「MT5のインジケーターは多すぎてどれを使えばいいのかわからない」
「MT4よりも勝てる使い方があるなら教えて欲しい!」
勝てずに辛い時期は、複雑なインジケーターを試したくなりますが経験を積んだトレーダーは結局シンプルなものにたどり着きます。
今回は選び抜いた「簡単だけど勝てる」インジケーターと手法をお教えします。
初めて海外FXに挑戦する人も迷わないようなトレード手法3つなのでピンと来たものをやってみましょう!
・パターンの具体的なトレード方法
※MT5のトレードなら初心者にも親切なXM一択!
MT5はMT4の不満を解消!海外FXで使うと良い理由3つ
MT5はインジケーターも多く設定もしやすいように進化していて、そろそろ「MT4は古いかな?」という雰囲気になってきました。
海外FXでもメジャーになってきたMT5は、操作性の高さや反応の速さもあって使う人が増えています。
この特徴からスキャルピングがしやすいという評判も多いですね!
使い方はMT4とほとんど同じなので、怖がらずに一歩進んでMT5で「勝てる」トレードをしましょう。
※MT5の良さと入手方法は、こちらも読んでおいてください。「MT5詐欺が横行?安心して使える業者一覧」
MT5で設定するインジケーター3パターン!
ポジションを持つ時間別に分け、ふさわしいインジケーターを厳選して解説します。
動作が早く新しいインジケーターも揃っているMT5でしかできない精密な戦略です。
では先に3つを簡単に説明してから、次に具体的に細かく解説しますので全体像を把握してください。
以下の3つが指定インジケーターのセットです。
- 短期:ATRとボリンジャーバンド
- 中期:一目均衡表とストキャスティクス
- 長期:移動平均線と出来高
短期:ATRとボリンジャーバンド
スキャルピングは長くても数分間くらいしかポジションを持たず最短だと1秒です。
⇒その性質上、主に反動のような動きをとっていくことが多いです。
※デイトレードの方もここを参照してください。
MT5のインジケーターの名前は「ATR」と「BB(Bollinger Bands)」です。
使い方は「3パターンの具体的なエントリーとイグジット」の「短期:ATRとボリンジャーバンド」で解説してあります。
中期:一目均衡表とストキャスティクス
トレンドを見ながら数日~数週間ポジションを持つ中期トレードの手法を解説します。
※トレンド:全体が上がっているかどうか(下がっているかどうか)ということです。
トレンドを見るのに、日本の自慢のインジケーターである一目均衡表を使います。
MT5のインジケーターの名前は「Ichimoku Kinko Hyo」と「Stochastic Oscillator」です。
使い方は「3パターンの具体的なエントリーとイグジット」の「中期:一目均衡表とストキャスティクス」で解説してあります。
長期:移動平均線と出来高
中期より長い期間ポジションを持ち続けるのが長期のトレードで何年も持つ場合もあります。
リーマンショック後からは、高金利通貨が減ってスワップ目当ての長期保有は人気がありませんでした。
しかし、2022年には長年続いた低金利政策を終えて金利を上げる先進国が増えスワップトレードができるようになりました。
MT5のインジケーターの名前は「Moving Average」と「Volumes」です。
使い方は「3パターンの具体的なエントリーとイグジット」の「長期:移動平均線と出来高」で解説してあります。
※どうしてもインジケーターが苦手ならトレンドラインを使うのもアリ!
3パターンの具体的なエントリーとイグジット手法
では、トレードの方法を図解付きで詳しく説明します。
最初に操作上で困りがちなポイントだけ書いておきます。
※Mrta Quotes(メタクオーツ)社の基本のものを使っているので、インジケーターを探すときに位置が微妙に違っていることがあります。
これは、業者がオリジナルのインジケーターを導入して順番が入れ替わったりするためです。
「インジケーターがない!」と困ってしまったら、このことを思い出して名前で探してみてください。
必ずあるものばかり使っています。
今回はトレード例と共に解説しますが、ショートの例しかなくてもロングの場合でも同じ考え方なのでそれぞれ考えてやってみてください。
インジケーターのパラメータ設定は、特に指定がない限りMT5の初期設定のままでOKです。
最初の練習はデモ口座でやりましょう。
では行きます!
