「海外FXで出金トラブルがあるとよく聞くけど悪質業者がある?」
「英語で裁判を起こさないといけなくなる?」
このような悩みは業者選びとトレードルールを守ることで大半が解決します。
今回は業者との約束を破るような違反トレードと出金について解説します。
ここを読めば安心して海外FXを使うことができますよ!
もくじ
勘違いしやすい出金トラブル
ボーナスは出金できない
国内FXと同じ感覚で海外FXを始めると「ボーナス」の扱いを勘違いしやすい傾向があります!
- 国内FX:新規口座開設90日以内に50万Lotの取引をしたら、1万円のキャッシュバックといった特典があったりします。(あくまで一例ですが、受け取るお金は法定通貨の円なので出金できます。)
- 海外FX:ボーナスには基本的に「出金できない」という制限があります。
※有効証拠金として利用すると問題はないのですが、出金については入金した資金とは明確に分けられています。
入金した資金は「残高」というように表示され、ボーナスは「クレジット」というように表示されます。
この表記は、ほとんどの海外FXでされるものです。
ルールをよく知らないと・・
クレジットと表示されている資金を出金しようとし、どうしても出金できないため出金拒否されていると勘違いすることもあります。
※サポートセンターに問い合せるとすぐに解決する問題なのですが、そのまま勘違いしてTwitterなどで「この海外業者に出金拒否された」といったデマ情報を発信しているケースを目にします。
これを覆すことはできません!
また、業者ごとにボーナスの扱いやルールが異なります。
- 「XM」(XM Trading)→残高から出金した割合に応じてボーナスが消滅します
業者によっては、決められたトレード回数を満たせばボーナスも出金対象になるルールもあります。
しかし、その条件はとても厳しくあっさりとクリアできるものではありません。
サイト経由で口座を作る⇒ポイントバックやキャッシュバックは細かくもらえても、本来もらえるはずのボーナスが貰えていない事案が発生します。
それに気づかずボーナスが消えたという勘違いも起こります。
「ボーナスが消えた!」と海外FX業者のせいにしてしまうことすらあります。
※ボーナスについて知っておこう
・ボーナス単体では出金できないのが普通
・ルールをよく知っていればトラブルは防げる
クレジットカードによる出金はキャンセル扱い
- クレジットカードで入金した場合⇒出金には時間がかかるということは前もって知っておく必要があります!
※「出金拒否された」「出金できない」といった勘違いになります。
海外FXでは銀行送金だけでなく、クレジットカードでの入金も可能です。
(一部例外的に、現金での出金が可能な業者もあります。)
クレジットカードは、相場が急変して証拠金不足になった場合など早急に資金を用意し対応できるので便利です。
→この場合、出金という扱いではなくキャンセルによる「返金」という扱いになります。
そうなると、クレジットカード会社による調査も入り手続きを踏まないといけないので出金申請してもすぐには着金できません。
※キャンセルによる返金とはたとえば「クレジットカードで買い物をしたが返品した」ような場合の返金と同じ手続きのことです。カード会社としての手続きは同じですがトレーダーにとっては海外FXからの出金となります。
※着金まで1ヶ月以上かかるケースもあります。
理由は、クレジットカードによる現金化が可能になってしまう為です。
- クレッジカードで入金して全く取引なく出金する場合
- 5万円以上のクレジットカードによる入金で数回の取引で出金する場合
などは審査の対象となります。
扱えるクレジットカードは海外FX業者によって異なります。
※これらは世界的なAML対策に則った仕組みですので、クレジットカードで入金する際にはその理由を了承してからにした方がいいでしょう。
クレジットカード入金額以上の金額は、クレジットカードで出金できないということも知っておきましょう!
※クレジットカードで入金し、FXで利益が出た分は海外銀行送金など別な手段で出金する必要があります。
こういったルールを知らないと、「どうして残高すべてをクレジットカードで出金できないんだろうか?出金拒否ではないか?」と勝手に出金トラブルに巻き込まれたと勘違いしてしまいますので注意してください。
・そのため、出金は「買い物のキャンセル」の処理になる
※この処理には時間がかかります!
