【NDDはDDとこう違う!】FX投資家歴10年のトレーダー目線で解説

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海外FXでよく目にする「NDD」とはどういう意味でしょうか?
そのNDDは本当に信用できるのでしょうか?

結論は【まずは小額からトレードしてみよう】です。

口座開設ボーナスを使う事のできるXMなら自己資金を使わずに試すこともできます。

少額で試してみる理由は、【もしNDDでないとしても自分のスタイルとピッタリ合う業者かもしれない】からです。

NDDかどうかを調べる時間よりも、トレードの経験を積む時間の方を多くしたほうが良いという考えもあるのです。

今回の解説ポイント
・FXの注文方式一覧
・NDDとは
・DDとの違い
・NDDとDDの違い・メリットデメリット
・結局どうすればいい?

海外FXの注文方式とは

今回は【NDDとDDの違い】です。
多くの情報でNDDには透明性があって凄いと伝えられ基本的におすすめです。
その理由や使いやすさも説明します。

NDDとDDは注文方式の種類のこと

海外でなくてもFXのことを知ろうとすると気になってくるのが「注文方式」です。
最初は【注文方式って私がやる方式の事?】【アプリの使い方なの?それとも難しい計算が必要な事?】などなど疑問だらけです。

一言で「注文方式」といっても、初めて見ると意味不明ですので少し整然とさせます。

※主にFX(通貨ペアを取引するもの・外国為替取引)をするときに使います。
ここでもFXとして話を進めます。

FXいう「注文方法」の意味

疑問答え
誰が注文するの?FX業者が注文します
なにを注文するの?FX業者の顧客が注文した内容を注文します
どこに注文するの?インターバンク市場に注文します
なぜ注文するの?顧客の注文を約定させるためです
いつ注文するの?顧客が業者のプラットフォームで注文した直後です
どのように注文するの?NDDもしくはDD方式で注文します(他の方法もあり)
用語
インターバンク:世界中の為替市場をまとめてこう言う
プラットフォーム:MT4やMT5など、注文をするためのアプリ

ではNDDとDDの違いは?

次からデメリットなどもみていくので、最初はざっくりとした解説にします。

NDDとDDは以下のような方法でインターバンク市場に注文をしています。
よく目にする注文方式も一覧に置いて比べてみますし、ついでに何の略語なのかも見ておきましょう。

注文方式(通称)正式名特徴
NDDNo Dealing Desk顧客の注文は、主に業者のプラットフォームを通ってそのままインターバンクに流れる
DDDealing Desk顧客の注文は、業者のディーラーがいったん受け止めて価格を設定、その後インターバンクに流れる(人またはプログラムが行う)・価格操作などの可能性がある
ECNElectronic Communication NetworkNDDのうち、トレーダー同士の直接取引に最も近い方法・業者の介在が一番少ない
STPStraight Through ProcessingNDDのうち、顧客の注文を受けた業者がそのままインターバンクに流す方法
DMADirect Market Access顧客が直接インターバンクに自分の注文を流す方法・ただし使うシステムは業社の電子取引執行システム
OTCOver The Counter顧客は口座を作った業者との取引をする・DD方式の別の呼び方として使われることも・価格操作やストップ狩りが一番起きやすく国内業者はほぼすべてこの方式

この一覧に書いている中で、海外や国内業者を使うにあたって現実的なのが「NDD」「DD」「STP」「ECN」です。

業者の用意してくれたプラットフォームで、今日からトレードを始めることのできるシステムは良いものです。

もちろん、やり方を知っているならDMAのほうが業者に手数料やスプレッドを支払わなくて済みます。
しかし、準備をするまでが大変で高度な知識が必要なのでそこを簡単にしてくれる手数料としてならスプレッドくらいは払おうという選択肢もあります。

※スプレッドはいつも気になる
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NDDとは

上の比較一覧表で要点だけお伝えしましたので、ここから詳しく解説します。
NDDとSTPなどの違いがわかりにくいですが、NDDを細かくわけているだけで整理するとこの表のようになります。

NDD方式を細かく分けただけです。
どちらもLPの価格に対しディーラーが介在せずに取引を成立させています。

用語
LP:リクイディティ・プロバイダ-(Liquidity Provider)のことで、為替市場で価格を提供して業者と銀行の取引を取り次ぐ役目をする。ふつう、各FX業者はいくつかのLPから価格を提供されることで顧客の注文をさばいていく

ECN

  • NDD方式のうち「ECN口座」を作れる海外FXもあります。
  • とても面白い方法で私たちの注文を市場に送ってくれる方式です。
  • ディーラーはいません。

