海外FXのECN口座とSTP口座・どっちを選ぶ?

取引方法

● 当サイトの厳選ランキング! ●

1位XM Trading (エックスエム)評判レビュー公式サイト
2位TitanFX (タイタンFX)評判レビュー公式サイト
3位BigBoss (ビッグボス)評判レビュー公式サイト
4位iForex (アイフォレックス)評判レビュー公式サイト
5位Exness (エクスネス)評判レビュー公式サイト
ハイローオーストラリア評判レビュー公式サイト

海外FXでは【ECN口座】【STP口座】というのがよく出てきますね。
意味も使い方も取り扱い業者もどこなのかわからないですし、自分がどちらを使って良いのかもわかりません。

過去記事の「【NDDはDDとこう違う!】FX投資家歴10年のトレーダー目線で解説」にも軽く取り上げていますが、今回はECN口座とSTP口座について詳細なところを説明します。

今回の解説ポイント
・NDD口座とECN口座との関係
・NDD口座とSTP口座との関係
・ECN口座の詳細
・STP口座の詳細
・どちらを選べばいいの?【徹底比較】

ECN口座とSTP口座の関係を図でざっくり

図のようにNDDの仲間の一種として「ECN」と「STP」があります。

NDDはなんだったでしょうか?
NDD⇒「DDよりいい方式」と思っていてもあながち間違いではありません。

どれも私たちトレーダーがFXをするときに、注文をしてから業者がそれを約定するまでの方式の呼び方です。
ネットで探してNDDやDDの解説を読むとわからなくなるので、ここでまとめておきます。

  • NDDやDDのことを発注方式という
  • ディーラーが介入しないNDD方式の価格提供のほうがトレーダーには安心感がある
  • 海外FXではNDD口座の業者を選ぶと良い
  • NDD口座には、もっと詳細に分類するとECN口座とSTP口座がある

NDD方式の発注システムについては過去記事にしっかりあるので読んでみてください。
【NDDはDDとこう違う!】FX投資家歴10年のトレーダー目線で解説

ECN口座とSTP口座の特徴的な違い

最初に簡単に目立つ特徴と当サイト独特の見分け方を並べておきます。
※急いでいる人はここを読んでください。

ECNとSTPの違いざっくり

採用業者主な特徴見分け方最終取引コスト手数料
ECN口座ほとんどの人気業者仕組み上、スプレッドがゼロに限りなく近い「Zero」とついていることがある低めあり
STP口座ほとんどの人気業者スプレッドが狭いが、ECN口座よりやや広めノーマル口座のほとんどはこれECN口座よりも多めなし
ECN口座もSTP口座もノーディーリングディスクであるNDD口座です。

市場に注文を直接流すことで業者によるレート操作はないとされ透明性が担保されています。
そのNDD口座も、このようにスプレッドの違いなどで分かれています。

海外FXではタイプの違うFX口座をいくつも持つことができます。
そのように、いくつも用意された口座タイプのなかにECN口座やSTP口座がちゃんと用意されているわけです。

【複数の口座】別業者の口座を同時に開設するのはなぜ?

では先輩トレーダーはどれを選んでいるのでしょうか?
⇒実は多くのトレーダーは「どちらの口座タイプ」も持っています。

  • ECN口座⇒「スキャルピング用」
  • STP口座⇒「好きな銘柄を長く持つため」「ボーナスをもらうため」「スワップポイントを安定してもらうため」

など使い分けています。

スワップポイントはどちらの口座でも発生するのですが、使い分けとして「長期保有向き」なSTP口座が選ばれることが多いです。

【スキャルピング派必見!】エントリーポイントの見つけ方
【メキシコペソ/円】スワップポイントは海外FXでもらうのが正解!

XMのECN口座とSTP口座

イメージがわきにくいので特定の業者を例にします。

STP口座のうち、誰もが最初につくるのがXMのスタンダード口座です。
  • XMは日本語サービスも充実していて使いやすくECN口座もSTP口座も作ることができます。
  • 同時にそれらの口座を持っていても大丈夫です。

口座開設ボーナスもあり手続きもわかりやすいからです。

なかには、最小取引サイズが10通貨からという「マイクロ口座」から始める人もいます。
しかし、最近では気にせずにスタンダード口座からスタートする人が増えています。
これは人それぞれの好みで良いでしょう。

XMは過去にはスプレッドが広くて損をするという意見がありました。
今はECN口座の「XMTrading Zero口座」ができたので、そんな不満も消えつつあります。

※XMの詳しい情報とおすすめな使い方
XMの評判ってどう?9年使い続けてわかったXM Tradingのチートとは?

