海外FXのゼロカットとは？
追証なしで借金のリスクを回避できる仕組みです。
今回はこのゼロカットを解説します。
ゼロカットのメリット・デメリットや、おすすめの海外FX業者の説明もするので読んでくださいね。
ハイレバレッジ取引を安全に活用するためにはゼロカットの理解は必須です！
もくじ
海外FXのゼロカットとは？
海外FXを利用する上で、多くのトレーダーが注目するのが「ゼロカットシステム」です。
これは、相場が急変した際に口座残高がマイナスになった場合でも、FX業者がその損失を補填し、トレーダーが追加で借金を負わなくて済む仕組みです。
ゼロカットの仕組みやメリット・デメリットもあとで詳しく解説します。
業者別の特徴やおすすめ戦略は「ゼロカットがある海外FX業者5社」「ゼロカットを使う【取引スタイルで業者を選ぶには】」に書きました。
※海外FX業者の代表的存在・XMの解説も読んでおいてくださいね
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ゼロカットの仕組み
ゼロカットシステムは、主に海外FX業者が採用している「追証なし」の仕組みです。
相場が大きく動いて証拠金以上の損失が発生した場合、通常国内FXは追加証拠金（追証）が必要になります。
しかし、ゼロカットがあると、FX業者がそのマイナス分をリセットし、口座残高をゼロに戻してくれます。
その際に手数料などは一切かかりません。
文字通り、口座のマイナスをゼロにしてくれるのです。
証拠金：自己資金より大きい投資をしたいときの借金のために口座に入れておくお金で、初心者は「口座に入っているお金と同額」と思っていても大丈夫
ゼロカット：業者がポジションを強制的に約定させて口座残高をマイナスからゼロに戻すことから、こう呼ばれる
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ゼロカットになる取引の例
口座に10万円用意してトレードをはじめたとして、ゼロカットになるまでの流れをみてみましょう。
- 口座残高：10万円
- 相場急変で損失：-15万円
- ゼロカット適用後の残高：0円（借金なし）
このように、トレーダーは自己資金以上の損失を負うリスクを回避できます。
先輩トレーダーの失敗談から
先輩トレーダーも国内FXで借金を背負って大変だった話をよくしていました。
海外FXのトレーダーはXでは、インプレゾンビさんを除けばゼロカットがあって助かったという話題ばかりです。
個人的な体験としては、うっかりポジションを持ったまま寝てしまったときに相場が急変、朝起きてXMにログインをしたら、ゼロカットをしてくれていました。
その瞬間は泣けましたが、これが国内FXだったらと思うとぞっとします。
もちろん、そうなる前に指値・逆指値を毎回きちんとすることが大前提です。
しかしいくら気を付けていても、元銀行のディーラーをしていたような先輩トレーダーでも、うっかりはあるのです。
「ロンドンFX」の著書でも有名な松崎美子さんも、そんな失敗から立ち直って今があるとよくおっしゃっています。
このときはゼロカットシステムはなかったらしく、大きな損失を出したというお話をよくされています。
トレーダーを助けてくれる強力なシステムとして、海外FXのゼロカットを有効に使うのが賢いといえるでしょう。
ポジション：ポジションは英語で「立場」のことで、売買をしてまだ利益確定していない状態のこと。持っているポジションを利益確定や損失確定すると「ポジションの解消」という
※相場の変化はある程度カレンダー通りだったりします
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ゼロカットのメリット
１．借金のリスクがない
国内FXでは、大きな損失を出した場合に追証が発生し、追加で入金しなければなりません。
しかし、ゼロカットがある海外FXでは、最大損失は口座残高までとなります。
それ以上の負担をする必要がありません。
※口座残高とは証拠金のことです。
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２．ハイレバレッジとの相性が良い
海外FXはレバレッジが高く、100倍～1000倍といった倍率で取引できます。
レバレッジが高いと少額でも大きな取引が可能ですが、逆に損失も大きくなります。
