海外FXの納税がわかる!ポイントは【経費に全集中】

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「海外FXで何百万も儲かってしまった!どうしよう?」
と慌てている人もいるかもしれませんね。

毎年、確定申告が2月からあります。

それまでに納税センスをさらっと身に着けておきましょう。

解説を読むポイント
・確定申告でやること全体像
・経費って何が申請できる?何が通る?

海外FXの確定申告がはじめてなら早めに読めたあなたは超ラッキーです。
「では海外FXで経費になるのはなに?」だけ読んでも良いですし、
最後に2020年の税制改正のことも書きました。

そこだけでも読んでいってくださいね!

確定申告はこんな手続きです【ざっくり】

「基礎控除」より大きな収入がある人は、確定申告する必要があります!

今回、注目したいのは海外FXの経費なので確定申告については簡単な流れだけ書きます。

税金全般について詳しくはここも読んでください。

「【納税必見!】国内FXと海外FXの納税の違い」

確定申告とは?経費とは?

「なんか儲かったら自分で申告して、それをもとに税金が取られるらしいよ?」
「たくさん儲かるとたくさん税金を取られるらしいよ?」
「でも海外FXで収入を得る(儲ける)ために使った電気代やパソコンなんかは
 経費として申請できるよね」
「経費のぶんは、儲けから引くから税金の対象になる金額が減るね。税金も減るね」

これで正解です。

【海外FXで一定以上の利益(収入)がある場合】
1月1日~12月31日までの利益やその他の収入を申請
       ↓
それをもとに税金が計算される
       ↓
「こんなに収入があるの?じゃあ税金をこれだけ払ってくださいね」と言われる

さて、何から手を付ければいいのでしょうか?
海外FXの収入だけに焦点を当てましょう。

※いくら以上の収入があると確定申告しなくてはならないのか?はこちら

「【納税必見!】国内FXと海外FXの納税の違い」

まずは収入が海外FXだけの人を想定します

※今回は説明を簡単にするため、海外FXの収入だけを例にします。

基礎編の雰囲気がわかると、税務署の書類を書く時やe-Taxを入力するときも、
「そうかここってアレか」とわかるようになります。
どんな立場の人も確定申告のときに混乱しにくくなるのです。

※ e-Tax:https://www.e-tax.nta.go.jp/

そこをポイントに書いていくので、保存版としてしっかり読んでいってくださいね!

確定申告、所得税、経費

確定申告は、1年間の海外FXの収入を申告するもの

「これだけ税金を払ってくださいね」というときの「税金」→「所得税」

海外FXの収入に関して一番気になるのが所得税です。
ここからは所得税を出すこと、そして経費について書いていきます。

所得税を出すまでの流れ【1~6まで】

海外FXは「総合課税」の中の「雑所得」という仲間に入ります

その所得税を出すまでの流れが以下になります。
難しいし細かいこともあるので、※のついた補足説明でモヤモヤを説明しています。

  1. 『所得金額』を計算(収入-経費=所得金額)※1
  2. 『総所得金額』の算出(損益通算する)※2
  3. 『総所得金額』から『所得控除』を引くと『課税総所得金額』が出る※3
  4. 『課税総所得金額』から『算出税額』を出す。
     これには通常『所得税の速算表』を使う※4
  5. 『算出税額』から『税額控除』を引く※5
  6. 5.までで納めるべき税額が出せるが源泉徴収等あれば引くと、
     『納付税額』が出る※6
ポイント
・税金は収入からではなく、所得から引かれるもの!(←ここ大事)
・最終的に出したいのは『納付税額』!

※1:【所得と収入】
  収入はそのまま儲けのこと。収入-経費=所得です。
  この所得をもとに確定申告をします。
  ここの経費には所得控除額も含んでいます。

※2:【損益通算】
  損益通算も海外FXでよく話題になります。
  (今回はほかの儲けや損失がないという例でやっているので無視します。)
  もし、海外FXで損失が出ても損益通算はできません。

ちなみに「富士山嬢」といって、損益通算できるのは次の損失に限られます。
「不動産所得」「事業所得」「山林所得」「譲渡所得」

実際はほかの収入や損失があることもあるので、そのときには思い出してください。
e-Taxの解説にもすごくわかりやすく書いてあります。

※3:【課税総所得金額】
  ここで出た『課税総所得金額』に対して税率をかけて計算します。
  最初に出ていた『所得金額』ではまだ計算しません。
  また、ここでの所得控除がよく聞く「医療費控除」や「生命保険料控除」です。
  所得控除は全部で14種類あり、詳しくは経費のところで書きます。