ECN口座は【手数料】が少し残念ポイント

ECN口座
NDD口座の一つでトレーダーは直接市場にいる他のトレーダーと取引します。

そのため、人気通貨なら約定も速くスプレッドも限りなく0に近くなります。

ちなみにトレーダーが立ち向かう市場は「ECNネットワーク」と呼ばれ、そのネットワーク内で取引が成立しています。
ここに業者・ブローカーが干渉する余地はほぼないのです。

海外FXではボーナスがあるかどうかも気になります。
※ECN口座の業者側の利益が手数料だけなこともあって、ボーナスなどのサービスはなしのところが多いです。

ポイント
ECN口座を使うトレーダーの注文は、市場に直接流れる
だから最安値のスプレッドを期待できる
海外FXに慣れてきた人向けかも
ボーナスはないところが多い

構造と方式【トレーダーの注文の流れ】

※上の図は、ECN(Electronic Communication Network)口座がインターバンク市場に直接流れるイメージです。

この図はちょっと間違っていて、トレーダーは「ECNネットワーク」内で行き来する価格で取引をし実際はトレーダーのパソコンからダイレクトに世界のインターバンク市場につながるのではありません。

海外FX業者がマッチングしてくれるのが「ECNネットワーク」です。

ネットワーク内の他の参加者と直接取引と同じ約定時間と価格で取引ができます。

業者がそこに入り込まないようにしているので取引の透明性が高まります。

※約定スピードはあらゆる口座タイプのなかでも断トツで速いですが、これも市場の流動性や銘柄の性質によって遅くなることはあります。

LP(リクイデティプロバイダ・流動性プロバイダ)

LP
liquidity provider)大手金融機関・機関投資家・銀行・ヘッジファンドなどです。

直接取引といってもアメリカ在住のマイクさんの提示価格とつながるのではなく、「LP」と呼ばれるところから価格を提供されたものを使います。
この価格を入手するのが海外FX業者のシステムの仕事です。

より多くの売買希望者がいるので希望価格も様々で、トレーダーにとって思い通りの価格で素早く約定しやすくなっています。

プライスアグリゲーション

プライスアグリゲーション
(Price Aggregation)リクイディティプロバイダー・市場参加者から提供される価格情報を一手に集めて価格を決める一連のプロセスです。

価格が一つに決まり、そのたった一つの価格に全ての市場参加者の意図が統合されていることになります。

ECN口座では、ネットワーク上の参加者全員が提供する価格が集約されて最良の価格を提示するようになっています。
市場の競争力も守られますし、トレーダーにとっても有利な条件で取引しやすくなっているのです。

スプレッドは狭いが変動する

ECN口座ではスプレッドが変動します。

市場では、常に流動性・需要と供給・ファンダメンタル等の理由でスプレッドが変化しています。

ECN口座はこの市場から価格(レート)を取ってきているため、変動もそのまま受け入れてしまいます。
スプレッドはマイナスになって得をすることもありますが、奇想天外で素っ頓狂なとんでもない広いスプレッドになることもあります。

こんな動きを動体視力の良いトレーダーは狙っているのですが・・
まずは初心者として、流動性があってスプレッドが開きにくい通貨ペアを選んで取引したほうが良いです。

流動性のある通貨ペアとは、世界で最も取引される通貨ぺアでもあります。

  1. 一番は「ユーロ/ドル」です
  2. 次に「ユーロ/ドル」が無難です

他の通貨ペアで、それなりに流動性があるのは大国通貨は「ポンド/ドル」「ユーロ/ポンド」などです。

※このような通貨ペアはメジャー通貨のペアともいわれて人気が高いですが、ポンドは値動きが荒い事があるので気を付けましょう。

手数料あり

ECN口座では業者の利益はスプレッドではなく手数料ということになります。

ECN口座は基本的にスプレッドがゼロに近い状態でトレードできる優れた方式です。
これだと、トレーダーにとって得にしかなりませんから業者は手数料を取ることにしています。

よく一覧表にスプレッドがあって「0.03pips」などと書かれていますが、これはよほどの事故のような出来事で最高にスプレッドが広がったときも入れて平均としています。

がっかりすることはありません。

経験からいうと、NY市場のように一日のうちでも流動性が高いときには何度スキャルピングしてもスプレッドは「0」です。
そして、手数料よりも大きくなるように利益確定をすればなかなか上手くいくものです。
手数料を怖がることも無理に避けることもないです。