短期:ATRとボリンジャーバンド
1.インジケーターの設定
左側の「ナビゲーター」の中にあります。
ATRもボリンジャーバンド(BB)も「Examples」のところに入っています。
ドラッグして手を離すとチャートに表示されます。
※ATRはこんなインジケーター(MT4にあるものと同じです)
※ボリンジャーバンド基礎をチェックしましょう
2.相場観測
実際にポジションを持つときの判断は1分足ですが、トレーダーは毎日トレードの前に日足を見ています。
【過去に荒かったのか】【静かだったのか】など見ておきます。
そして、「昨日の夜中にFOMCがあった」等のことを確認しておくと良いです。
そのような大きなスケジュールをこなした後はドル円が独特の動きをすることがあります。
逆に荒れてしまった後で朝起きたら静かになっていることもあります。
※真夜中はニューヨーク時間で為替の動きも良いので起きていてトレードしても良いですが、イベントスケジュールに気を付けましょう。
次に1時間足を見てATRが上がっているかどうかを確認します。
これが上のほうにあると値動きが大きいということなので、暴騰や暴落でもないかぎりはスキャルピングのやりやすい環境であるといえます。
下がり始めたら普通は勝ちにくくなります。
また、ずっと下にあるようなときは全然動いていないということなのでやめておいたほうが良いです。
過去の24時間を比べてみると「いつもATRが上のほうの時間帯がある」と気づくので、その時間をスキャルピングにすればいいのですが荒れていないかどうかは確認してください。
3.エントリー
では、エントリーです。
※スキャルピングなのでローソク足は1分足でやりましょう。
混乱するといけないので1種類だけ手法を載せておきます。
ボリンジャーバンド外側の2本のラインは「2σ」(シグマ)といって、価格がそれ以上はなかなか出ていかないというラインです。
そこで、2σよりも外側に出たら次に戻る動きがあるだろうと考えるのがこの手法です。
もちろん逆行してマイナスになることがあるので「次のローソク足が逆行しはじめたら容赦なく損切り」(イグジット)などのルールを自分で最初から決めておきましょう。
そうすれば、多大な損失を被る危険がぐっと減ります。
※図では青い〇の「ショート」「ロング」がエントリー場所です。
ATRは、1分足では「上のほうにあるときだけやる」と簡単に考えておくだけでよいです。
絶妙なタイミングを見つけて素早く利益確定(イグジット)すれば、よく勝てる方法なので試してみてください。
絶妙なタイミングを逃さないのが、NDD方式で約定力のある業者です。
これが、この手法を批判される原因にもなっていますので気を付けましょう。
ボリンジャーバンドの広がりとATRとの関係を表にしました。
ボリンジャーバンドが広がるときは値動きが大きいのでATRは上に上がります。
ボリンジャーバンド | 広がる | 狭まる |
ATR | 上 | 下 |
※ATRとボリンジャーバンドはとても大切です「海外FXにもボラティリティは必要?ないと危険かも!」
※滑らないスキャルピングに最適の業者はこちら
「【厳選3業者】スキャルピングやるトレーダーにおすすめはここ!」
4.イグジット
イグジットは、出口なので損切りも利益確定もこういいます。
ここでは利益確定について2パターンお教えします。
- ボリンジャーバンドのミドルラインに触ったら利益確定
- 反転するまえの動き(上の図ならショートの前の上昇)と反対に同じくらいの幅行ったら利益確定
※上がった幅と同じということの根拠は、「これだけ買った人たちが売れば同じだけ下がるから」というだけのことで市場参加者の動向を予測しているわけです。
※スキャルピングにおすすめはこの海外FX業者
中期:一目均衡表とストキャスティクス
・決まったらストキャスティクスで最高の場所でエントリーする
1.インジケーターの設定
これらのインジケーターは「ナビゲーター」の「指標」の下にあります。
一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo)は「トレンド系」のところです。
ストキャスティクス(Stochastic Oscllato)は「オシレーター」のところです。
※一目均衡表
※ストキャスティクス
2.相場観測
中期トレードの際も日足を見ます。
全部の要素をみるとややこしいので「雲」だけ見ても大丈夫です。
雲:色が塗ってある感じのもやもやしたところで『過去と現在のトレンド動向を混ぜたような指標』です。
「これよりもローソク足が下なら下降トレンド」というようにシンプルに見れば良いです。
※上の図では、下降トレンドということになります。
3.エントリー
エントリーも日足で行います。
※雲は正しくは「抵抗帯」というのですが、友達どうしで会話するときなんかは「雲」と呼んでおけば良いです。
この雲より下で推移しているうちは、ショートのチャンスを待つのが中期のトレードです。
上の図の〇のところがエントリー場所で3か所ありますが、これは何をしているのでしょうか。
ストキャスティクスが上のラインの上にあった後、下に向かってこのラインを下抜けたときがショートのタイミングです。
〇が3個ありますが全てショートです。
