海外FXで使うボラティリティ指標はMT4インジケーターにある2つだけ!

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「毎回ボラティリティを見るの?面倒だなあ」と考えなくて大丈夫です!

  • 週に1回など定期的に見ればいいのです
  • FXトレードのためにボラティリティを見たいときは、MT4/MT5の「ATR」「Volumes」の2つを使うだけでOKです

どんな投資活動でもボラティリティは大事ですが、超ハイレバレッジの海外FXではさらに重要です。
⇒使い方を間違えると損失につながるからです。

自然にボラティリティ要素を加味したトレードができるようにインジケーターを使いこなしましょう。

2つのインジケーターの具体的な使い方は「ボラティリティと出来高の関係とトレーダーの平均的な立ち回り」にあります。

解説を読むポイント
・ボラティリティの海外FXでの意味と使い方
・ボラティリティをすぐ見られるインジケーター「ATR」と「Volumes」
・「ATR」と「Volumes」の組み合わせでトレードする方法
・ボラティリティでできるトレード手法
・銘柄別ボラティリティの見方

ボラティリティの海外FXでの意味と使い方

重要なのは「勝てる使い方」です。

検索すれば意味は出てきますので、ここでは誤解されやすいことと「トレードするためにはこう考えておけば大丈夫」ということだけさらっと解説します。

ボラティリティとは

簡単にいうと「値動きの大小」です。

大きく値が動けば「ボラティリティが大きい」といいます。

※説明によっては「価格変動の度合い」「価格のふり幅」「価格の変動率」となっていることもあります。
これは、「価格変動がめちゃくちゃ大きいのかどうかが気になる」ということから来ています。

※解説サイトによって微妙に意味が違ったり計算式が複雑なものを紹介していたりします。
しかしそれは今回無視して、「トレードで使う値動きの大小のことだけ」をボラティリティと呼ぶ事にします。

※ネットでは単に値幅のことを「ボラティリティ」と呼んでしまっています。
トレードをする際に便利に使える言い方なので、ここでも単なる値幅のことも「ボラティリティ」と呼びます。

細かく知りたい方は、リンク先の用語説明のところなどを見に行って頂くと他のサイトに飛びます。
※一般的なボラティリティの説明
ボラティリティー(Volatility)とは(大和証券)

ポイント
トレードするだけなら「値が大きく動くのかどうか」だけ考えれば良い

ボラティリティを使うメリット

トレーダーは、ボラティリティの大きい時はロットを小さくしたりポジション保持時間を短くしたりして調整をします。

その為、誰でも使えるような「ボラティリティ指標」が必要です。
⇒ボラティリティを意識してチャートを見ていれば高値摘みや安値追いも防げます。

※「今って値動きが大きいのかな?」という意識なしにトレードをすると、損失の予想が全くできず一瞬で損切りになったりします。

急にボラティリティが高まって上昇した後は「チャートの行き過ぎた高値かもしれない」と判断できます。

こんな見方をすれば高値掴みも安値追いもしなくて済みます。
※そのままもっと上昇するパターンももちろんありますが、そうなると予測するには別のテクニカルやファンダメンタルが必要です。
例えば「ボリンジャーバンド」などです。

危険だけでなく程よいボラティリティを見つければ成功しやすいトレードになります。

ボラティリティはありすぎもなさすぎも危険です。

ボラティリティを知ることでトレードの質を高めることができます。

ポイント
・ボラティリティでトレードの失敗を防げる
・ボラティリティを見れば成功トレードに一歩近づける

※アービトラージは禁止する海外業者もあるので注意
『アービトラージがわからない?わかるようにします!禁止業者とできる業者』

ボラティリティを使うデメリット

ボラティリティを使うことにデメリットはありません。

でも、間違った使い方をしたり過信しすぎたりすれば使うことでトレードが失敗しやすいですからデメリットになりえます。

※ボラティリティを間違って使う⇒「ボラティリティが大きいのに注意を怠る」ことです。
こうなると失敗して「ボラティリティのせいで損失が出た」ということになってしまいます。

基本の使い方を素直にするだけで無駄なトレードをしなくて済みます。

最近、ボラティリティが大きな銘柄といえば「暗号通貨(仮想通貨)」です。
資金管理をちゃんとした上で勇気を出して売買してたくさん稼げた人もいると思います。
これはボラティリティのメリットではありますが失敗すると怖そうです。

ボラティリティにはこんな二面性があるので多くのトレーダーが惹きつけられます。

ポイント
ボラティリティが大きいときは儲かりそうだから魅力的だが、ロットを大きく張りすぎないことやストップ注文を忘れないようにすること!