※4:【所得税の速算表】
  よくネットで見かけるもので、
  「300万円以上の所得は損をする」といった意見もこれが根拠となっています。
  このあとの『税額控除』で住宅ローンのある人はまだ控除されます。

※5:【税額控除】
  さっき出した『算出税額』が「取られる税金」ですが、この税金からも控除されるものです。
  一般的に馴染みのあるものは住宅ローン控除です。
  税額控除は税額から控除されるもの。1.で見たのは収入から控除されるもの。

2重課税を避けるための措置なのでがんばって申告しましょう。

※6:『納付税額』
  実際は給与や原稿料、他の収入があってすでに源泉徴収されています。
  それらも引いた額が『納付税額』で、これが「この額の税金を払ってください」という額です。

ポイント
・収入から控除したり、経費を引いたりしていくたびに名前が変わる!
・順にコツコツ計算していくと、間違いのない納付税額が出せる!
・実際は他の要素も加わるので、
 最終的なことは確定申告のときに聞きながら行うのが現実!

※途中でつまづいた方はこちらもどうぞ

「【納税必見!】国内FXと海外FXの納税の違い」

経費と控除の意味

確定申告のときは「所得控除」も経費と考えてまとめて計算しましょう。

一般に経費というと「店舗で使う材料や光熱費とかかな?」と思いつきます。
もちろんこれらも経費です。

収入から引くものですから、やることは一緒です!

『所得控除』はわかっておこう!

税金を取られるのは、あくまで『所得』から!

今回取り上げている収入は海外FXで出金できた利益分です。
(まだ口座内にある証拠金は含めません。)

・収入から控除額を引いた後に税率をかければいい
・控除額と一緒に経費も引いていい
       ↓
こうして出したのが『所得』です。

ポイント
光熱費などといっしょに控除額もまとめて経費って考えちゃうとラクかも!

※税率をいくらかけるかなど「速算表」はこちら

「【納税必見!】国内FXと海外FXの納税の違い」

「損益通算」の誤解

「損益通算」はとても厳しくできる金融商品が決まっています。
 税法上の「損益通算」は、株や投資信託の様々な金融商品の損失を
  利益から引くことができるもの。
 ネット上の「損益通算」は、「海外FXの損失は利益に対して損益通算できる」
  と書いてあるもの。

※海外FXのいくつかの利益から損失を引いたものは単なる「雑収入から導きだした雑所得」です。
 損益通算とはいいません。

ネットで色々見ると混乱してしまうので、
それなら最初から「国税庁のホームページ」で調べた方が良いでしょう。

ポイント
1年間の±を合算すればOK!
海外FX口座すべての利益から海外FX口座すべての損失を引いて、
残った額を収入として確定申告すればいいのです!

【複数の口座】別業者の口座を同時に開設するのはなぜ?

では海外FXで経費になるのはなに?

パソコンや通信費は、まず問題なく経費として認められます!

では、それを含めて経費として認められやすいものをあげていきます。

経費になりやすいもの

まだまだありますが、この一覧をヒントにしてください。

  • 会場セミナー参加費用
  • 会場セミナー参加交通費
  • 会場セミナー参加ガソリン代、駐車場代
  • 会場セミナー参加宿泊費
  • オンラインセミナー参加費用、会費
  • 関係者との会食
  • 投資情報メルマガ料金
  • 有料ニュース配信の費用
  • 商材代金
  • EA代金
  • レンタルサーバー使用料
  • 配信システムなどの月額使用料
  • 高いけどロイターとかブルームバーグとかの使用料
  • CNBCなどの有料配信の受信料
  • 通信費全般
  • スマホ料金
  • プロバイダ料金
  • 家賃
  • 光熱費
  • 筆記具、ノートなど(トレード記録や市況分析用)
  • プリンター購入費用
  • インク代
  • 紙代
  • パソコン購入費用、購入代金(※)
  • パソコンなどの備品、周辺機器(トレードに使うもの)
  • タブレット購入費用、購入代金
  • スマホ購入費用、購入代金
  • トレード用のデスク、椅子、パーティションなど
  • ゲーミングチェアなど(※)
  • キャッシングの利息(※)

10万円以上のものは、『減価償却』ということをします。
 ここでは詳しく触れませんが、
 高いものは1年で使い切らないから、分けて経費として計上するということです。
 なので、何百万もするものをたくさん買っても経費として全部使えるということではないです。

※日用品や家電(掃除機とか)はトレードルームや事務所があると通りやすくなります。

※キャッシングの利息は、トレードをするために借りたものなら通りやすいはずです。
 しかし蛇足ながら個人的にはトレードのためにキャッシングするのはおすすめしません。
 18%の利息以上に勝てるかどうかわからないからです。

経費を通すコツ

通すために大事なことで共通するのはズバリ「証拠を残すこと」

・領収書では買い物の詳細がわからないことがあるので、
 品目が細かく印字されているレシートのほうが有効な場合も!

