海外FX初心者の方は苦手意識を持つかもしれません。
「グランビルの法則」は移動平均線の活用法ともいえます。
今回は「グランビルの法則」の基本と実践的な独自手法を解説します。
● RSIを使った独自手法
● ボリンジャーバンドを使った独自手法
● ここだけの話
苦手を消し去る!スッキリ解説【グランビルの法則とは】
グランビルの法則は、移動平均線の使い方をまとめたものです。
ここでちょっとびっくりな結論を先に書きます。
もし海外FXの初心者で、どうしてもグランビルの法則をマスターしたいなら最初はこれだけでいいと言い切っておきましょう。
「グランビルの法則は使えない」と決めつける前に、読んでみてくださいね。
「離れるかどうか」については移動平均線の基礎の記事にも詳しく載っています。
読んでおきましょう。
【一度逃げた人用】本当にわかってる?移動平均線のすべて
さて、上の図はTitan FXのチャートです。
たくさんの機能があって移動平均線も簡単にだせる優れものです。
【実は1個で良い?】グランビルの法則をめちゃくちゃひとことに集約します!
次にもっともっと単純に覚えられるように、究極の解説としてすごく短いひとことに集約します。
とにかく読んでみてください。
グランビルの法則を作ったグランビルさんは、法則を見つけすぎて8個もできてしまいました。
でも基本はこれで良いのです。
「移動平均線から価格がとんでもなく離れてたら、戻るのを狙ってエントリー」
ほんとにこれだけでも充分なのです。
これだけだしスキャルピングにも中長期取引にも使えます。
トレンドと同じ方向のポジションを持つなら「押し目買い」「戻り売り」になります。
価格が移動平均線から離れても、必ずまた移動平均線に近づいてく性質を知っていれば8個全部覚える必要はないのです。
「移動平均線から価格が離れる」ことに注目するのは移動平均線の基本でもあります。
移動平均線の記事に基本が書いてあります。
戻り売り:押し目買いと逆で、チャートが下がり続けている「下降トレンド」では、できるだけ高いところで売りたいと思うもの。一時的に上がったところで売ることを「戻り売り」という
ポジション:買いや売りをまだ決済していない状態を「ポジションを持っている」という
3個だけってどれとどれ?
価格はたいていはローソク足で見ていると思います。
ローソク足の上下と移動平均線の関係をみていくのですが、この2つはくっついたり離れたり、クロスしたりしながらチャートを作っています。
そこでグランビルの法則があるのです。
この3個をまず知っておきましょう。
- 移動平均線が横ばいか上昇しているときにゴールデンクロスしたら買い
- 移動平均線よりも下に離れたら押し目買い
- 移動平均線より上に離れたけどまた下がって近づいたら押し目買い
要するに、上昇トレンドは買いだけど「いったいいつ買えばいいのか?」ということです。
売りの法則はこの反対だと思っておいて、今は買いを練習してみましょう。
そしてグランビルの法則のなかでひとつだけ「逆張り」をいっているのがあります。
これは上の一覧の3つからは外しています。
逆張りですから上昇トレンドのときには売りをやるのです。
それが「とんでもなくめちゃくちゃ離れたときには、その離れたところで売る」というものです。
このポジションは、ローソク足が移動平均線に近づいたらすぐに利益確定をしなくてはなりません。
なぜなら土台が上昇トレンドだからです。
買う人が集まっている上昇トレンドのときに、いつまでも売りのポジションを持っているのは危険です。
いつ大きな上昇が来るか、わからないからです。
この逆張りの法則はスキャルピングで生かせますが、これは初心者のうちは混乱するので無視しましょう。
海外FXの口座を2つくらい持つころには、中級者になっています。
その頃にもういちどトレンドと反対を狙う逆張りのやり方を見直しても遅くありません。
どうでしょうか?
8個すべてを覚えるよりも、トレードがすんなり上達したほうが良いですよね。
タイトル詐欺と怒られそうですが、これはグランビルの法則を熟知して何度も使ってから到達した結論なのです。
※最初に作りたいおすすめ口座はXM
XMの評判ってどう?9年使い続けてわかったXM Tradingのチートとは?
