貨取引ができません。
BIGBOSSでビットコインを行う人くらいしか使わないでしょう。
そこで、気になるのは「eZpayカード」です。
アカウントとパスポートがあれば、eZpayカードを作ることができます。
これはプリペイドカードで、アカウントからeZpayカードにチャージすれば世界中で使えるというもの。
※チャージの際はドルに両替が必要です。
届くまで1カ月ほどかかりますが、世界で活躍したいという人は持っていてもいいかもしれません。
・BIGBOSSのユーザーくらいしか使わないだろう
・プリペイドカードのeZpayカードは世界中でショッピングができる
VLoad(ブイロード)【特徴と注意】
クーポン(eバウチャー)を購入することで、入金と同じように円やドルやユーロが使えるというしくみ。
勝手な金額をVLoadに入金することはできません。
※出金(キャッシュアウト)も同じです。
しかも、海外銀行にしか出金は出来ないうえに手数料が高い(最低でも3,000円)です。
同時に銀行側からも手数料が取られます。
気軽に使うには少し辛いオンラインウォレットです。
顧客ステータスの一覧も簡単に載せておきます。
ステータス | 開設方法 | 購入限度額 |
---|---|---|
ベーシックティア | メール認証のみ | 最大15,000円 または最大購入回数2回 |
ティア1 | 本人確認書類 | 最大50,000円 または最大購入回数4回 |
ティア2 | 電話番号認証 現住所確認書類 クレジットカード画像 認証フォーム登録 | 最大250万 |
ティア3 | 資金源申告 IDセルフィー | 無制限 |
会員ステータスが4つに分かれていて、個人情報を送るほどステータスが上がります。
また、eバウチャーの購入限度額も上がります。
※VLoadだけに絞ってしまうと出金が大変ですので、最初からアカウントを作らなくてもいいでしょう。
FATCAについて
手続きの際には「FATCAにサイン」をします。
これは米国の税法のことで、脱税を防ぐために締結を結んでいる国の金融機関が顧客データを提出しています。
日本国籍の人で米国への納税義務がない人は、「CRS」が管理下になっています。
※FATCAとは
https://help.vload.com/ja-JP/support/solutions/folders/16000095429
・入金は無料だけど出金手数料が高い
・出金が海外銀行のみは、すごくハードルが高い
・Axioryで採用されているけれど、ほかの方法もあるので無理に使わなくていい
まとめ
今回は、いくつもあるオンラインウォレットを「知ってる!」と言えるくらいになるまでの情報をお伝えしました。
細かい登録方法をそれぞれ載せることはできませんでしたが、ここを読み終えただけでも馴染みやすくて不安が減ったのではないでしょうか。
※海外FXの不安をすべて解消しよう!
「【出金トラブル?】海外FXで勘違いしやすい違法トレードと回避方法とは?」
「【警告】金融庁が海外FX業者になぜ警告を発しているのか?」
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