Titan FXのゼロ口座の場合⇒メジャー通貨ペアの手数料は「0.7pip」とされています。
ドル/円1万通貨の取引で700円です。

手数料は何となく嫌かもしれませんが、手数料があるおかげで「スプレッドに頼らずに利益を出しているということは約定の透明性が高まり、約定価格がより市場価格に近いのでかえって安心」という考え方もできるのです。

スリッページ・リクオート

どんな口座でもスリッページは起き、そうなればリクオートの可能性も出てきます。

スリッページ:注文価格と実際の約定価格との差が開いて約定してしまうことをいいます。

ECN口座も例外ではないです。
注文を出したとしても、希望の価格でネットワーク上の誰も受けてくれなければどんどん約定価格が開いてしまいます。
このまま約定してしまえば、大きなスリッページとしてトレーダーには不利になります。
特にスキャルピングでは死活問題ですね。

リクオートは、価格差が開いてしまったので約定ができないときに「約定できませんでした。違う価格ではどうですか?」と再度価格の提案をされることです。
「約定拒否」ともいわれ、損な価格で約定するよりマシかもしれませんが避けたいものです。

これを極力避けるためには、流動性のある時間に流動性のある銘柄を取引することです。
トルコリラなどのエキゾチック通貨は、ECN口座でのスキャルピングには向いていないといえるでしょう。

ECN口座は、「速い実行速度」「透明性」「競争力を求めるスキャルパーや機関投資家」が使え中級者向きの口座といえるでしょう。

STP口座は【スプレッド】が少し残念ポイント

STP口座
(Straight Through Processing)外国為替取引(FX取引)において一般的に使用される口座タイプの一つです。

STP口座の主な特徴もまとめました。

よくスタンダード口座などと呼ばれる口座タイプで、ボーナスがもらえる業者もあります。
大抵はこのSTP口座から始めて、慣れてきたらECN口座に移行するという流れのトレーダーが多いです。

業者側の利益はスプレッドなので、ECN口座よりも利益が多いとされています。
そのため、ボーナスなどのサービスやイベントも開催しやすくなっています。

ポイント
初心者にも馴染みやすく入金ボーナスなど海外FXならではの特典がある
初心者が最初に作るならおすすめ

構造と方式【トレーダーの注文の流れ】

STP口座でも市場の価格とあまり変わらないレートを提供してくれます。

しかし、トレーダーと市場の間に海外FX業者が居てスプレッドを乗せています。

その代わり【手数料は取らない】という方式です。

上の図だと人がやっていますが、システムが全て電子的操作をやっています。
もちろんNDD(ノー・ディーリング・ディスク)なので、ディーラーが間に入って価格を操作することはありません。

約定価格は速いほうですが、ECN口座に比べると少し劣るところがあります。

トレーダーの注文指示が自動的に市場へ送信され、リアルタイムで執行される流れは同じになります。
また、大口注文にも耐えられるように設計されているので機関投資家でも使うことができます。

LPとプライスアグリケーション

LP(リクイディティプロバイダ)と業者とトレーダーの関係はECN口座と変わりません。
LPによってプライスアグリケーションが進んでいって、トレーダーにとっても有利な価格が決まっていきます。

ECN口座と同じように価格に透明性があり、トレーダーに提供される前にスプレッドが乗りますので次で解説します。

スプレッド

ECN口座での業者の主な収入が手数料であるのに対し、STP口座での主な収入が「スプレッド」です。

この口座の大きな特徴として【スプレッド】があります。

STP口座もスプレッドは変動します。
市場は常に動いていて、次にどんな価格になってしまうかは誰にもわかりません。

STP口座も市場から提供されるリアルタイムのレートを利用はします。
しかし、そこにスプレッドを乗せるのでどうしてもスプレッドは広くなってトレーダーが不満に感じるような価格になってしまいます。

それぞれのメリット・デメリット

トレードにとって約定するときの価格はとても大切です。

そのレートが信頼できればストレスのない有利なトレードに近づけます。

国内FXの店頭取引(OTC)はDD方式といえるので、いくらでもトレーダーにとって不利な価格を作れてしまいます。
そういう意味でも海外FXの人気が衰えていかないのは納得です。

【2023最新・徹底比較】国内ノックアウトオプションと海外FXどちらを選ぶ?