しかし、ゼロカットがあるため、借金のリスクなしにハイレバレッジの取引が可能です。
※レバレッジと資金の関係もがんばって考えよう
【損失拡大を防ぐ】実行レバレッジの出し方使い方
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３．短期間での大きな利益を狙いやすい
ゼロカットがあることで、リスク管理の方法が柔軟になります。
小資金からでも短期間で大きな利益を狙うことができます。
※リスクってなに？という方はこちらを読んでおきましょう。
【資金管理の手順】FXで家計簿が神レベルなワケとは？
【海外FXで貴金属取引】初心者向けリスクとリターンを解説
【負けても安心！】実は海外FXのスキャルピングは負けた時のリスクが小さいわけとは？
ゼロカットのデメリット
１．スプレッドや手数料が高め
ゼロカットを提供する業者は、そのコストをカバーするために、スプレッドを広げたり手数料を高く設定していることがあります。
とはいえ広いと不満が多かったXMもスプレッドを極端に狭くして国内なみにしています。
スプレッドが気になる人は、スプレッドの狭い口座タイプを選んで取引しましょう。
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２．全ての業者が確実に適用するとは限らない
一部の業者では、ゼロカットを適用する条件が厳しく、極端な相場変動時には適用されない場合があります。
そのため、ゼロカットが本当に適用されるかどうか、事前に利用規約を確認することが重要です。
人気があり、長い間運営しているXMなどの業者を使った経験からすると、一度もおかしな価格でゼロカットされたことはありませんでした。
Titan FXもiFOREXもBigbossも同じように、不正なゼロカットをされたことはなかったです。
人によってはすごくスプレッドが開いて、まるでストップ狩りのようだったという話も聞きます。
わざとなのか、相場が荒れすぎていたのかはわかりません。
これは「資金管理」といわれるものです。
検索するといろいろ出てきますが、わかりにくいですよね。
家計簿にたとえて簡単に資金管理のコツをお話した記事もあるので、ぜひ読んでみてください。
● スプレッドは広がる前提で、口座に入れるお金は万一無くなっても良い額を
３．ハイレバレッジに頼りすぎると危険
ゼロカットがあるからといって無謀なトレードを繰り返すと、資金をすぐに失ってしまうリスクもあります。
適切なリスク管理が必要です。
リスク、資金の管理について過去の記事もしっかり読んでおいてくださいね。
【負けても安心！】実は海外FXのスキャルピングは負けた時のリスクが小さいわけとは？
ゼロカットがある海外FX業者5社
ゼロカットを提供している代表的な海外FX業者で、経験上あるていど使いやすいと思うところです。
超おすすめ業者はこちらの2社
最初に超おすすめの2社を書いておくとこうなります。
まだまだ初心者の間は不安ばかりだと思います。
最初に口座開設してみたいなら見てみてください。
それぞれの解説はこの下を読んでくださいね。
XM Trading
ゼロカット保証
スプレッドが国内FXレベルの極（きわみ）口座があります。
ゼロカットの体験をしたいならこの口座を使ってみましょう。
口座開設した後にいつでも選ぶことができます。
Exness
ゼロカット適用
この業者もゼロカットが適用されます。
後で解説しますが「ロスカットレベル」も口座残高0で、これが嬉しい特徴です。
他の業者にないレバレッジ無制限のサービスも楽しいです。
iFOEX
ゼロカット適用
MT4/MT5ではなく独自の取引プラットフォームを提供しているiFOREXは、MT4/MT5がまだわからない人にもおすすめです。
ログインすればすぐにトレードできるようになっています。
TitanFX
ゼロカット保証
安心感があり使いやすいので好きな業者です。
初心者から見るとハイレベルに見えますが、カスタマーサービスも日本語でとても親切なので口座を持っていて損はないところです。
ゼロカットシステムで一度すごく助かったことがあって、ミスの反省もしつつ、永く使おうと思っています。
FBS
ゼロカットあり
レバレッジの最大が3000倍で、面白い業者です。
ほかと比べると日本語表示が使いにくかったりして、最近は使っていません。