・Amazonでの買い物は自分で領収書を印刷しなくてはならないことも!

・「電気代」「ガソリン代」「通信費」などは、
 銀行の記録やクレジットカードの明細などで証明可能!

・メルマガの登録など領収書の印刷すらできないような出費でも、
 購入画面のキャプチャと日誌に書いたメモを突き合わせて証明できることも!

記録はしっかり残す癖をつけておきましょう。

クレジットカードをトレード用に1枚決めて、
それを使うと明細を出すだけで網羅されるのでオススメです。

マネーフォワードなどの家計簿アプリを使うのもおすすめです。

※マネーフォワード公式:https://moneyforward.com/

按分について

経費でよく悩むのが、
「P.Cの通信費とかトレード用で申請していいの?家族も使ってるんだけど?」
というもの。

これを「按分」(あんぶん)ということをして申告できます。

詳しくいうと、
「1週間に5時間を海外FXのために通信費を使っているからすべての通信費にその比率をかける」
みたいにして出します。

面倒ですが正しく出した方が良いです。
税務署によって違うので、わからなければ確認するのがベストです。

海外FXの経費にならないもの

「マイナススワップ」「スプレッド」「手数料」などは経費として認められません!

それから、通りにくいものとして怪しいオンラインサロン、LINEグループで支払わされた会費、
教材費は無理かもしれません。

明らかな詐欺や盗難で損失が多大に出た場合、「雑損控除」というのができるときがあります。

これも税務署や税理士さんに相談しましょう。

所得控除14種(2020年改訂情報あり)

最後の「基礎控除」は、どんな人でも収入があればそこから控除できる金額です。

なので、1年間海外FXの収入だけだったという人にも当てはまります。

2020年から所得税改正が始まり、基礎控除が一律38万円から条件つきで48万円に変わりました。
※条件は、合計所得金額が2,400万円以下であることです。

【例】100万円の収入ならそこから48万円引けて、
   そのあと経費やほかの控除を引いていくことができます。

所得金額が減ることになり、これは嬉しいですね。

控除にもいろいろあります。
「所得税を出すまでの流れ1~6まで」の3.で使う『所得控除』は下記のようなものになります。

  1. 雑損控除
  2. 医療費控除
  3. 社会保険料控除
  4. 小規模企業共済等掛け金控除
  5. 生命保険料控除
  6. 地震保険料控除
  7. 寄付金控除
  8. 障害者控除
  9. 寡婦(寡夫)控除
  10. 勤労学生控除
  11. 配偶者控除
  12. 配偶者特別控除
  13. 扶養控除
  14. 基礎控除

国税庁「No.1199 基礎控除」:
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1199.htm

ポイント
・確定申告をするときに「基礎控除を引いてから」とやるとごちゃごちゃしなくてラク

補足【住民税と国民健康保険】

税制では、税金を払う相手によって「国税」と「地方税」に分類されます。
今回の所得税は、国に払う「国税」です。

※「地方税」が住民税です。
 都道府県民税と市町村税があり払わなくてはなりません。
 ただ、確定申告の際にわかった所得をもとに
 国や地方自治体が勝手に計算して請求してくれるので面倒ではありません。

問題はタイミングで、確定申告後にそれを見て計算するので1年遅れます。

計算は、『課税総所得』金額に対して以下のように行われます。

市区町村民税:一律6%
都道府県税:一律4%

国民健康保険料も、確定申告をもとに請求されます。

※今回のテーマである「海外FXだけの収入がある人」の場合は国民健康保険なはずです。
 忘れないようにお金を残しておきましょう。

ポイント
・住民税と国民健康保険も取られてしまうので忘れないようにしましょう

まとめ

基礎控除よりも大きな収入になった人は忘れずに確定申告しましょう。

確定申告をさぼったり海外での収入だからと脱税をしてしまうと、
大変な追徴課税を取られてしまいます。

2020年から税制が変わってきており、
最近はネットからでも申告がしやすく説明もとてもわかりやすくなってきています。

脱税のほうが損をする確率が高いです。
トレーダーならしっかりと計算して申告しましょうね!

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