MT4とMT5にあるインジケーターを使うだけでFXで利益を得られます。
しかし時代によって人気インジケーターが若干変わるのは、市場がガラっと変わってしまうからです。
そこで現状で使いやすく相場をとらえやすいインジケーターと設定をランキング形式でまとめます。
● 銘柄別おすすめインジケーターランキング
● 使い方
もくじ
海外FXで手法とインジケーターの入れ替えを行う理由
コロナがはじまった2020年には原油価格がマイナスになるなど、10年に1度起きるかどうかの荒れた相場になりました。
しかもコロナを最初に恐れたのは欧米だったので、世界の金融市場にもとんでもない打撃を与えたのです。
アメリカの米ドルはいまも世界の基軸通貨なので影響が大きいのです。
コロナ過をすごすうちに、先進国が次々と利上げし、ドルは対円でぐんぐん上がり、戦争まで起きてしまいました。
現金を持つ人の多かった日本では、キャッシュレス決済がハイスピードで普及しました。
コロナが終わって、日常は取り戻しても、一度変わった習慣は元には戻らないものです。
トレードをしていると、コロナ前にうまくいっていたインジケーターが使いにくくなったことに気づきました。
その後ウクライナとロシアの戦争がはじまると、もっと使いにくくなりました。
MT4/MT5を使う海外FXでは、インジケーターを市場や銘柄に合わせて設定して使うことが多いです。
そして、その設定を見直すときがやってきたと感じています。
入れ替え方法とおすすめインジケーターを書いておきます。
● 市場の変化に従って使えていたインジケーターや手法が使えなくなり、入れ替える必要が出てきた
コロナ後の為替相場の変化とインジケーターを見直す理由
これを書いているのは2023年です。
しかしこの後ずっと使えるインジケーターの見直し方を書くので、たまに見返してください。
コロナ過はすっかり落ち着き、マスクを付けているのは日本人だけになったという昨今です。
その日本人も休日ごとに大渋滞を作って旅行をしていますね。
通貨市場では、経済指標との関係が素直になりました。
かつて人気だった「米雇用統計」が復活
アメリカは消費社会なので、ふつうは消費者がたくさん買い物をしているかどうかがとても大切です。
そもそもFRBの使命のひとつが消費を安定させることなのですが、FXでは雇用統計が重視されていました。
発表時にはドルもすごく動くのでトレーダーにも人気でした。
特に2008年のリーマンショックの後では気にされるようになり、国内FX業者では今も雇用統計の時間に動画配信でお祭り騒ぎをしています。
しかし、コロナ騒ぎでは物流がピタッと止まり、世界中のモノやサービス、人が移動しなくなりました。
つまりお金が流れなくなったのです。
仕事も止まったので、給付金が届くまでは消費も止まり、目の前の経済状況は消費者物価指数が如実にあらわすようになりました。
そこで、消費者物価指数の発表後によくドル円が上がったり下がったりしていたのです。
この時点では、コロナ前に使っていたインジケーターは使えていたのですが、
なぜか雇用統計が再注目されはじめてからというもの、とても使いにくくなりました。
コロナ時代のインジケーターが使いにくくなったたったひとつの理由
微細な理由はいくつもあるでしょうが、わかりやすいポイントがひとつだけあります。
為替はあまり荒れさせないように誘導するのが各国の金融政策のはずです。
しかしコロナで打撃を受けてやっと立ち直りそうなところに、戦争が起きてガスや原油などが再び高騰、市場の荒れが収まりにくくなりました。
荒れが何度かあったおかげで、売買が振り落とされたことで、おとなしくトレンドを作っているのだと考えられます。
為替は売ったら買い戻さなくてはならないし、買ったら売らなければならない人が多いので、しばらくすると落ち着くのです。
また、雇用統計の人気復活の流れはこのようなことになります。
- 雇用統計が注目され始めたのは3月ごろから
- 同時にアメリカの利下げの噂が出た
- 利下げと利上げのカギは雇用統計という判断から人気が復活
使いやすい業者のランキングに変化の兆候!
不動の1位のXMは変わらないのですが、いまひとつ人気のなかった業者さんが日に日に使いやすくなっています。
この理由はコロナではなく、業者どうしの競争でそうなっているのでしょう。
ボーナスの無かったTitan FXが生まれ変わった?