コンテストはTitan FXなどでも開催していますが、ここもよくやっています。
日本人トレーダーが少なそうなので、コンテストでは有利かもしれませんね。
この記事を書いたのをきっかけにまた使ってみたくなりました。
● 人気と歴史のあるところなら100％ゼロカットシステムを採用で安心
ゼロカットを使う【取引スタイルで業者を選ぶには？】
ゼロカットに注目して海外FX業者を選ぶなら、こんなことに気を付けてくださいね。
ゼロカットに頼りすぎも注意しましょう。
- スキャルピング
- 中長期
- スワップ取り
この3つを解説します。
スキャルピング派
スキャルピングとは、秒～数分という短時間でトレードが終わるスタイルです。
スプレッドが狭く約定力が優れた業者を選びましょう。
業者を選んだら特にスプレッドが狭い口座タイプを選びましょう。
次のような口座タイプが特におすすめです。
XM Trading【極口座】
初心者に最初に作って欲しいXM口座ですが、スプレッドが長年高いと不評でした。
今は極口座を使えば狭いスプレッドでトレードできます。
約定力もなかなかのものです。
相場が極端に不安定なとき以外は、気持ちよくスキャルピングすることができます。
XMには【Zero口座】もあり、極よりもスプレッドはすごく狭いです。
そのかわり手数料がかかるので、上達してから使っても遅くはありません。
Titan FX【Zeroスタンダード口座】
初心者にもやさしい通常口座なのにスプレッドがとても狭いです。
手数料はありません。使いやすいです。
少しスプレッドが広がってもいいならスキャルピングの練習をしてみるのも良いと思います。
【Zeroブレード口座】
ほんとうにスキャルピングしやすくてストレスをほぼ感じませんでした。
ただし手数料がかかります。
中長期トレード派
今回紹介した海外FX業者はすべて使えます。
中長期のトレードはスイングトレードともいい、4時間足などを見て大きな波の上下をとっていくスタイルです。
XM Trading、Titan FX、iFOREXはやはりおすすめです。
BigBOSSも最近はすごく面白いので、個人的にはよく使っています。
スイングトレードをするなら、口座にちょっとゆとりのある金額を入れておくと良いです。
スキャルピングよりも長い間ポジションを持っていることになる
口座タイプは手数料のない普通のタイプで充分です。
XMやTitan FXのマイクロ口座は1000通貨からトレードできるので、最初から高額の取引は怖いというときに便利です。
通貨ペアもなんでも良いですが、やはり世界の市場でよく取引されている通貨ペアが良いでしょう。
スワップ取り派
どの業者でも使えます。
スワップは＋のポジションを持っているときに、翌日の朝などにもらえる利息です。
難しい事は特集記事に譲りますが、スイングトレードよりも長い間ポジションを持ち続けるものです。
通貨ペアは、金利の大きいものと小さいものの組み合わせがベストです。
【重要：ゼロカットとロスカットの違い】
実は海外FXにはゼロカットシステムと同時に「ロスカットシステム」があります。
「ロスカットシステム」はそんなに荒れていない相場で働き、口座資金（証拠金）が20％まで減ったときに自動でポジションを閉じるものです。
通常はゼロカットよりも先に発動するので「ゼロカットになるまでほうっておけばいいや」などと思っているとロスカットになってしまうかもしれません。
間違えるとわけがわからなくなるので、最後に整理しておきます。
ロスカット
トレーダーの資金を守るために、ある程度の損失で強制的にポジションを閉じてくれる救済策です。
そのかわり、ほとんどの業者は20％残してポジションを閉じるのでトレーダーの予定が狂い、思っていなかった損失となりえます。
この20％のことを「ロスカットレベル」と呼びます。
ゼロカット
ロスカットすら間に合わないようなひどい値動きのときに発動してくれます。
このおかげでトレーダーは借金を背負わなくて済みます。
まとめ
海外FXのゼロカットシステムは、追証なしで借金リスクを回避できるため、多くのトレーダーにとって魅力的な仕組みです。
しかし、ゼロカットがあるからといって無計画なトレードをすると資金を失う可能性もあるため、リスク管理をしっかり行うことが重要です。
海外FXを活用する際には、ゼロカットの仕組みを正しく理解し、自分に合った業者を選びましょう！