最後の「根性」のところは2回目のショートで失敗した後のエントリーです。
2回目のショートで失敗しても「根性入れてもう一回ショートしようぜ」という意味で、この根性が意外と大切です。
これで損小利大に近づけます。
2回目の失敗が確定するのは、下がっていたストキャスティクスがまた上がってラインより上に行った時です。
※最後の赤文字の「やらない」の場所は、そもそもラインよりも上に行っていないのでやらないということです。
4.イグジット
損切りのタイミングは「エントリー」のところに書きました。
利益確定の考え方は主に3通りあります。
- ストキャスティクスが下のラインに触ったら利益確定
- ストキャスティクスが下のラインに触らず上がってきてしまったら利益確定
- ローソク足が雲よりも上に行ってしまったら利益確定
雲をうわ抜けるまで待っていると損切りになる可能性があります。
※中期トレードにおすすめな海外FX業者はXMとTitan FX、GemForex
長期:移動平均線と出来高
・同時に出来高を見て「出来高の少ない時はトレードしない」
1.インジケーターの設定
長期は簡単そうで難しいです。
「ナビゲーター」の移動平均線(Moving Average)は「トレンド系」のところです。
ボリューム(Volumes)は「オシレーター」のところです。
移動平均線だけ設定しなおします。
- 移動平均線は200
- Volumesはそのまま
※移動平均線を学ぼう
※VolumesはMT4にあるものとほぼ同じです。
※ボリンジャーバンドの基本
2.相場観測
日足で相場観測をしましょう。
200日移動平均線はヘッジファンドも見ているとされる移動平均線です。
それを聞いて個人投資家も見ているので意味のあるものです。
200日移動平均線よりもローソク足がずっと上なら上昇トレンドで、ずっと下なら下降トレンドです。
ごちゃごちゃ上がったり下がったりで絡まっているようならトレンドはありません。
長期のトレードはすごくやりにくいので、やらないほうがいいです。
そして、ボリュームは下がっているときはトレードしないほうが無難です。
『ボリューム=出来高』のことなので、誰も売買していなくて盛り下がっていることになるからです。
逆に「最近はボリュームが上がってきているみたいだ」と気づいたらポジションを持つチャンスです。
3.エントリー
長期なのでファンダメンタルでエントリーすることもあります。
まずは今出したインジケーターでのエントリーを説明します。
長い目で見ると、だいぶ前の過去には移動平均線よりも上にありました。
ごちゃごちゃした後、とうとう上に行かなくなってしまいました。
それは左側の〇のところで移動平均線の上に行けずに下がってしまったことからわかります。
(月足でもっと長期の様子を確認すると横ばいでありながら昔よりも低い位置の横ばいなことがわかりますが、やっぱり上がりにくいです。)
移動平均線に触るか触らないかのところで下がってきたらエントリーです。
左側の〇がその手法です。
右側の〇は、その直前に短めの同じようなローソク足が続いていたあとにポーンと下がったタイミングです。
これは、市場参加者が綱引きをしていて売り手が勝った瞬間でしばらくは下がります。
ショートもしやすく勝ちやすい瞬間です。
4.イグジット
月足を出しました。
時間の長さです。
数年単位で持つなら、過去数年を見て似たような価格にばかりいる間を一つの単位のように見ます。
図の例だとずっと以前に2年間くらい移動平均線の近くにいたのに、ここ1年はそれよりも下です。
そこで「あと1年くらい同じような価格に居るかもしれない」と仮説を立てて、あと1年ポジションを持つことに決めます。
ファンダメンタルが理由のエントリーの場合は「次のFOMCの前にイグジットしよう」などと決めることができます。
・逆に利下げだからショート
※海外FXでは、スワップ狙いのトレードはよく考えてからする必要があります。
プラススワップというのが利息をもらえるという意味です。
そうなっていない業者もあり、これをマイナススワップといいます。
スワップ狙いの長期トレードを目指すなら、業者のスワップ一覧を確認しましょう。
※スワップがわからない人はこちら
※長期トレードにおすすめな業者はiFOREX
※ファンダメンタル分析を学ぼう
注意点とブラッシュアップのすすめ
ここまで、3つの手法をご紹介しました。
今回の方法は、MT5を初めて使う人にも親しみやすいようにまとめたものです。
※これが全ての正解100点満点というのではありません。
とても使いやすくちゃんとトレードできる方法ですが、全く逆の使い方のほうが相性はいいという人もいます。
人それぞれという側面もあるのがFXトレードの面白さです。
まずこれらの手法を試してみて上手くいったかどうかメモを残して見返しながら、自分が勝ちやすい方法を残していきましょう。
上手くいかないと思ったら、いったん捨ててみるのも良いのです。
※トレンドラインやほかのインジケーターはここで学ぼう
【ふり幅で勝つ!】トレンドラインの引き方と手法
あえて【水平ラインだけ】で海外FXに勝つ!
トレンドラインの【始めと終わり】に疑問が残るなら
【インジケーター特集!】海外FXで勝率アップおすすめ3選!