※仮想通貨(暗号通貨)をトレードできる大手海外業者はこちら

ボラティリティを見るのはこんなテクニカル指標です「ATR」「Volumes」

では、どんな指標なのでしょうか。
それは「ATR」「Volumes」です。

その前に「使わないボラティリティ」を挙げておきますが、これらは標準偏差を使ったりして難しい計算をします。
※オプションのトレードで使われる「ヒストリカル・ボラティリティ」と「インプライド・ボラティリティ」は海外FXではあまり使いませんので安心してください。

海外FXでは、それよりもインジケーターの「ATR」で価格の変動幅を使います。

その方が他のテクニカル分析と合わせて使いやすいことが多いです。

用語
【ATR】1本のローソク足の「高値」「安値」「終値」前のローソク足と比べることで導き出すものなので、主に「引き算」を使います。

つまり、単純な比較なので素直にチャートの幅がわかり迷わないです。

ATRがどうしても苦手な方にも救済インジケーターがあります。
見た目がわかりやすいボリンジャーバンドでもボラティリティを見ることができます。

ポイント
FXのチャート分析で使うボラティリティ指標は、決して難しくない

※強制ロスカットを防ぎ資金管理するボリンジャーバンドとATRの使い方
『【資金管理の手順】FXで家計簿が神レベルなワケとは?』

※ボリンジャーバンドにはこんな手法も
『【FXはオワコン?】方向感のない相場で勝つ3つのストラテジー』

※ATRの説明
ATRインジケーターの計算方法や使い方を解説(IG証券)

ボラティリティが大きいのは危険なのか?

あるところでは「ボラティリティは相場の危険度を示す」という説明をしています。

※【価格変動リスク】とも呼ばれます。

相場が荒れて「銘柄の価格がさっきまで100円だったのに5分もたたないうちに1000円になってしまった」といった際にもボラティリティが大きいといいます。
これは確かにトレーダーにとって危険です。

※VIX指数がこの考え方から作られています。VIX指数(SMBC日興証券)

VIX指数の意味は学問的には「危険を示す」で良いらしいですが、FXや暗号通貨のテクニカル分析ではあまりいう人がいません。

ただし、意外なニュースが出て普段と比べてあまりにもボラティリティが大きければトレードの危険性が高まって損切が大きくなるのは本当なので考え方として知っておくのはいいでしょう。

最近だとコロナ過が始まったころの原油価格の例があり、2020年に急落しすぎて価格がマイナスになった瞬間がありました。
このときはボラティリティも最大クラスになりました。

もしそんな時に、いつも通りにCFDの売買をしていたらどうなっていたかわからないです。
また、もし原油CFDをロングしていたら強制ロスカットも免れないような出来事でした。

そして、記憶に新しい2022年に急上昇したドル/円のボラティリティも大きかったといえます。

ポイント
・ボラティリティは市場の危険度を教えてくれることがある
・VIX指数はたまに見ると良い

NY原油価格、史上初のマイナス 新型ウイルスで供給過剰(BBCニュース)

ボラティリティと出来高との関係

出来高とボラティリティは相関関係にあるといっていいほど関係します。

出来高の意味は「ある期間のあいだに成立した売買の数や価格」です。

ちゃんとトレードが成立すると出来高としてカウントされるということです。
ただし、株式や商品と違いFXは通貨なので数え方が違います。

MT4/MT5で「出来高」というインジケーター⇒それを測っているのはティックの更新回数でこれは価格が変化した回数のことです。

「価格が変化したんだから売買が成立したってことだよね」とみなして、これを出来高として使っているというわけです。

海外FXで使われるプラットフォームMT4/MT5では、「Volumes」というインジケーターが最初から備わっています。
これでティック更新回数つまり出来高を見ることができます。