ECN口座とSTP口座/共通のメリット

これら2つの口座に共通するメリットは以下です。

  • 約定価格の透明性
  • 約定スピードの速さ
  • リクオート(約定拒否)の少なさ
  • スリッページの少なさ

レートの透明性としてストップ狩りや不利な価格提示、スリッページが少ないのは信頼に値します。
上の図は平均的な成績のイメージです。

ECN口座とSTP口座/共通のデメリット

約定価格(レート)が市場直結ということは、それがデメリットになることがあります。

  • 銘柄によって巨大なスリッページ・約定拒否の可能性
  • 市場の状況によって巨大なスリッページ・約定拒否の可能性
  • 市場参加者の取引が荒れるなどの理由で価格が提示されない可能性
  • 業者によってスプレッドや手数料が高くなる可能性

スプレッドの広さの問題は、特にSTP口座で起きがちです。
結論を言うと・・
XMやTitan FXなど顧客の多いところでは、そんなに広くならないことが多くなってきました。

2つを比較した際のそれぞれのメリット

2つの口座は、同じNDD(ノー・ディーリング・デスク)口座でありながらちょっとした違いがあって迷いやすいです。

難しいと思ったら「初心者向きがSTP」「上級者向きがECN」とだけ覚えていても良いでしょう。

  • ECN口座はスプレッドがゼロに近い
  • ECN口座のほうが市場のレートに近い
  • ECN口座のほうがより約定速度が速い
  • ECN口座では板情報・気配値を見ることができる
  • STP口座は手数料がゼロ
  • STP口座にはスプレッドがあるが値の変化が穏やかで固定の業者もある
  • STP口座には入金ボーナスなど特典が多い
  • STP口座への最低入金金額は安い

2つを比較した際のそれぞれのデメリット

共通のデメリットのほかに、それぞれの特徴ならではのデメリットが発生します。

  • ECN口座はスプレッドがゼロのかわりに手数料がかかる
  • ECN口座のレートは市場からダイレクトに反映されるため急変のとばっちりをトレーダーがもろに受ける
  • ECN口座のスプレッドも市場でなにかあれば驚くほど開く
  • ECN口座では入金ボーナスなどの特典はない場合がほとんど
  • ECN口座の最低入金金額は高め
  • STP口座はスプレッドが広め
  • STP口座のレート配信は微細ではあるがECN口座より遅い事がある
  • STP口座のほうが若干約定速度が遅い
  • STP口座のほうが若干リクオートや約定拒否が起きやすい
  • STP口座では板情報・気配値を見ることはできない

【自己資金0で海外FX!】未入金ボーナス採用業者2社比較

業者のおすすめECN口座とSTP口座

業者ECN口座STP口座
XMXMTrading Zero口座KIWAMI極口座、スタンダード(Standard)口座
Titan FXZEROブレード口座Zeroスタンダード口座

長く使っていてストレスがなくECN口座も気持ちよく使える海外FX業者として、この2社を選んでみました。
どちらもプラットフォームがMT4/MT5で、困ったときにもネットですぐ調べて解決して前に進めます。

※FXでMT4プラットフォームのはじめかたと悩み解決
【完全版】MT4(メタトレーダー4)のダウンロード・インストール方法
【完全版】MT4(メタトレーダー4)の 操作方法 ~初心者編~

XMのKIWAMI口座はなかなか優秀で、スプレッドも狭いのに手数料もないという口座タイプです。
ただし、入金ボーナスはないという変わり者ではあります。
新規に口座開設をするなら、最初はスタンダード口座を選んでおけばボーナスのもらい忘れもありません。

【XMが進化】証拠となる2つのこと!

Titan FXでは、あるときからすべての口座名に「ZERO」とつくようになって紛らわしくなりました。

せっかく「ECNとSTPの違いざっくり」で見分け方を書きましたが、この業者だけはそれが通用しません。
間違わないようにしましょう。

TITAN FX(タイタンFX)の評判ってどう?モットーが「丸出し」とは?

※これらの海外FX業者でのECN口座(ゼロ口座)のスキャルピング手法を書いています。
読むと得をします!
海外FXおすすめ口座でスキャルピングテクニック8パターンをマスターする!

まとめ

ECN口座を実際に使うと、世界の市場と直接つながっている楽しさを感じることがあって楽しいものです。
とはいえ、最初からECN口座は難しいかもしれません。

トレードの基本は「わかっていることだけやるです。」
口座タイプの内容をよく理解出来たら好きなほうを選んでやってみてください。

FXをやめる理由第1位は【損をするから】海外FXならチャレンジできる?

● 当サイトの厳選ランキング! ●

1位XM Trading (エックスエム)評判レビュー公式サイト
2位TitanFX (タイタンFX)評判レビュー公式サイト
3位BigBoss (ビッグボス)評判レビュー公式サイト
4位iForex (アイフォレックス)評判レビュー公式サイト
5位Exness (エクスネス)評判レビュー公式サイト
ハイローオーストラリア評判レビュー公式サイト