4個x2パターンだから8個あるグランビルの法則
グランビルの法則は上昇トレンドのときの法則が4個、下降トレンドのときが4個です。
それで8個あるわけです。
上に書いた上昇トレンドの3個はすべて順張りです。
上昇トレンドだから「買い」ということです。
最後の4個目は「売り」をするのです。
※ダウ理論と比べてみましょう。
【独自手法をお届け】ダウ理論はFXにこう使う!
8個全部を知りたいならこちら
ここまで説明しましたが、それでもどうしてもグランビルの法則の8個を知りたいという場合は移動平均線の記事にわかりやすく載っているので読んでください。
この記事の「移動平均線の使い方の基本【一覧】」のところにグランビルの法則があります。
8個すべての使い方と意味が表になって見やすく書いてあります。
グランビルの法則はトレンドが終わるときにもチャンスがあるとしています。
しかし、トレンドが終わってから反対のトレンドがはじまる地点はリアルタイムでチャートを見ていてもなかなか判断できません。
グランビルの法則だけではもちろん判断できません。
実際はエリオット波動やオシレーター系を見て、ファンダメンタルも合わせて決めるのです。
そういう他の分析に慣れてからでないと、いつからトレンドが変わるかなんてわからないのが普通です。
【エリオット波動】海外FX独自手法!見るのは波の上下だけ
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グランビルの法則の8個すべてを知らなくて良い理由【デメリット】
グランビルの法則のデメリットとして、見方がわからないというのがあります。
理屈は読んでわかるけど、実際にどれが離れすぎなのかわかりませんよね。
クロスといっても、ダマシもあります。
多くのトレーダーがこう思うのです。
「使えない」という人もここにひっかかるのです。
結論として、1つや2つの法則をデモトレードでやってみて使えるようになっていくしかないのです。
上でも少し書きましたが、グランビルの法則8個すべてを知らなくても、売買のチャンスを探して練習を続けているだけで良いのです。
暗記力がすごい人でも、グランビルの法則8個すべてを記憶してチャートに向かったとしても勝てません。
チャートが理想通りの形になったりならなかったりするからです。
それよりもどうしてこんな法則があるのかを知るだけで、自分のトレード力は上がります。
グランビルの法則がなぜできたかというと、移動平均線とローソク足が離れすぎると必ずまた近づこうとするからです。
チャートは上がったり下がったりするので、平均を出した結果の移動平均線はどこかでまたローソク足に触ったりクロスしたりしますよね。
そんなリズムがあるから、成功の確率の高いところでエントリーしましょうねというのが、グランビルの法則の本質なのです。
とはいえ8個をひとつひとつ検証してみるのはすごく良い事です。
新しいテクニックが見つかるかもしれません。
初心者のうちはまずは2個を実践で使ってみることをおすすめします。
デモトレードでやってみてくださいね。
グランビルの法則【メリット】
グランビルの法則はメリットのほうが多いです。
理解するまでというか、自分のものにして使えるまでに時間がかかるだけなのです。
相場の基本の基本をぐっと8つの法則にまとめてくれているのはとてもありがたいです。
1つめの法則だけでも何度も使ってみてください。
億トレーダーのHAGEさんは、ひとつの手法を試すために100回やってみたのだそうです。
100回のデモトレードを面倒がっていると億トレーダーになれないかもしれませんね。
独自手法の具体例
独自といっても意外と単純な方法です。
本物トレーダーのみなさんは、シンプルな方法を使っていることがとても多いのです。
RSIと一緒に使う方法
RSIはオシレーター系といって、価格のいきすぎを見るものです。
グランビルの法則だと、離れていることしかわかりません。
なのでRSIがはっきりと「離れすぎ」と示したところでエントリーするという方法があります。
具体的な手順はこうなります。
- 移動平均線(50MA)を基準に価格の動きをチェック。
- RSIが30以下(売られ過ぎ)で、価格が移動平均線を下回っている場合、買いシグナルと判断。
- RSIが70以上(買われ過ぎ)で、価格が移動平均線を上回っている場合、売りシグナルと判断。
損切りラインは直近のサポートラインやレジスタンスラインに設定するなど、自分のやり方で良いのです。
RSIは海外FXのMT4/MT5では「Relative Strength Index」と書いてあります。
「ナビゲータ」の「オシレータ」のところにあります。
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【完全版】MT4(メタトレーダー4)の 操作方法 ~初心者編~