STPとの大きな違いは【顧客の注文を流す先】です。
顧客の注文は、電子取引所という場所に流されます。
※電子取引所(Electronic Communication Network)を略してECNというのです。

このECNという場所はオークション会場のようなところで、ここに顧客の注文をつなげるだけがFX業者の仕事です。

もちろんスプレッドを乗せて流しますが、それでも顧客は有利な価格でトレードできるのでSTPと同じようにwin-winの関係になります。

ECN方式を取り入れている海外FX業者

使いやすいところでは、Titan FXがあります。

STP

NDD口座の種類のうちSTPは人気があります。
このような口座です。

  • ディーラーはいません。
  • FX業者はその業者と契約しているLPに注文を流します。
  • LPはプロバイダーなので、オークション会場のようなところではないわけです。
FX業者がSTP取引を導入しているのは、顧客と業者がwin-winの関係になりやすいからです。

「FXはゼロサムゲームである」とされ、業者か顧客のどちらかが勝てば一方は負けてしまうことになります。

しかし、STPでは顧客の注文はLPのうち最も顧客に有利な価格が自動で選ばれて注文を成立・約定させていきます。
そのときにスプレッドも自動で乗るので業者にも利益が出ます。
顧客もお得なトレードができ、業者もやっていけるわけです。

ただ、そうなると提携先のLPも良い値段を出してくれるようなところが良いはずですがFX業者によってばらつきはあります。
また、LPがどう注文を処理しているかは私たちにははっきりとわからないことがほとんどです。
ここが、ECN口座と比べると若干不透明であるといわれる理由になっています。

STP方式を取り入れている海外FX業者

Titan FXではSTP口座も作ることができます。

※Titan FXはこんな業者
TITAN FX(タイタンFX)の評判ってどう?モットーが「丸出し」とは?

ポイント
ECN口座とSTP口座がつくれるのはTitan FX
つまりTitan FXではNDD口座がつくれる

DDとの違いは

大きな違いはディーラーがいるかどうかの違いです。

ディーラーは生きた人とは限らず、今は自動プログラムがディーラーの仕事をしていることがほとんどです。
いるかいないかは注文方式を比べるうえでとても重要です。

NDDとDDとの違い

  • NDD⇒ディーラーがいない
  • DD⇒ディーラーがいて注文に介入する

ディーラーが顧客の注文を受けて価格を決めて約定させていくので、その間にちょっとだけ高くすることができてしまいます。

特に「ストップ狩り」と呼ばれるのは顧客があらかじめ入れたストップロスに市場が近づいたとき、わざとストップにひっかかる価格にしてしまい負けさせてしまうやり方です。

国内・海外問わずFX業者は、以前からこの「ストップ狩り」が行われていたとされます。
そこで、DD方式はいまひとつ人気がないのです。

DDとは

もう少し詳しく解説します。
NDDのように顧客の注文を市場に渡さず、業者が取引相手になる方法です。
なので「店頭取引」と呼ばれます。

DDの業者にもLPはあります。
しかし、トレーダーが負ければ業者の利益になるので何もしなくてもいいです。
逆に、トレーダーが勝ち始めるとLPにヘッジの注文を出さなくてはならなくなります。