ボーナスのないTitan FXでも、新しいキャンペーンが実施されはじめました。
今も口座開設ボーナスや入金ボーナスが常設されているわけではないのですが、
キャッシュバックキャンペーンやTwitterキャンペーンといったこれまでの海外FXではなかったようなイベントが続いています。
よくある海外FXの入金ボーナスは参加しにくいと不満があった人も、Twitterキャンペーンならフォローとリツイートだけで応募できるので慣れない人も参加できて身近になりました。
お友達紹介キャンペーンは終了時期が未定で、実質ずっとあるキャンペーンと判断してよさそうです。
また、季節ごとに新しいキャンペーンが開催されるので、楽しみが増えています。
XMに続いて2番目に使いやすいと発言するトレーダーも出てきています。
XMは変わらず使いやすい
ただし、少し心配なのが出金拒否についてです。
これは他の業者でもあるのですが、そこらじゅうの海外FX業者で違反行為を繰り返していた巨大グループがあったらしく、その対応のために出金時の本人確認が厳しくなっているのです。
XMでも「出金がすごく遅い」「違反者と疑われて書類提出を求められた」というtweetを見かけます。
1日違いで出金に成功している人もいますね。
こちらもいずれ収まるとは思うのですが、大きな金額の出金は時間がかかると覚悟しておいたほうがいいのかもしれません。
このようなことがなければ、入出金の信頼度は業界一といっていいほどのところです。
余談ですが、トレード初心者から上級者まで学びのあるXMならではの日本人講師によるウェビナーも、見逃しにくく見やすくなりました。
※ウェビナーは見ておくべき!
【神サービス!XMウェビナー】FX相場を乗り越えたリアル日本語講師から学ぶコツ
銘柄ごとの新しい特徴と勝ち方【主要銘柄】
上下によく動く銘柄がいくつもあって、しかも急な動きではないことが多く数日かけて動いたりします。
それで、スイングトレードでトレンドを追いかけやすい状況になってきています。
ただしエキゾチック通貨など、不確定要素の多い国の通貨はまだまだわかりにくいので、トレンドフォローはやりにくいです。
特に目立つ銘柄で、かつ主要銘柄をピックアップしてみます。
先に概要をまとめます。
- おすすめ銘柄はスイングトレード向き
- 為替はドル円、ユーロ円がおすすめ
- 株価指数は日経225がおすすめ
- 賞品はゴールド/米ドルがおすすめ(日本円じゃないほうがいい)
詳しくみていきましょう。
為替
わかりやすくてやらなきゃ損だと思えるのが、ドル円です。
アメリカが利上げをやめないだろうという意見が多いです。
そうなると上昇トレンドが崩れにくいでしょう。
利上げをやめるという噂や事実でもなければ、長い間トレンドを作るのでスイングトレードができます。
ユーロはその反対になりがちですが、日本円よりは強くなります。
利下げなどなければユーロ円のほうがわかりやすいはずです。
オセアニア通貨はバラバラとしたチャートなので、ゲームチェンジャーが出てこないとわかりやすいトレンドがなさそうです。
● 利上げ・利下げが明確にわかるドル/円が特におすすめ
株価指数
日経225がインバウンド消費の活況で上がっています。
商社株をウォーレン・バフェットさんを買い増したこともあり、外国人投資家に注目されたようです。
波を打ちながらトレンドを作りそうです。
商品CFD
世界は不安定なので金が買われているという状況です。
ゴールドのトレンドに乗るスイングトレードができそうです。
プラチナ、銀など一時は上がった貴金属は小さいトレンドができたり消えたりしているようです。
スプレッドも大きいので、スキャルピングはおすすめできません。
トレンドができるのを待つのが賢いでしょう。
原油はサウジなどの小さいニュースで上下しますが、下がりにくいです。
ただしレンジ相場なので気持ちのいいトレンド売買はできなさそうです。
● トレンドがゆったりと作られそうなゴールド/米ドルがおすすめ
例外はビットコイン
なんの例外かというと、ビットコインは株や為替のようななだらかなトレンドを作らず、ぴょんぴょん動くので、慣れたインジケーターやテクニカル分析でやるしかないと考えます。
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インジケーターの最終結論【これをこれに入れ替えてください】
特にオシレーター系は相場に合わせてパラメーターも変えるほうがいいのですが、
今回はオシレーターの種類そのものも取り替えます。
たとえばこのように提案しますので、試してみてください。
きっとトレードのヒントになるでしょう。
オシレーター系インジケーターの変更アイデア【MACDがおすすめ】
RSIやストキャスティクス、RCIを使っている場合は、MACDに変更してみましょう。
MACDのパラメーターは最初は触らずにMT4MT5のままで良いです。