ボリンジャーバンドと一緒に使う
ボリンジャーバンドを同時にチャートに出せば、ルール作りが簡単になります。
グランビルの法則で一番悩むのが「いつが離れすぎなんだろう」ということです。
そこでボリンジャーバンドが活躍するのです。
使い方はこうなります。
ボリンジャーバンドで価格が±2σに近づいたら「離れすぎ」と決めておく
上の図の〇のところ(-2σ)で買いができ、すぐに利益確定したいなら、次に上にいったときの離れすぎ(+2σ)でいいわけです。
この手法のデメリットは、ボリンジャーバンドと移動平均線が似ていて見づらくなることです。
色分け・太さ変更などの工夫で解決しましょう。
移動平均線2本でのクロスを狙う
例えば、短期移動平均線(10MA)が中期移動平均線(50MA)を下から上に突き抜けたときは買いのチャンスです。
この2本をチャートに出してグランビルの法則を使ってみるわけです。
単にローソク足の代わりに10MAを使っているだけですね。
ローソク足よりもクロスした場所がわかりやすいですし、気持ちの迷いがなくなるのがメリットです。
初心者の間は、このやり方のほうが良いかもしれません。
ちょっとデメリットがあって、今出ているクロスが本当にトレンドのはじまりなのかを決めづらいのです。
これも何度も練習して、できるだけたくさんのチャートを見て上達していきましょう。
移動平均線をどう設定するか【50MAって?】
移動平均線には種類がありますが、グランビルの法則で使うのは単純移動平均線というものです。
難しいものは使わなくて良いのです。
XMやTitan FXのMT4/MT5には「Moving Average」となっています。
では数字についても解説しましょう。
ここまでの解説で〇〇MAとあるのは、移動平均線の設定です。
〇〇のところの数字は、ローソク足何本ぶんを平均するかということなのです。
長期のトレンドで売買するならローソク足は日足で、25、50、そして200くらいがふつうです。
デイトレードやスキャルピングだと、見るローソク足も1分足や5分足になります。
なので、移動平均線の設定も3MA、5MA、13MA、15MAという短めの期間になります。
変更・設定のしかたは簡単です。
出ている移動平均線の上で右クリックしてメニューを出せばいいのです。
「プロパティ」を選べば、変更画面になります。
移動平均線の期間の設定は、どのくらいの時間を見るかということで海外FXではとても大切です。
過去の記事で時間やスキャルピングについて書いています。
じっくり読んでおきましょう。
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トレードの注意点
いろいろと書いてきましたが、使ってみると納得できるグランビルの法則なのです。
グランビルの法則はトレンド相場で特に効果的です。
レンジ相場ではシグナルが誤作動する可能性があるため、ボリンジャーバンドなどを使ってトレンドの有無を確認するのはとても大切です。
新しい手法をためすときは、必ずデモ口座で練習してからにしましょう。
海外FXで使うMT4/MT5はデモアカウントを簡単に作れます。
面倒がらずにやりましょう。
理解度テスト
では問題を解いてみましょう。
グランビルの法則を使うとき
1.グランビルの法則はスキャルピングにも使える
2.海外FXトレーダーはスキャルピングだけをするからその通り
グランビルの法則の良さ
1.8個もあって覚えられないし、根本というなら1つくらいで説明できるはず
2.相場に売り買いの人が集まっている様子を見るのによく、売買のタイミングを分析するには良い
トレンドはファンダメンタル要素もあります。
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まとめとここだけの話
グランビルの法則は、移動平均線を基にしたトレード手法の中でも非常に基本的でありながら効果的なものです。
この法則を理解し、独自のアレンジ手法を取り入れることで、初心者でも安定したトレードを目指すことができます。
まずは基本を押さえ、徐々に自分のトレードスタイルに合った手法を確立していきましょう。
ぜひこの記事を何度も読み返して、海外FXでの成功を目指してください!
と、〆たところでここまで読んでくださった方に特別なここだけの話をしましょう。
グランビルの法則は相場の重要部分をスパッと言っているすごく優秀なものです。
これを理解すればトレードはそうとう上達するのです。
グランビルの法則を違う言葉でチャラチャラと表現しているだけなのです。
正しいグランビルの法則は、検索すれば手に入る情報ですからしっかりと理解して無駄な時間やお金を使わないようにしましょうね!
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