※入出金に不安があるならこちら
口座が凍結された場合の対処法
「違反トレード」による口座の凍結は最悪の状態で、「もう二度とその海外業者は利用できない」ということです。
FXをやっていると「口座の凍結」という言葉を耳にすることがあると思います。
- ある一定の期間取引をしていないと口座が休眠
- その間の口座維持費が払えない場合は凍結
⇒こういった事態は入金することですぐに対応が可能です。
凍結になってしまっていると、新規口座開設が必要になりますが取引は普通に再開できます。
今は個人情報の特定も厳しくなっているので、再開させるために免許証などの証明書を用意しておくとベターです。
⇒それ以外の資金は出金可能ですが入金もできず取引も再開できません。
また、違反トレードをしているので「新規口座開設も不可能」です。
※もちろん違反トレードをした側に問題があるのですが、悪意なく知らずにやってしまって違反トレードの通知を受けるケースもあります。
違反トレードについて知らないと・・
「出金拒否されている原因がわからない」
「この業者は、大きな利益を出したから出金させないようにしているのではないかと大騒ぎしてしまう」など重大な出金トラブルとなります。
これが出金トラブルで一番多いケースでしょう。
これは海外業者ごとに異なる点と共通する点に分けられます。
「ルールをしっかり知っておくことで、ほとんどの出金トラブルは回避できる」ということです。
- 【口座凍結は大きく2パターン】
- 単なる休眠口座ですぐ再開できる
- 「違反トレード」をした場合で再開が難しい
海外FXを行う際には、「ライセンスを取得している業者を選ぶ」ようにしましょう。
※実際に出金拒否をするような悪徳業者がいないわけではありませんので気をつけましょう。
※こちらのサイトでご紹介している「XM」(Xm Trading)「iForex」「Titanfx」の大手3社の海外業者についてはライセンスを所有しています。また、日本人トレーダーも多数愛用していますので信頼できます。
海外FXを始める際はこのような安心して取り引きできる業者を選ぶようにしましょう。
※【ライセンスとは?】こちらで解説しています
口座凍結となる違反トレードについて
それでは次に、口座凍結になるような違反トレードとはどのようなものなのか具体的にお伝えしていきます。
※個人でも簡単に真似できてしまう取引方法もあり、サイトによっては有益な手法として紹介しています。
しかし、リスクがあるので絶対に真似してはいけません。
また、知らずにやってしまう危険性もありますのでその点も注意しなければなりません。
アービトラージは原則禁止
※アービトラージとは「両建て」をして、その価格差を利用し稼ぐ手法です。
全面的に禁止されています。
スワップポイントはポジション量に比例して稼ぐことができるので、リスクを最低限まで抑えて利益を積上げていくことができます。
例えば、米ドル/日本円のロングポジションをA社で保有します。
そして、同じ量のショートポジションをB社で保有するのです。
「B社のマイナススワップより、A社のプラススワップが大きければ」
どれだけ為替レートが変動しても為替差損は発生せず、安定的にスワップポイントの差額分だけ毎日稼ぐことができるわけです。
※同一の業者でも「別々のアカウントでの両建ては禁止」されているので、違反トレードとして口座凍結の対象になります。
※アービトラージってはじめて見るとわかりにくいですね。
こちらで詳しく解説しています!