なぜ、DDでトレーダーが負けると業者が儲かるのでしょうか?
⇒それはトレーダー(顧客)が取引をする相手がその業者だけだからです。

2者がお互いに取引を行えば、どちらかが儲けたときは相手は損をします。
他の商取引でも起きることです。

しかし、NDD方式で市場全体にトレーダーの注文が流れれば損をするのは市場の誰かであっても業者ではないのです。

用語
ヘッジ:損失が出ている取引の反対の取引をすることで、損益をプラスマイナス0にすることを目指す取引だが、すべてうまくいくとは限らない

人気の海外FXのほとんどがNDD方式

海外のFX業者の全ては「NDD」(STPかECNのどちらか)、もしくは「DMA」を採用している場合がほとんどです。

また、一つの業者がいくつもの口座タイプを用意していることがあります。
この場合は好きな方式を選んで口座を作ることができます。

例えば、STP口座もECN口座も持てる業者で代表的なところが【Titan FX】です。

一度試してもいいかもしれませんね。

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NDD方式のメリット

業者がおかしな価格操作をする可能性が少ないNDD方式です。
しかし、メリットだけとは限りません。


順にみていきましょう。
最初はメリットからです。

  • 約定が早い:注文をLPに直接流すだけなので、ディーラー(プログラム)がいろいろな操作をする時間がありません。人為的な遅延・業者内のプログラムの処理時間などが節約でき、結果的に約定までの時間が高速となります
  • スリッページが減る:スリッページとは注文価格と約定価格がずれてしまうことです。市場は広大なので通貨の流動性は高くなるため、市場と直接取引するNDD方式は価格の突合せが安易にできやすくなります。すると、思った通りの価格で約定しやすくなるのです
  • 透明性が高い:ディーラーが間に入らないという事は、上に書いたような理由もあり、業者が勝手に価格を決めることや約定拒否をすることがしにくくなります。市場の価格を素直に反映するためトレードの透明性が高まり信頼感も増します
  • 指値が正しく執行される:ストップロス注文やテイクプロフィット注文をしていても、ディーラーが操作してしまえば不利な価格で約定するかもしれません。NDD方式ではディーラーがいないので「スリッページが減る」のところと同じように希望通りの価格で執行されやすくなります
  • スプレッドで得をすることもある:流動性が高く世界のLPや投資家が競争を続けている活発な市場での取引なので、スプレッド(買値と売値の差)も刻一刻と動きます。たまにすごく縮小して利益を伸ばせたりします。また、スプレッドが0になることやマイナスになる可能性もあります
  • スキャルピングには超おすすめ:スプレッドも狭くなりやすく、約定の速さもあるためスキャルピングがしやすいです。一度NDD方式の口座でスキャルピングを経験してしまうと、国内FXには戻れないと感じることがあります
用語
流動性:通貨が市場に出回っている数が多く、かつ取引量が多いときに「流動性が高い」という

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NDD方式のデメリット

NDD方式のデメリットも理解して使いこなしましょう。
メリットである「市場と直接取引できる」ことがデメリットになりえます。

デメリットを避けるには、流動性の高い銘柄と世界の市場が活発な取引時間を選ぶことが大切です。
初心者の人は激しく動く時間帯も避けると良いでしょう。

  • 銘柄によってはスプレッドが拡大することも:スプレッドの狭さは売買が活発だからこそ実現するものです。流動性の低いエキゾチック通貨などの取引では、時間帯などの条件によってまったく価格がきまらないことがあります。するととんでもないスプレッド(価格差)で約定してしまい多大な損をします
  • リクオートの可能性:リクオートも、NDD方式では流動性の低さが主な原因です。LPが市場での価格変動に合わせて価格を提示してくるので、流動性が低い時には特に何度も価格の再提示がされてしまいます。取引チャンスやタイミングのロスとなります
  • 約定スピードの遅れ:リクオートと同じ理由で、約定までのスピードが遅くなることがあります
  • 業者の信頼感:業者がLPとちゃんとした契約を結んでいなかったり、いい加減なLPばかりと契約していたりするとせっかくのNDDの信頼も薄れてしまいます
  • 手数料:NDD方式でゼロスプレッドを実現していると、業者の儲けが減ってしまいます。そこでゼロ口座では取引手数料を設定しているところがほとんどですが、それがみやみに高いとトレーダーの利益が減ってしまいますし、スキャルピングもしにくくなります
用語
リクオート:注文価格の再提示といわれ、希望どおりの価格ではない価格を提示される事

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NDD方式を公式で発表している海外FX業者

ここでは細かく分けずに、公式で発表しているかどうかだけを並べてみます。
XMでは口座開設ボーナスもあります。

  • XM(エックスエム)
  • HFM(旧ホットフォレックス)
  • TitanFX(タイタンエフエックス)
  • TradeView(トレードビュー)
  • Bigboss(ビッグボス)

これらの海外FXのプラットフォームは「MT4」か「MT5」です。
せっかくスプレッドが狭くなるNDD方式なので、約定も早く新しいMT5でトレードするのがおすすめです。

口座を作った後に、MT4口座やMT5口座を増やすことのできるのが海外FXの良いところです。
一つの海外FXアカウントを作るとそのアカウントのなかで「追加口座」をいくつか作れます。
用意されている口座タイプの中にNDD口座があるので、マイページから選んで簡単に作ることができるようになっています。

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まとめ

NDD方式は、世界が取引相手だというFXのだいご味を存分に味わえる反面デメリットもあります。
例えば、流動性の少ない通貨ペアならDD方式の業者のほうが、価格をすぐに提供してくれてトレードしやすいこともあるのです。
トレードスタイルが決まるまで少しずつためしながら進んでいきましょう。

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