※出来高が増えたときは「グリーンの棒」「減った時は赤い棒」で示されます。

出来高が大きいということは、その銘柄に流れる資金が大きいことになります。
ということは、一度に動く値幅も大きくなるのです。

一般に出来高が増え始めると市場参加者が集まってきたという意味になるので、その後しばらくしてボラティリティが大きくなる可能性が高まります。

例外はいつでもありますが、「出来高が大きくなれば流動性があり値動きもある」と考えておきましょう。

ポイント
・MT4/MT5の「Volumes」は、ティック更新回数とういものをグラフにしている
・これは出来高とほぼ同じと思っておけば良い
・Volumesで見る出来高はボラティリティと関係が深い

下の表にトレーダーがどんな時にどう動くかをまとめてみました。
この表で出来高とボラティリティをどう使えばいいかがわかります。
トレードの際の立ち回りの参考にしてください。

ボラティリティと出来高の関係とトレーダーの平均的な立ち回り

出来高小出来高大
ボラティリティ大銘柄への注文が過疎状態で、値が飛んで値幅が広がった可能性がある(安易なトレードは危険)活発な売買が行われている市場で、売りも買いも充分あり、テクニカル分析もしやすい(トレードしやすい)
ボラティリティ小売買が少なければ値動きもないという、誰も市場にいないような状態(トレードで利益を出しにくく、休んだ方が得なほど)出来高があるのに値動きがない状態で、同じ価格で売買が繰り返されている可能性がある(売り手と買い手の綱引きが続いているので、そのままだとトレードしにくい。そのかわり、その均衡が破れた時には大きな値動きが期待できる)

※値が飛ぶというのは、ローソク足でいうと窓ができるような場面で、急激な値動きをいいます。

ポイント
・出来高が増えたあとボラティリティが大きくなりやすい
・双方が大きいときはトレードしやすい

ボラティリティと注文数との関係

ボラティリティと注文数の関係も面白いです。
※これは少し中級者向けの豆知識ですので苦手な方は読み飛ばしてください。

最近、人気のテクニカル指標で「注文数」「オーダーブック」というのがあります。

売買注文のボリュームが見られるものでトレード計画の役に立ちます。

例えば、買い注文が多ければ下がりにくいだろうとなります。
現在価格よりも上に売り注文が多ければ上がりにくいどころか、その価格まで上がってもすぐ下がってしまうだろうと予想できます。

ボラティリティとの強い相関関係がないときが多いですが、出来高と同じように注文数が多ければその銘柄に人と資金が集まってきているという意味になります。

なので、お互いを補完するような指標となりえます。

注文数を見られる海外FXはどこ?

※「注文」というものは約定しないこともあります。約定した結果を示す「出来高」とはちょっとだけ数値が変わります。
※FXでも「見せ板」に相当するものがあるので注文数だけを見ると失敗します。

とはいえ、やっぱり見たいですよね!

「みんな買いたがっているみたい?」等の情報はトレードにすごく役立ちます。

プラットフォームのcTraderには「DoM」というメニューがあり、これが注文状況を見せてくれます。

「DoM」はさらに3つに分かれていますが、普通は「標準DoM」を見ていれば大丈夫です。
左側の赤い棒が売り注文の多さ、右側の緑の棒が買い注文の多さです。

「売り注文が増えてきたからロングはやめよう」というシンプルな考えで使えます。

「今の価格の上にばかり買い注文が入っている。上がるかもしれない」
「今の価格の下にばかり売り注文が入っている。ロングの人のストップロスが積み重なっているだろうから、下で待とう」のように使うこともできます。

これに加えて、ボラティリティも意識しながら使うと自信に裏付けされたエントリーができます。

例えば、「注文が多いのにボラティリティが低いから後で急に動くかも」のように予想に使えます。

ポイント
・注文と約定の数値は違う
・いずれもボラティリティと同時に考察することで、自分の次のポジションを決めやすい

cTraderが使える業者で、おすすめは以下になります。

『Tradeview(トレードビュー)の評判ってどう?CTraderがイイねの秘密』
『MYFXマーケッツ(MYFX Markets)の評判ってどう?ぶっちゃけ海外業者5位くらい』