超ハイレバレッジを利用し別々の業者で両建てすると、業者によって生れるレート提示の時差で稼ぐこともできるのです。
※これも業者をまたぐ両建てなので違反トレードの対象となります。
インカムゲインとは、利息や配当みたいな利益のことです。
(SMBC日興証券)
キャピタルゲインとは、売買で得られる利益のことです。
(SMBC日興証券)
そもそも海外FXの場合はトレードプラットフォームがMT4やMT5で共通しているので、別々の業者で両建てしてもすぐに発覚します。
別々の業者であっても、情報は共有されていると考えましょう。
これを防ぐために別々のアカウントでの両建ては禁止されています。
ボーナスアービトラージは、業者をまたいでも可能な手法でそこも監視されています。
例えば、一つの業者で二つのアカウントを開設します。
Aのアカウント→50万円を入金し、ボーナスの50万円を合わせて100万円でロングポジションを保有。
Bのアカウント→もうボーナスはもらえないので100万円入金し、ショートポジションを保有。
同一通貨ペアの両建てとなり、為替レートによる変動では為替差益も為替差損も発生しません。
(仮に100万円分の変動があったとして)
Aのアカウント→100万円の損失で残高0円になります。
Bのアカウント→逆に100万円の利益が生れるので残高200万円です。
※そうなると出金できないボーナス分の50万円が出金できるようになって、50万円の利益が生れたことになるのです。
これまで積上げてきた利益は出金できません。
普通の取引もできなくなります。
リスクを最低限にできると考えて行ったアービトラージが、実は最もリスクの高い手法だということです。
ちなみに、同一アカウントでの両建てはできる業者もたまにあります。
そうはいっても、初心者のうちはできないと思っておいたほうが良いです。
※同一のアカウントで両建てした場合、通常だとマイナスポイントの方が大きいので損失が少しずつ膨らんでいく可能性もあります。
週明けの窓開けを狙ったトレード
(普通は上昇しても下落しても「ヒゲ」があるのですがそれもありません。)
週末に何かしらの出来事があって、週明けの市場がオープンしたタイミングで窓開けは起こりやすいです。
→ここを狙って週末にポジションを両建てして限界まで保有します。
窓開けは為替レートが飛ぶので強制ロスカットが間に合わず、証拠金がマイナスになるというリスクがあります。
海外FXの業者の多くが「ゼロカットシステム」を採用しているので、このマイナス分は業者が負担してくれる仕組みです。
窓開けを狙ったトレードはそこを突いています。
窓開け狙いの例:10万円の資金で両建てしたとして、それが窓開けによってプラス100万円になることがあってもマイナス100万円になることはありません。
ゼロカットシステムによって損失は最大でも10万円に抑えることができます。
2回に1回成功するだけでも大きな利益を獲得できるので業者にとってはとても不利です。
※これは為替レートが大きく変動する重要経済指標発表前後も同じことが当てはまります。
そこだけを集中的に狙った取引をしている場合、注意勧告のメールが届いてそれでも続けていると口座凍結処置というのが一般的な流れです。
その中の一つが週明けだったり、重要経済指標発表前後であれば問題はありません。
あくまでも窓開けばかりを狙って取引してはいけないということで、そのように業者から認識されないような取引をしてください。
スキャルピングの扱いは業者で異なる
他の理由として、スキャルピングのように数秒で売買を繰り返されると業者が対応しきれなくなり損失を被ることになるリスクがあります。
国内FX→DD(ディーリングデスク)方式なので、トレーダーの約定を吞んで反対の注文を市場に出してカバーしています。
※国内FXでは違反トレードの対象になりがちです。
海外FX→NDD(ノーディリンググデスク)方式なので、スキャルピングを禁止していない業者が多いです。
※スプレッドの分が業者の利益になるので、取引回数の多いスキャルピングは業者にとっても有益になります。
なので、国内FXほどスキャルピングに対して厳しくはありません。
- 「XM」「Titanfx」は「スキャルピングOK」と公式サイトに記載しています
- iForexはスキャルピング禁止です
ただし、スキャルピングの明確な定義はありません。
どのくらいの時間でポジションを売買するとスキャルピングと判定されるのかやや不透明です。
※実際にスキャルピングで利益を出してから口座凍結になってしまってはもったないので、スキャルピングに対応している業者を選択した方がいいでしょう。
※XMではスキャルピングを禁止していませんが、10分以上ポジションを保有していないとロイヤルティプログラムの対象にはカウントされません。
XMポイントも付与されません。
スキャルピングをするのであれば、そういった細かいルールもよく確認しておきましょう。
・ただしそれぞれのルールはちゃんと確認しよう!
・スキャルピングだけしているとプレゼントキャンペーンの対象にならないことも
※スキャルピングできる業者はこちら
まとめ
※出金トラブルの絶えないような業者などほとんどのトレーダーが嫌悪して利用しないからです。
海外FXをする際には、業者が必ずどこのライセンスを所有しているのかは確認しましょう。
ライセンスを所有していない海外FX業者は利用しないことをおすすめします。
また、利用する海外FX業者の取り引きルールはしっかり確認し違反トレードに抵触しないように注意してください。
他の業者との両建てはどこも禁止されていますので、絶対に稼げる手法」といった言葉に惑わされず健全な取り引きを行いましょう。
海外FXは、ルール内の取引で充分にハイリターンは狙っていくことができます。
それでも困ったら、おすすめ業者では日本語で問い合わせができますので安心しましょう。
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