たいていはそのまま使えます。
使っていて、チャートが上がっているのにぜんぜんMACDが上がらないなどのずれが出てきたらパラメーターを変えるようにします。
(この例だと、パラメーターを小さくして調整)
とはいえ、この調整は中級者以上でないとうまく行えませんので、(そういうこともあるらしい)くらいに思っておいてください。
MACDはMT4/MT5では見づらいので、色を変えると良くなります。
やりかたの例がありますので、この記事を読んでください。
使い方ものっています。
ラインが何本もあるなら、パラメーターを変えるのは、一番期間の長いラインだけです。
2くらいずつ動かして過去のチャートと比べてみてください。
チャートの上下と、変更したラインの上下のタイミングがほぼ同じになったら、今の相場でも使えます。
とはいっても、もともとトレンド系の移動平均線の数値から導き出すのがMACDです。
トレンドをフォローしたいと思っているのですから、できるだけMACDに慣れるのをおすすめします。
ちなみにオシレーター系と表現しましたが、計算方法などからトレンド系と呼ばれることが多いです。
今回は相場に合わせるインジケーターを探すのが目的なので、このように表示しました。
● MACDはトレンドをとらえることもできるため、トレンドのある相場でとても使いやすい
ほかのオシレーター系のことも詳しく書いています。いざというときのために読んでおきましょう。
RCIはひとつのインジケーターですべての期間のチャンスを示す!
RSIは一番わかりやすいインジケーター⁉【MT4/MT5設定と裏技!】
あれができる?!ストキャスティクス手法【MT4/MT5標準装備】
トレンド系インジケーターの変更アイデア
実はトレンド系のインジケーターは、あまり変える必要を感じていません。
なぜならトレンドが出来やすくなった相場だと思っているので、これまで使っていたトレンド分析を変える必要もないからです。
移動平均線
変える必要がないといいましたが、パラメータの期間を短めにしている場合は長めに変えたほうがいいかもしれません。
それから、移動平均線で短期の値動きに敏感なEMAを使っている場合は、SMAに戻して使うほうがなめらかになってスイングトレードに合うようになります。
● ただしEMAなど敏感な移動平均線を使っている場合はSMAにしたほうが良い
SMAとEMAがわからない方のために書いた記事もあるので、ぜひ読んでください。
業者別手法あり!SMAとEMA使い分け【これだけでテクニカル上級者】
移動平均線の基本を知りたいならこちらをどうぞ。
【一度逃げた人用】本当にわかってる?移動平均線のすべて
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドはおすすめです。
トレンドがあれば広がりますし、トレンドの終わりが近づく可能性のあるときにはボリンジャーバンドが細くなります。
ひとめでおおまかなトレンドが見られるため、初心者でも使いやすくトレンド相場に合っています。
初心者のうちはボリンジャーバンドの逆張りはしないほうが無難です。
ボリンジャーバンドについて詳しくはこの記事で学んでください。
設定方法も載っているのでこの機会に知っておきましょう。
完璧でもないし、必ず儲かるという意味で解説しているわけでもないですが、参考にしてみてください。
● 特にパラメーター変更の必要もない
番外インジケーター【一目均衡表など】
トレンド系のインジケーターとしては並ぶもののない便利さがある一目均衡表です。
チャートの上にある3本のラインは移動平均線と同じように見ればよいです。
そして「雲」の相性で有名な先行スパンで作られる面は、トレンドが迷わず進むかどうかを見ることができます。
基本だけ書いておきます。
雲と離れている間は、トレンドは続きます。
上昇トレンドも下降トレンドも同じです。
上昇トレンドを例にとると、ローソク足のチャートが上に向かっているときは3本のラインも下のほうにあります。
過去の様子を今に描いている「雲」もずっと下のままですが、チャートが下がってラインよりも下になるといったん上昇トレンドを追いかけるのはやめたほうが良いです。
(超長期のトレードはその限りではない)
最後にとうとう下の「雲」に触ってしまったら本当にトレンドの終わりの可能性が高いと考えていきます。
そうしていても、どんどん下がって「雲」よりも下になってしまうと今度は下降トレンドの発生かもしれません。
● ラインや「雲」とチャートの位置関係でトレンド発生や継続や終わりの予想が立つ
まとめ
今回お話したように、世界の市場が変わっていくのを見つつ、インジケーターも変えてみてください。
みなさんのトレードが成功するのを祈っております。
ありがとうございました。
※スキャルピングはこれで良いと思います!
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