簡単にボラティリティを見るためのMT4/MT5インジケーター8種

「ボラティリティを見るのはこんなテクニカル指標です」で書いたように・・

海外FXやCFDでボラティリティを分析するなら、ATRのようなインジケーターのほうが使いやすいです。

一覧には使いやすくておすすめのインジケーターを並べました。
その下には、あまり使わないかもしれないものも書いておきました。
実は探せば無限にあるのです。

もし探したくなったら、「ローソク足を上下で包んでいるような形のインジケーター」を探してみましょう。
これなら、ボラティリティを測っているものの可能性が高いです。

ポイント
・トレードで使うのはATRとVolumeの組み合わせでOK
・もっと多くのインジケーターを知りたい人はここから後を読もう

ボラティリティを見るインジケーター

ここからはボラティリティを見るインジケーターですが、ここにあるインジケーターのどれか一つを選んで使ってもOKです。
ただし、相方として必ず「Volume」のように出来高を示すインジケーターを併用しましょう。

インジケーター意味使い方使えるプラットフォーム
ATR4本値を比べることで値幅の変化を示すボラティリティとして使うMT4/MT5、cTrader、iForexオリジナル、その他ほとんどのプラットフォーム
ボリンジャーバンド価格がどれだけ上下に散らばっているかを標準偏差で示すトレンドを見ることもでき、同時にボラティリティとして判断できるMT4/MT5、cTrader、iForexオリジナル、その他ほとんどのプラットフォーム

※4本値:「始値」「高値」「安値」「終値」の4つの値

ATRとボリンジャーバンドは、大きく開いていれば「この後も安定しなくて危険かもしれない」と未来をある程度予想させてくれます。

これは、単に過去の高値安値にラインを引くだけではわからないことです。
そういう点で、ボラティリティが気になるときには便利なインジケーターです。

その他インジケーターと指標

ボラティリティと厳密に言えないかもしれないけれど、値幅に着目して値を求めているインジケーターも含め値幅の変化を示すものをあげておきます。

  • DC:ドンチャンチャネル。
    またはハイローバンドなどと呼ばれます。
    過去の高値や安値を水平ラインで描き出してくれます。
    値幅ではありますが、過去のことしかわかりません。
  • KC:ケルトナーチャネルといいます。
    ATRから生まれたボリンジャーバンドのようなもの。
    値幅の変化をあらわします。
    たしかにボラティリティを示してくれますが、多くの人は見た目で使いにくいと感じます。
    それにMT4/MT5に標準ではないので馴染みにくいです。
  • VIX:よく見る”VIX指数”を出す指標です。
    MT4/MT5にもcTraderにもありません。
  • HVとIV:ヒストリカル・ボラティリティとインプライド・ボラティリティ。
    これらを出すインジケーターも世の中にはあります。
    MT4/MT5の標準にはありません。
    海外FXではめったに使いません。
  • RVI:MT5に標準装備。
    オシレーターのウインドウに表示されます。
    終値と始値を比べることで値幅の変化をあらわします。
    どちらかというと、トレンド把握に使うことが多いです。
  • DMI:ADXが主な要素なので「ADX」と呼ばれることもあります。
    DMIは以下の要素からできています。
    +DI、-DI、ADX。
    どちらかというと、トレンドの強弱がはっきりわかるので
    ブレイク待ちやトレンドフォローに使うインジケーターです。
    ボラティリティ分析にはあまり使いません。
    ただし見慣れるとトレード用には使いやすいです。
    ほとんどのプラットフォームにあります。
    MT4/MT5では「ADX」と表示されるのでちょっとややこしいですが、
    使い方は同じです。

※ADXとDMIについて詳しくはこちら
再注目のADXインジケーターはDMIの仲間です【MT4/MT5設定あり】

以上、インジケーターを色々紹介しました。

ボラティリティの他に、出来高やオーダー数を出してトレードすれば無駄のないポジションを持つことができます。

ポイント
・多彩なインジケーターや指標があり、使いやすいものを選べる
・初心者はATRがおすすめ

※おすすめ業者とMT4の使い方!

『【厳選10選】現役トレーダーによるおすすめ海外FX業者ランキング』

『【完全版】MT4(メタトレーダー4)のダウンロード・インストール方法』

『なぜMT4は海外FXの方が有利なの?→国内の制限がないから』

※MT4/MT5の外部インジケーター
「Volatility」や「 Volatilityなんとか」という名前で誰かが作っているようなインジケーターもあります。
無料で配られるものもありますが充分気を付けて使いましょう。

この外部インジケーターの記事で入手方法を確認して入手しましょう。
『【無料】おすすめの外部インディケータ3つを画像付き解説!【怪しくないの限定】』

ボラティリティをトレードで使うには

一番使うのがトレード前の相場状況の把握です。

2020年の原油の例でもわかるように、ボラティリティが急に変化すれば「何か特別なことが起きているかもしれない」と警戒することができます。

ここでは、ATRとボリンジャーバンドを表示させて使う手法をご紹介します。

※見づらいので消してありますが、トレード前にはVolumeも表示させて状況を見てください。出来高がないときのトレードはおすすめしません。
※ここで紹介するトレードは順張り(上がっているときは買い、下がっているときは売り)を基本にしています。

トレード前の相場確認で使う

トレードをする前には「その銘柄が最近どうだったのか?」が気になります。
日足や週足という長いスパンでボラティリティを見ると、急に変化していればすぐわかります。

「最近広がりすぎているからチャンスが多そうだけど慎重にトレードしよう」などと判断します。

ボリンジャーバンドでトレード

特に理由がなければ、ボリンジャーバンドは【2σ】を見ます。

右上がりになっているか下がっているかもわかるので、それを見た後にエクスパンションが起きているかスクイーズになっているか見ます。

エクスパンションが起きているときは、ボラティリティが上がったときです。

※ボリンジャーバンドとは?裏技もこちら
ボリンジャーバンドで勝つ!【MT4/MT5設定と裏技手法解説付き】

ATRでトレード

これはライン1本なので簡単に見ることができますし、ラインが上の方ならボラティリティが大きいです。
気を付けるのは縦軸のスケールで、これは時間足や銘柄で全く違います。

同じ条件で過去と比べてみて、数値がすごく変わっていたら要注意です。

それ以外は「上のほうだからボラティリティが大きい」と判断すれば良いです。

※【物足りなかった人はこちら】ATRの進化系はこれ!
再注目のADXインジケーターはDMIの仲間です【MT4/MT5設定あり】

エントリーで使う

エントリーとイグジットを決めるのは「ボリンジャーバンド」が適しています。

例として、ボリンジャーバンドがスクイーズのときに次のエクスパンションを想定して上側か下側に指値をするような手法はブレイクアウト狙いとしても有名です。

イグジットで使う

一番簡単なイグジットの決め方はボリンジャーバンドの幅を使う方法です。

これが狭くなり始めたときにイグジットします。
これは、「ボラティリティが縮小してきたらやめてしまう」というシンプルな決め方です。

シンプルですが、相場に旨味がなくなったら撤退するという立ち回りは古くから優秀な投資家が行っている賢い方法です。

以上は一例ですが、ぜひ今後のトレードに応用していってくださいね。

相場の癖や人気銘柄はいつも変動しますが、ボラティリティの大切さはずっと変わりません。

※エントリーやイグジットはこんな手法もあります。
ボラティリティを使うヒントにしてください。

『【計算一切なし!】移動平均線で「損切り」「利益確定」「エントリー」を1度に決める』

『【スキャルピング派必見!】エントリーポイントの見つけ方』

『【注意点】海外FXで資金を溶かさない対策法とは?』

スキャルピングで使う

スキャルピングは、正直ボラティリティの大きな相場でないとやる気が失せてしまいます。

もちろん、NDD方式の海外FXなら素早く低スプレッドでのスキャルピングが出来て利益をどんどん追っていけます。

しかし、ボラティリティの大きな相場はリスクをはらんでもいます。

大きな矛盾ですが、ボラティリティが高い相場であってもトレンドラインやオシレーターを使って勝率を高めることができます。

デモでしっかり練習して是非挑戦してみましょう。

※スキャルピングにおすすめな業者
【厳選3業者】スキャルピングやるトレーダーにおすすめはここ!

※トレンドラインの引き方
【ふり幅で勝つ!】トレンドラインの引き方と手法

ボラティリティはどの時間足で見ればいい?

使っている時間足にATRなどを表示させパラメーターは初期設定「14」で見ます。

そうすれば、どの銘柄でも使えます。

スキャルピングやデイトレードのときは、トレードの前に日足のボラティリティも見ておけば「ここ数日のボラティリティ」を確認できて立ち回りしやすくなります。

VIX指数を見たい場合もこのようなタイミングで見ます。

※スキャルピングとデイトレードの違いや注意点はここでチェック

『【あきらめるのはまだ早い!】トレードを1年単位で計画する利点と方法』

『海外fx口座を選んでスキャルピングテクニック8パターンをマスターする!』

『スキャルピングと中長期トレードで【ブレイクアウト】を使おう』

『【負けても安心!】実は海外FXのスキャルピングは負けた時のリスクが小さいわけとは?』

ボラティリティを読み解く他のヒント【中級者以上が着目!】

他にトレードに役立ちそうなヒントを挙げておくので、是非参考にしてください。

ファンダメンタルとボラティリティ

経済指標のあるときなど、ファンダメンタル特有の値動きがあります。

どうなるかというと、「事前に予想されていない結果が出るとボラティリティは広がりやすい」です。
普段から経済指標の結果を見ておく習慣にすると良いですよ。

また、何等かの事件があればボラティリティは大きくなるのでわかりやすいです。

決まった経済指標や各国の金融スケジュールなどファンダメンタル要因についても知っておくと便利です。

※ファンダメンタル分析はここでチェック

『【ファンダメンタルで海外fx】そもそもを知ればヘッドラインを読みこなせる!』

『【ファンダメンタルズ!】勝率を上げるための5つの指標とは?』

テクニカルとボラティリティ

こまめにインジケーターでボラティリティを確認するようにするのがおすすめです。

インジケーターを使ってボラティリティを確認するのがテクニカル分析です。

ATRの使い方でも少し書きましたが、時間足が違えば基準になるボラティリティも変わってきます。
スキャルピングをしたいのに20年間の月足ばかり見ても仕方ないということです。

銘柄によっても値動きや値幅は全然違うので、そこをしっかりわかったうえでチャートを見ましょう。

見分けるには、気になる銘柄のチャートとインジケーターを見比べるとわかってきます。
「通貨のようにちまちま動く銘柄、ドカンドカンと上下に動く銘柄」といった違いです。

こういった違いも値動きの強さ(幅)を知らせてくれるATRやボリンジャーバンドを見ればよくわかります。

また、同じ銘柄でも季節や24時間のうちの朝か夜かで違ってきますのでこういったことも見ておくとなお良いです。
落ち着いている期間を仮に「平常時」と決めておいて比べるとすごくやりやすくなりますよ!

ポイント
銘柄ごとに普段のボラティリティが違う
・同じ銘柄も、必ず通常時のボラティリティと比べよう

主な銘柄のボラティリティの特徴

通貨

人気のある主要通貨は出来高やオーダー数は多いのですが、速い速度で価格の収れんが起きます。

つまり、どの価格でも売りたい人と買いたい人がいっぱい居るので値が飛ばないです。
となると、値幅の意味でのボラティリティは小さくなります。

それなのに、意外とトレードしやすいのは値が飛ばず無駄な損切りが必要ないからです。

不人気通貨はこの逆のことが起きて、トレードににくくなります。

あとは、経済指標などでボラティリティが変わることに気を付けてトレードしましょう。

商品

トウモロコシと原油では性格が全く違いますし、季節によって売買が活発でないときがあります。
ゴールドは作物ではないのにやはり季節性があります。

ここでは詳しく書きませんが、季節によってボラティリティが変わることを覚えておくといいです。

暗号通貨

一時の流行は収まりましたが、まだまだボラティリティが過剰に拡大することがあります。

タイミングをとらえればトレードチャンスがありそうです。

※通貨だけでなく、商品(ゴールドやパラジウム)も暗号通貨もできる業者は?
TITAN FX(タイタンFX)の評判ってどう?モットーが「丸出し」とは?

iFOREX(アイフォレックス)の評判ってどう?【体験談】14メリットと10デメリット

まとめ

ここまで、トレードでボラティリティを意識するだけで成績がアップしそうなことを並べてみました。

書いてあるままやみくもにトレードすると負けてしまうので、一項目だけでもいいのでご自身の考えと組み合わせて戦略を立てて実践してみてください。

(テストは必ずデモトレードで)

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